NFTをふたりの日記代わりにしてみる。
東京に暮らす26歳男性社会人。
初めて、NFTってやつを販売してみました。
■HaruMau Rabbit
https://opensea.io/ja/collection/harumau-rabbit
よく分からない英語を奮闘しながら、時間をかけてサイトを理解して、NFTを学んで、販売までしてみたところ、素晴らしいタイミングでOpensea(販売サイト)が日本語対応になったというオチ。
イーサリアムって何よ。暗号資産とは…?へ…?
みたいな状態から勉強を始めて、まぁ、よく分かってないけど、とにかくやってみれば何か分かることもあるだろうと思い、イーサリアムをゲット。
NFTを買って、先行者利益で儲かりますか、ぐへへへへ(ただし全く理解していない)なんてことを思っていたけれど、ふと、立ち止まって考えてみた。
NFTを扱うということは、いつ、誰が手にして、どんな価値になっているのか、それがデータとしても分かるようになるし、残っていくということ。
私が死んだとしても、その記録は残り続け、私の記録はそこに留まり続ける。
(いつかNFTが飽和状態になった時に、価値のないNFTは削除されていくのかもしれないが)
であれば、NFTというのは、そこに生きていた証として記録していくことに長けているのではないかと、素人ながらに思った。
1つのNFTに、その時その時の感情をこめて、残していけば、それってすごく私個人にとっては意味のある事じゃない?と。
それに価値を感じてもらえるかどうかなんて、正直どうでもよくて、NFTとして残していくことをしたい、そう考えて、HaruMau RabbitというNFTを作ってみることにした。
■私とパートナーのHaruのこと
私とHaruは、まだ、一緒に暮らしていない。
なかなか会える時間も少ない。
私は仕事をしていて、【一駅日記】でお分かりの通り、毎日ほぼ終電の日々。
Haruは国家試験の勉強をしていて、毎日実家で勉強漬けの日々。
だからお出かけはたまにしかできない。
さらに言えば仲の良いことに、お互い頭痛持ち。
夜はお電話をして過ごすよりも
お互いに「スマホ置いて早く寝て!!」の応酬。うん、仲良し。
そんな2人には、2人だけの特別なキャラクターがいる。
■Haruと私の思い出コレクション
大切なパートナーであるHaruは、いつもウサギの絵を描いてくれる。
そのウサギは、時にブロッコリーになったり、時にカリフラワーになったり。
私が「海に行きたい~~」って話をすると、そのウサギは水着姿になって浮き輪を抱きかかえていたりする。
「ラーメン食べたいね」って会話をすると、ウサギはいつの間にかラーメンになったりしている。
つまり私たち2人の間には、Haruが描くオリジナルのウサギさんがよく登場する。
私がトゲトゲして、Haruがなんて声を掛けようか悩んだとき、このウサギさんが代わりに私を励ましてくれたりもする。
ただの落書きじゃなくて、私たち2人を繋いでくれる大切なウサギさん。
色々な姿に形を変えるウサギさんを見返すだけで、その時何があったかを思い出すことができる。
だから、そのウサギさんは思い出にもなったり、日記にもなったり、スタンプのような立ち位置でもあったりするわけで。
そんな大切なウサギさんを、どこかに残してはいけないものだろうか。
そう考えたときに、知識の浅い私は「NFTだ!!」って思ったわけです。
安易。安直。浅はか。でもやってみる。
そして生まれたのが、このHaruMau Rabbitなのでした。
■この時代にこの年齢で生きている意味を問う
最近、私の関心事として、同時期に同じ景色を見ながら生きている他人の思考に興味がある。
よく音楽アーティストが言う「同じ時代に生まれてよかった」っていうやつ。
この得体のしれない鬱屈な日々を過ごしている、95年96年生まれの人たちは何を考えているんだろうかと、興味がある。
災害や、宗教に狂った人間による事件と同時に生まれた95年96年生まれの同世代は、いま、何を思う。
マウントを取り合いたいんじゃない、主義主張をぶつけ合いたいんじゃない。
何を見て、どの温度で、何を考えているんだ。教えてほしい。
そんなことを考えて、今を生きている意味を問いたいお年頃の私にとっては、生きる記録ができるNFTはうってつけだったのかもしれない。
私とHaruがその時、何を考えて、ウサギさんに想いを託していたのか。
私たちなりの日記が、NFT。
■NFTで何をしたいのよ
たくさんのアート作品やコレクションがNFTとして並ぶ2022年。
NFTのことなんて、全く分かりきっていないけれど、少しずつ1つ1つのNFTに対するストーリーに焦点が当たる日々が来る気がする。(知らんけど)
っていうか当たれ。
日本ではNFTなんて説明できる人のほうが多いし、
マーケットを見ていても、まだまだ先行者利益的な取組みや投資、記念品の側面が大きいとは思う。
がしかし、しかし。
どこに住んでいる
どんな人が
どんな思いで
どんな空気感をまとって
どんな景色を見ながら
このNFTを作成したのか。
そんな背景が少しずつ、意味を持ち始める時が来たらいいなと思っている。
せっかく記録できるんだもん。
インフルエンサーをもっとインフルエンサーにするための無機質なブロックチェーンじゃなくて、感情を残しておくブロックチェーンになってほしい。
あの人が描いた3Dイラストが5点限定でオークションで販売!!!もいいけど、
ただ、ただ生きてるだけの一般人が、その日の空気感を閉じ込めた1点だけの写真とか文字とかイラストとか。そういう物があふれる世界も私は好き。
価値があるか、ニーズがあるか、マーケットとしてどうかとか。
考えたらきりがないけど、そんなことを気にしないで生きてみたい。
それは仕事で考えてるから。ここではゆるくやってみたい。
なので、私たちのNFT。
販売しているといっても値段設定は適当です。
3/29がHaruの誕生日なので、だいたい、0.0329ETHとかで売ってます。
別にこだわりないです。。。
もっともっと、ゆるく、人の顔を見ながら生きて行きたい、っていうお話でした。
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