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仕事も家庭も、ストレスの原因は“相手に対する期待”だった
こんにちは、ゆれるミドルの歩き方です。
今回は「相手に対する期待」がストレスを生む理由と、その解決策についてです。
はじめに
「なんでちゃんとやらないの?」
「どうして察してくれないの?」
「子どもならこうするはずじゃないの?」
こんなモヤモヤ、感じたことはありませんか?
実は、これらのストレスの多くは、「相手に対する期待」から生まれています。
そして、期待の裏には「○○して当たり前」という思考が潜んでいることが多いのです。
無意識のうちに「こうしてくれるはず」と思っているからこそ、そうならなかった時にイライラする。
でも、そもそもその「期待」、相手とすり合わせたことはありますか?
仕事・夫婦・子育て、すべての人間関係において、「期待」を減らせば、もっとラクになります。
1. 仕事:期待値を2割下げるだけでラクになる
部下や同僚、上司に対して「こう動いてほしいのに」と思うことはよくあります。
• 「言わなくても、気を利かせてやってくれるだろう」と思っていたのに、全然動いてくれない
• 「指示した通りにやってくれるはず」と思っていたのに、想像と違うものが出てきた
• 「上司ならもっと部下をフォローすべき」と期待していたのに、何もしてくれない
こんな時、少し考え方を変えて、「期待を2割引きで考える」ことを意識してみると、ストレスが減ります。
「100%完璧にやってくれるはず」と思っていると、少しのミスやズレにイライラしがち。
でも、「8割できていたらOK」と思っていれば、「まあこんなものか」と受け入れられるようになります。
仕事の人間関係は、家族よりも関係性がドライ。「自分の思う通りにはならない」と思っていた方が、気持ちがラクになるものです。
2. 夫婦関係:察してほしいは通じない
「言わなくてもわかるでしょ?」と思っていても、相手には伝わっていないことがほとんどです。
• 仕事が忙しくて余裕がない時、「大変なんだから気づいて手伝ってよ!」と思うけど、相手は「何をしてほしいのか」がわかっていない
• 家事の負担に不満があるけど、「言わなくても分かるはず」と黙っていると、状況は変わらない
• 「もっと感謝してほしい」と思っているのに、相手は気づいていない
夫婦の期待値のズレを減らすためには、「察してほしい」ではなく、シンプルに伝えることが大切です。
たとえば、「手伝ってほしいな」ではなく、「洗い物お願いしてもいい?」と具体的に言う。
「最近、忙しくて大変だから少し休みたい」と言葉にする。
「○○して当たり前」ではなく、自分から「いつもありがとう」と伝えてみる。
お互いに「こうしてくれるはず」と期待するのではなく、「こうしてほしい」と伝え合うことで、関係はグッと良くなります。
3. 子育て:親の期待がプレッシャーになることも
子どもに対して、知らず知らずのうちに「こうあるべき」と期待してしまっていませんか?
• 「うちの子なら、もっと積極的に発表できるはず」
• 「ちゃんと勉強すれば、もっといい点が取れるのに」
• 「他の子は〇〇できるのに、どうしてうちの子は」
こういった言葉が、子どもにとっては「期待がプレッシャー」になることもあります。
親の期待が大きくなりすぎると、「期待に応えられなかったらダメなんだ」と、子どもが自信を失ってしまうことも。
大切なのは、「今の子どもをそのまま受け止めること」。
もちろん、親として応援したい気持ちはあるけれど、「もっとこうしてほしい」よりも、「今できていること」を認めてあげる方が、子どもにとっては嬉しいものです。
たとえば、テストで80点を取った時、「なんであと20点取れなかったの?」ではなく、「よく頑張ったね」と声をかける。
習い事でうまくいかなかった時、「もっと努力しないとダメだよ」ではなく、「前より上手くなってるね」と成長を見つける。
他の子だと、「まだ子どもなんだし、かわいいね」と微笑ましく感じるのに、我が子になると同じ行動でもイライラしてしまう、というのも「期待」からなんですね。
親の期待が「応援」になるか、「プレッシャー」になるかは、伝え方次第。
子どもを信じて、成長を見守るスタンスを大切にしたいですね。
まとめ
期待を少し変えるだけで、毎日がラクになる。
日々のモヤモヤやイライラは、相手への期待値が高すぎることが原因かもしれません。
✅仕事:「期待を2割引き」で考え、期待値を下げておく
✅夫婦関係:「察してほしい」ではなく、シンプルに伝える
✅子育て:今の子どもを受け止め、プレッシャーをかけすぎない
「こうあるべき」と思い込まず、「こういうものか」と少し力を抜いてみると、人間関係はもっとスムーズになります。
期待を手放すことで、仕事も、夫婦も、子育ても、もっとラクに、もっと楽しく。
少し視点を変えるだけで、毎日が心地よくなるかもしれません。
これからの人生をどう歩くか、ヒントになれば幸いです。