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実は相田みつをのメッセージがしんどい人へ

相田みつをのポストカードを贈られて、喜んで受け取れる人と、そうでない人がいます。送られて「しんどい」「苦しい」「腹立たしい」などの複雑な思いが込み上げてきた人は、間違いなく“ミドリティ“(感受性高め)さんです。ミドリティってなによ?の方はこの記事もぜひお読みください。

王道では癒されないミドリティ

相田みつをのコトバは王道です。だから、王道の内容が響くマジョリティがほっこりする言葉で、そこに癒される人がたくさん居て素晴らしいということには変わりないのですが、当然、相田みつをの言葉に全く癒されない人もいるということを、マジョリティ(非HSP)は実はあまり理解できないし、送られた人が複雑な思いを寄せるなんて思いもよらないのです。

これはもう生まれながらの感覚値の違いで、「自分がいいと思うものを人に伝えたい」人たちだし、「それで多くの人を救いたい(実際救える)」と言う曇りない善意の気持ちなので、それがまたミドリティ(感受性高め)を苦しめます。

しんどさの根本は2つ

①エゴエネルギーを感じてしまう

「いや、みつを自体は好きでも嫌いでもないで?」と思ってる人も多いと思います。相田みつを自身が、全身全霊で出したあの言葉には嘘がないから。ではなぜしんどいのでしょうか。

実はというと、その言葉を人がポストカードで送るとき、「これであなたの心が少しでも楽になりますように、と願う自分が好き」というエゴエネルギーが乗っかってくる場合もしばしばあるからです。(笑)
ミドリティは感受性においてHSP度が非常に高いので、ポストカードじゃなくて、それを送ってきた人の“本音“を先に感じてしまい、その思いに潰されそうになるから、しんどい。
ひねくれた人は、みんなめちゃくちゃ感受性が強い人です。(感受性が高いからひねくれるとも思う)。送った方は「いや、そんなこと思ってないから」と言いますが、いや、エネルギー感覚値で勝手に感じちゃうんだ、と言うのがこちら側の言い分です。笑
でもこの感覚は絶対人に理解してもらえないし、人に言ったら「考えすぎだよ」「なんでそんな悪い方に考えるの」と諭されておしまいだから、常に自分の中だけでグルグル思考を巡らして、めちゃくちゃ時間をかけてひとりで消化するしかない、と言うしんどさもありますよね。
※逆にあったかい本音も受け取れます!! あと、余談ですけど、ブラックマヨネーズの吉田さんはこの類で、感受性を笑いに変換してて天才です!!

②王道の言葉で何一つ癒されない自分のことを心底ダメ人間だと思ってしまう

実はこの②こそがしんどさの根っこです。
自分が、今まで王道の言葉で一度も救われたことがないし、救われるどころか良いとも少しも思っていない。でもやっぱり、マジョリティ(非HSP)と同じように良いと思って受け取れない自分を死ぬほど責めている←これがあなたの本音です。

皆がいいと思っているものをいいと思えない自分、そして皆が善かれと思って送る言葉そのままに受け取れない自分は、「なんて心の狭いダメ人間なんだ」と、元々低い自己肯定感をさらに下げることになることに、しんどさを覚えているのです。

感受性の自由を奪われた子たち

実際、どんな言葉も「感動しなければならない」「いいと思わなければならない」ものなどありません。全ては受け取り手の自由のはずです。でも周り(親や学校などの環境)があなたの感受性を自由にさせてくれなかったはずです。

「なんで素直に受け取れないの?」や「そんなふうに思っちゃだめ」「みんなそうしてるよ」などの何気ない一つ一つの人の言葉の連続に、自分の感受性を否定し続けてきたんです。なので、ミドリティは今でも、皆がいいと思うものを、自分の感受性を無視して「いいと思わなければいけない」という呪文がかかったままなのです。

感受性高めの子(HSC)を持つ親御さんで、自分が感受性がそこまで高くない場合は「気持ちを誘導しないこと」に気をつけて欲しいと思います。(むずっ)感受性高めの子は実は人の気持ちに沿いたい、と常々思っているから、誘導されれば自分がそう思ってなくても絶対誘導される方に行ってしまうからです。

私自身、みつをのカードを送られて人知れず怒り狂ったことがあります。家族や友人には「この子気難しいな、(を超えて頭イッてるな)」と思われていたと思います。笑笑 

元々、前述の①の認識はありましたが、②にたどり着くのに恐ろしく時間がかかりました。「エゴエネルギー乗せてきやがって!!」といつまでも他人ばかりを怒っていたし「送るやつは馬鹿」と言い続けてきた(爆)けど、実際は、人と同じように思えない自分を死ぬほどダメだと思っていて、「馬鹿」と呼ぶことで、自分軸が弱すぎる自分をめちゃくちゃ守っていたんだと最近気づきました。そんな私はモロHSS型HSPだとこれまた最近知りました。

相田みつをは万能ではない

そもそもミドリティは、感受性の鋭さがマジョリティとは大きく異なります。(2Gと5Gくらい違います。笑)

相田みつををいいと思う人と、いいと思わない人(自分)がいていいんだ。と心底思えたら、しんどさは無くなります。当然ながら、相田みつをは万能じゃないよっていう話です。笑

大事なのは、“みんなの万能薬“に合わせて自分を造るのではなく、自分にとっての万能薬となるものが何かを探すことです。むしろ悲しいけど、この世には無い、と絶望を知ることの方が、“合わせる“ことよりもいいのではないかと思います。(え〜そんなの耐えられない!と言う方は友達になります。笑)

みつをのカードをどう取り扱うかを、面白おかしくカテゴライズしてみました。ご参考に!

・相田みつをのカードを良いと思って誰それ構わず人に送るのはマジョリティ
・相田みつをのカードを善かれと思って自分に送ってくる人に複雑な思いを抱いてしまうのはミドリティ
・相田みつをのカードを送ってきて、腹も立てることなく躊躇なくゴミ箱に捨てれるのがマイノリティ

ミドリティ(感受性高め)の感性を生かしてあたらしい自分へ。コーチングやってます。

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