歴史 私を作り上げた音楽たち part1
私が音楽好きになったのはいつからだろうか。
そして、どんな音楽に生かされ、成り立ってきたのだろうか。
近年、BRUTUSあたりでよくある企画『あの人が好きな音楽、映画、本』。
音楽はこの世にいくつも存在するが、メジャーと言われるものは一握りで、しかし雑誌に掲載されている彼らの好きな音楽は聴いたこともないアーティストばかり。
その中に『Beatles』『Queen』『松任谷由美』『サザンオールスターズ』が入っていると、一周回って(この言い回しは正しいだろうか)かっこよくてセンスがあると感じる。
端的に言うと、私もそんな企画がやりたいのだ。
しかし、何者でもない私、需要があるのか問題が提示されるが、ここはnote、今までも自由に好きなことを発信してきた。
今回は、そんな私の歴史を作り上げた音楽を紹介していきたいと思います。
小学4年生あたり〜
福山雅治
高身長。
クールなルックスに反してくしゃっとした笑顔。
バラエティで、涼しい顔でジョークを言う姿。
こんなにかっこいい人間がいるのか、と幼いながらにときめいたものだ。
当時はドラマ『ガリレオ』が放送されていた。
『容疑者xの献身』も映画館で家族と観た。
当時は小学生の私、周りにガリレオが好きな友達がおらず、ましてや1人で映画なんてとんでもない、らという時期だった。
その映画館でアルバイトを始めるとは、当時思いもしなかったな。
福山=バラードというイメージが強いが、彼は意外にも、デビュー当初はロックの味が強い。
サックスの前奏がトレンディーな『melody』。
君を離さない、抱きしめたいとストレートで男臭い歌詞が特徴だ。
それに反して、女性の心情を歌った『squall』は切ないバラードである。
『残響』は、私が初めて購入した彼のCDである。
(彼以外のアーティストのCDは、他にも何枚か購入してきたが)
どの曲も素晴らしいのだが、『道標』を聴いた時の衝撃は忘れられない。
恩師への想いを伝える曲として、紅白歌合戦でも歌われた。
人生ってこの繰り返しだな、と思った。
今気づいたのだが、『愛を赦し』ではなく『愛で赦し』だからさらに心に響くのだ。
赦すときも『愛』なのだ。
かっこいいだけじゃくて、恋愛も家族愛も応援歌も、あらゆるジャンルを歌い上げる点が魅力なのかもしれない。
そんなスターな福山、新作のガリレオやHIKAKINとのコラボなど、今でも第一線で活躍しており、ファンとしては嬉しいの一言である。
ちなみに、Mステの昔の映像で出てくる、オレンジのスウェットを着て桜坂をカメラ目線で歌う福山、あれ、私のことを見てるんですよね。ここだけの話。
中学1年生〜
aiko
中学生になれば、自然と彼氏ができると思い込んでいた。しかし、現実は甘くなかった。
昔から恋愛ドラマや少女漫画に慣れ親しんでいたため、恋愛への憧れが強かった。
そして、恋心を切なく歌い上げる音楽に激しく感情移入して漫画の主人公になりきっていた、なかなかイタい時代。
aikoの存在は、もちろん知っていた。
前髪をぱっつんに切り揃え、ピンクのチークと甘いルックスと、Tシャツにぶかぶかのデニムにスニーカーというカジュアルなファッションのギャップ。
ちっちゃくて、ぴょんぴょん跳ねて、なんてかわいい女性なんだ、と当時は思ったし、今でも思う。
あんな風に、歳を取りたいものだ。
『まとめI』というベストアルバムに出会ったのは中学1年生の頃だ。
aikoは恋愛ソングをメインに歌う。
しかし、その恋愛模様は様々で、両思いで幸せ絶頂の恋や、終わりを迎えた切ない恋など。
傾向として、切ない曲は明るく、幸せな曲は暗く歌うように感じる。(ボーイフレンド、ロージーなどは幸せだし明るいし、だから必ずそうとも言い切れない)
『夢のダンス』は、明るくキラキラした曲調だが
、歌詞は淡く切ない。
と切実に相手を想う一方で、『あなたは近くて遠い人』と恋が叶わぬ様子である。
時にストレートに、しかしながら、ロマンティックな表現で恋愛感情を歌う点に惹かれて、現在でも彼女の活躍を応援している。
aikoのお陰で、無事恋愛脳にここまで生きてしまった。