本の温かみ
わたしは読書をするとき、紙派です。
作品を考えながら作られた装丁の風合いや
紙ならではのページを捲るときのわくわく感。
読み進めるたびにちょっとした
達成感を感じながら増えていく本の厚み。
ストーリーが最後の数ページになると
読み終えるのが名残惜しくなるあの感覚。
後ろ髪を引かれながら読み終えた後に
気になったページを捲り、また読み直す。
人が書いたものは人の手に触れることで
その意味の大きさに気づきを与えてくれる。
紙の本に自らの手で触れなければ
感じることのできないこともあるのです。
絶版になった小説や漫画を読めるならと、
電子書籍に移行しようと思ったこともあります。
それでも、画面越しの無機質な文章より
温かみを感じる紙の方がわたしは好きです。
読書のスタイルは人それぞれ、
わたしと違った考え方の人もいるでしょう。
いちばん大切なことは
本を読むことを楽しめているかということ。
自分に合った方法で読書をしていく、
それが今の世の中なのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、またお会いできたら。