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ケンブリッジ大学の裏側 1

Hello, みろろんです。

イギリスに来てから1年とちょっと。それまで家庭教師、子供に日本語を教えるバイト、Kumonのバイト、中国のアンティーク家具のお店でバイトをしてきましたが、正規のフルタイムの仕事は初めての私。

約束通りハズには「3回回ってワン!」と言ってもらいました。笑 この記事はこちらで。


意気込みすぎて、すべてのバイトを辞めてから大学の仕事へ。日本だとどうしても副業、みたいになるので当時はフルタイムが見つかったんだからそこに専念しなきゃ、みたいな感じでした。(現在は2つ掛け持ち)

私の所属する学部生1年の面倒を見るPar 1Aは上司がJohn、同僚のPatでした。彼らは何年も一緒に仕事してきた仲間。そこに新人、さらに外国人の私が加わります。

実は私の前にこのポジションで働いていたのは中国人だったようです。会ったことはありませんが、ジャスミンという名前だったよう。ことあるごとにジャスミンはこうだったけど、あなたは・・・と言われることがありました。

どうも彼女はPat(女性です)とうまくいかなくて仕事を辞めたみたいでした。私は普通にしていたのに、ジャスミンとは違うね・・とか言われたり。

私は気にせずできることを一生懸命やりました。まあ、溶液を作ったりはできたのですが、問題はだれかが来た時の対応。会話が必要です。

また、学生のレポートをTA(Teaching assistant)が採点するのですが、その成績を入力するのを任されていたのでJohnは私に

「練習になるから、生徒の名前と点数を読み上げて。そしたらパソコンで入力するから」

と言われ、必死に名前を読みました。感覚的には半分くらいはイギリスっぽくない名前。発音のチェックもJohnがしてくれ、訂正してくれます。そして、この苗字はどこの国のもの、など、詳細を教えてくれるのです。もちろんもし手書きが読めればこんなことをせず直接入力できるのですが(これがまた読めないんです!)、英語力の向上になるから、と敢えて時間をとってくれました。当然Patは

「そこまでしなくても」

という顔。

イギリスはたくさん移民がいるので、苗字ではイギリス人か外国人か判断できません。イギリス人でもルーツがイタリアの場合、イタリアの苗字になります。そのあたりはアメリカと似ていると思います。

この苗字は北欧、東欧などといろいろ教えてもらいました。ただその人が”外国人””なのかは判断できません。そういったことも仕事をしながら覚えていきました。

また、Part 1Aは新入生を担当するので、白衣など必要なものも販売していました。私はレジ係で学生の相手を任されていました。中には日本人もいて、

「僕は3年前にきて、ここに来たのでまだイギリス人と立ち話ができないんですよ」

と話してくれる学生もいたり。(それなのに試験ではできる、ってことです)駐在の両親の都合で来られていてそのまま大学に自分だけイギリスに残る、という人がいることも初めて知りました。

マレーシアからの留学生からは

「私日本が大好きです。いつか日本に行きたいです。」

と私が日本人と分かった瞬間に親しみをもってくれたり。

インターナショナルな学生を裏目に、スタッフはほとんどローカルイギリス人。外国人の私は異色でした。




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