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サオジバリエーション【Saoji Sundari】


Saoji Sundariについて、以前も記事にしましたが、当時は僕はまだNagpurに行っておらず、現地に想いを馳せながら文献やレシピなどをしらみつぶしに探して作っていましたので、現地の味を知った今改めてご紹介させていただきます。

当時の記事はこちら↓



●Saoji Sundariとは?


山羊の小腸や肺などを具材にした料理です。
日本風に簡単に言うと、ホルモンのカレーですね。
(羊小腸がなかなか手に入らないので、当店では小腸のみ豚で代用しています。)

スンダリという言葉は美しい女性を指す言葉らしいのですが、何故この料理にこの名前がついているのかという由来には、未だ辿り着いておりません。
ハルバコシュティ(Halba Koshti)という、インドのはた織り職人たちのコミュニティによるこの伝統料理は、マトンやチキンなどのお肉料理がよく食べられ、特に山羊は肉以外でも内臓、足首肉、脳みそなど、食べれるところは余すことなく具材にされています。

当店のサオジスンダリ

●食味

内臓の脂が独特のコクを作り出し、Saojiのリッチなスパイス感がそのコクと溶け合って、食べ進めると次第に脂のコクから解き放たれた刺激的な辛味が口一杯に広がります。
コクはあるけどクセはなく、部位によって一口ごとに変わる食感が非常に楽しいです。
現地では、ラッサ(さらさら)〜セミラッサ(ちょいさら)ぐらいのグレイビー質感が多く、サオジの中でも名物具材の一つなので、現地Nagpurではサオジスンダリ専門の屋台などもあるようです。

●準レギュラーメニュー決定!?

当店ではこれまで、サオジスンダリは日替わりとして気まぐれに登場していましたが、やはりSaojiを正しく広めていきたい、という思いがありますし、現地でも人気メニューですので、準レギュラーとしてメニューに加えようと考えています。
(準レギュラーの定義は、品切れの場合でも営業はするのでたまに無い場合があります。めがけてお越しいただく際は、当店にご確認いただけますと幸いです)

お店のメニュー表を刷新しますので、完成したらお知らせします。


●余談ですが、改装しました!


お近くの方はすでにご存知の方も多いかと思いますが、お店を改装しました。
ガチの現地レストランを極限まで再現するぞ、ということで、看板やレイアウトに至るまで、スタッフたちとほぼDIYで仕上げました。

(大きな作業は業者さんに入っていただきました。関わってくださった皆さん、ありがとうございました!)

メニュー表を開くまで日本語がほぼ出てこないという、現地体験アトラクション的に仕立てました!笑
カウンターにお掛け頂く方は、オープンキッチンで臨場感も抜群です。

(ちょっとした裏話もありますので、お聞きになりたい方は是非お店にてご質問ください。笑)

日本ではここでしか味わえない本物のインドの味わいを、本物のインド空間でお楽しみ頂き、僕たちなりの本気インドをご堪能ください。


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