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たまには余計なことしよう


Spotify あなたのトップソング 2023 は、こちらから。↓

今年も、Spotifyの『あなたのトップソング』が発表されましたね。
この時を待ち侘びていました。ランキングを見るのは、テストが返却されるくらいには緊張した。なんでだよ。
Spotifyは嘘をつかないから、そこには、自分がせっせと聴き入っていた音楽が、凝縮されている。

ちょっと早いけど、2024年の振り返りをしてみよう。
結果は、このようになった。

安定にくるりがトップですね。

944分ってピンとこないけど、計算すると15時間程ってことで、だとしても、ピンとこない。
トップソングには、くるりの曲、ランクインしてないんだよね。
つまり、満遍なく聴いていた、ってこと。
昨年、ライブ参戦して以来、彼らの魅力を再確認し、デビュー当初の曲から新曲まで、運転時のお供にしてたもんな。
とはいっても。いちばん好きな曲は、有無を言わさず『ハイウェイ』なんだけどね!

注目するところは、トップソング。
3位の『不思議』に関しては、、、
もうええでしょう!って突っ込みたくなるよね。
(地面師たちを鑑賞し終えたところなので余韻)
2022年から、ずっと聴き続けている、もはや、飽きるとか、そういった概念を失った1曲です。
あらゆる思い出がつまったこの曲を、思い出を噛み締めて避けるどころか、何度聴いても、いいなあ、好きだなあって再確認させられる。
昨夜、たまたま観ていたFNS歌謡祭で、星野源が『不思議』を披露してくれて、嬉しかったなあ。
恋する気持ちを丁寧に歌った、『不思議』は、これからも特別な存在であり続けるだろう。

1位は、SIX LOUNGEの『リカ』。
aikoも絶賛したことで、昨年から一気に話題になった1曲。
冬になると聴きたくなる、、、どころか、年中、リピートしていました。
以前、友人と『リカ』の解釈について話し合ったのだが、お互い異なるものになった。

まず、私の解釈からいきます。
歌詞に出てくる「僕」と「リカ」は中学生。
学校内の人間関係や思春期が故の反発心で孤立する2人。
互いに惹かれ合い、孤独を癒す関係になる。
しかし、「僕」の方が「リカ」を激しく独占するようになり、日常を飛び出し、2人きりで生活するよう迫る。いわば、監禁。
使われていない、古びた倉庫内で「100円のホットコーヒ」で暖をとり、寒さに耐え抜く。
「悪魔になった僕を 愛してくれるかい?」と優しく笑う「僕」を、「リカ」は拒むことなく、受け入れる。

ハードだよね。というか、事件ですね。
明るい曲調に「君だけは幸せにはさせないよ」と残虐な歌詞とのギャップが余計に胸を苦しくさせる。
精神的に不安定で、大人になりきれない思春期が、この曲にぴったりだなーと思った次第です。
昨年末からハマり出したのだが、角田光代の「対岸の彼女」を読んでいる最中で、登場人物の逃亡シーンが描かれていたため、このような、少年少女の不安定で歪んだ愛情を想定してしまったんだと思われる。

一方、友人の解釈は。
「僕」と「リカ」は大学生。
「僕」がモラハラ気質で、「リカ」を束縛するようになる。
歯止めが効かなくなり、監禁をし、「リカ」の自由を奪い、暴力を振るう、、、。
「アザだらけの顔 すごく愛してるよ」と、歪んだ笑顔を浮かべる「僕」、逃げられない「リカ」。

ごめんなさい、若干、私の注釈が混ざっています。
確かに、中学生はコーヒー飲まんよなあ、となると、大学生という解釈もわからなくもない。

やっぱり、余計なことを、考えることが、好きなのだと思う。
好きに考察して、世界を膨らませることが楽しい。だから、文章を書くことも好き。
効率の良さが訴えられる近年だけど、時々、余計な妄想をして、余計に悲しくなったり、嬉しくなったりしたいものだ。

昨年と比べてみると、好きなアーティストの変わり映えはあまりないものの、新たな音楽に触れる機会が多かった。
今年は「青春ヶ丘俊光」、つまり、東海オンエアのとしみつのライブに参戦することができたことが、個人的トップニュースになる。
ずっと大好きだった人が目の前で歌っている感動は忘れたくないなあ。
だから、ライブってやめられない。
来年も、何かライブ行きたいな。サザンも星野源もくるりも急にツアー発表して、こちとら追いつきません。

来年も、余計なことしよう。その余計なことが、自分の糧になるのだから。





※トップソングの脚注。
『二度寝』
ドラマ『不適切にも程がある』の影響です。流行語大賞にも選ばれましたね。
馴染みがないものが流行語大賞になると反論する人がいるだろうけど、まず、ドラマを観てほしい。
『PRIDE』
言わずもがな、今井美樹の名曲です。カラオケで歌いたいため、たくさん聴き込みました。カラオケ行きたい。
『FEVER』
トライセラトップスの1998年リリース曲。ちなみに、トライセラトップスを知ったのは、ここ2か月くらいの話。
SNSで、とあるライブ映像が流れてきて、どこのバンドなんだろう?と突き止めるのに時間がかかりまして、行き着いた先に、彼らがいたわけです。
見つけ出した矢先、活動休止なんて、寂しいよね。

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