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Artとしての精油
アロマ、エッセンシャルオイル、精油。
まだまだメジャーとは言えないものの、認知は広がり、なんとなく知っている、使っている、学んでいる、アロマセラピストをやっている、みたいな方は年々増えているのかなと思います。
アロマセラピストとしてアロマを使ったマッサージをされている方も多いですが、精油のブレンドをして香りを作っている方も(もちろん両方されている方も)すごく多い、とは言いませんがそれなりにいらっしゃいます。
そんなもうすでに様々な精油の香りアイテム、アロマスプレーなどの商品が世の中に多々あるなかで、私がやる意味ってあるのかな?と考えてしまうこともしばしば。
この問いの一番の答えとしては、なにはともあれ、
わたし自身がこれをやりたい、と思っていること。
それから、二番目の答えとしては、
精油調香はデザインでありアートであるということ。
画家の方が、作曲家の方が、歌手の方が、何人も何人もいて
その方々の作品がいくつもいくつもあるのと同じように、
精油のブレンダーが何人いても、ブレンドもいくつあってもいいし、
むしろあるからこそいいんだ、と思ったんです。
これはこの話に限らず、結局はなんにでも言えるのかな、と思います。同じようなことをやっていても、人が異なればそこから出てくるものは必ず同じではないはず。だから真似ではなくて(はじめはそうであったとしても)、自分なりのやり方を見つけていく、言葉を出していく、みたいなことで意味が生まれてきますよね。
世の中に何をどう表現したいのか
精油のブレンドに関しては、ちょっと色が違うくらいの同じような液体だからわかりにくいけれど、100人いたら100の異なる香りが生まれます。
2つとして同じ香りはできない、と思います。
そしてすべての人に良い、好き、と思ってもらえる香りを作ることもなかなかできない。香りにも、音楽や絵画や洋服のように、人それぞれの好き嫌い、好みがあるから。しかもそれは、より本能的な感覚で。
つまり、香りを作るということは、私自身のひとつの表現方法であり、アーティストとしての表現活動であり、
四隅大輔さんの「人は誰もがアーティスト」という言葉が好きです。人間=アーティスト、個性・自分らしさ=芸術。
万人に好まれる必要もなく、その表現に共感してくれる人、好きだと言ってくれる人のもとに届くといいなぁ。
だからこそ、中途半端に作るものではなく、私が心から本当にいいと思うものを、納得した香りを、作りたい。と日々試作を繰り返しています。。