私は「みちる」
初めまして。
「みちる」という名を付けて、1日が経ちました。
つまりみちるはまだ産まれたばかりの赤ん坊。
泣いているから、
トントン
よしよし
と撫でるもよし。
あなたの声で子守唄を歌うでもよし。
みちるはきっと、あなたの事を見て微笑むでしょう。それはもう生まれて初めて世界を見た時のビー玉のように透き通った瞳で。
なんてね。
そんなのからは程遠くて、みちるは私が造り出した新しい人格の1つのようだ。
私はここで「みちる」になる。
その時だけ、なれる、のだ。
「1つの居場所を作ろう」
そう私たちが脳内会議した結果、みちるは生まれたのだ。自然ではなく人工的なものとして生まれ落ちたのだ。
当たり前なんだけれどもね。それは。
生まれた瞬間に文字が打てるなんてことは絶対に有り得ないもの。
絶対なんて絶対ない
ってあの人が歌っていたように。
それはもうすでに絶対です
とあの人が答えてくれたように。
何のために此処を作ったのか、それはいずれ私自身が分かることだろう。
まだ先は見えない。これは始まりにも満たさない。フィクションなのかノンフィクションなのかも分からない。
エッセイなのか詩なのか分からない。
それでも何となくいくつかタグをつけてみて、何となく繋がりを探してみるのだ。
私が何者かは、きっとこれから分かるはず。
私も漸く気付けるかもしれない。
私が分からない私へ
此処を始まりとしよう。
みちる