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2023年泊まったホテル総集編 #HOTELIST

2020年からスタートして4作目になる「今年泊まったホテル総集編」。2023年に訪れたホテル&宿は全部で43軒でした。

今年はコロナも明けて、海外旅行も解禁。インバウンドも復活して観光業界に明るい兆しがある反面、宿泊費が上がったこともあり、私の旅行のスタイルにも大きな変化がありました

今までは東京でホテル目的にしたホテルステイでしたが、今年は東京を出て小旅行スタイルに。1つのエリアに3~4泊して、その地域を満喫することが多かったです。

なので、「2024年こそは宿を目的地にして、旅行をしたいな~」と思ってる人がいたら、参考にできるラインナップになっているはず!

ちなみに、個人的な推しは「長野編」です。このnoteがあなたのホテル選びに、お役に立てたら本望です。(目次をタップすると該当リンクまで、飛びます。)




・ ・ 東京/神奈川/関東編 ・ ・

1.mesm tokyo(東京)

パートナーの誕生日に、私が行きたくて仕方なかったメズムに。ホテルも素敵なんですが、1番楽しみだったのは物語性を楽しめるディナー。シーズンごとに小説やアートをテーマにした料理を堪能できます。このときは「ロミオとジュリエット」でした。

部屋は言わずもがなですが、モダン&クラシックな洗練されたインテリアのなかに、メズムイズムな遊び心のある仕掛けの数々。

メズムのブランドカラーの濃紺を基調とした、まるで冒険書のようなアメニティボックス。

フラッシュをつけて写真を撮ると、仕掛けが浮かび上がるテディベア。にお部屋のお菓子には、コラボデザインのミルキーなど……。

結果として、記念日にラグジュアリーホテルに泊まったではなく「メズムに泊まりに行った!」という思い出になりました。

2.ニューグランド横浜(横浜)

クラシックホテルに泊まってみたくて、近くて比較的手頃な価格だったので、泊まってみたホテル。

1927年にできたクラシックホテルというだけあって、時代を超えるデザインはやっぱり強くて。オリエンタルなデザインで見たことの無い世界観。開港後に西洋の貴賓をもてなす西洋の様式の中に、和のテイストが織り込まれています。

部屋も海外の童話の挿絵に出てくるようなインテリアで、とてもよかったです。あと車道の歴史性と異国感ある中華街の組み合わせも、宿泊体験を爆上げしてくれてました。

3.インターコンチネンタルホテル横浜ピア8(横浜)

ニューグランド横浜からハシゴした、インターコンチネンタルホテル。2019年開業のラグジュアリーホテルで、港(=ピア)や船旅といったザ・港町横浜をモチーフをデザインに取り入れたスタイル。

「旅も楽しむ大人」が似合いそうなデザインで、ワクワクします。個人的には、部屋のど真ん中にお風呂があるのが珍しくて、テンション上がりました。

4.箱根リトリート före (箱根)

2023年初ホテル。箱根の森の中にあります。私の滞在した夜は雨と風が強い日で。木々の葉が擦れる音。葉を打つ雨音。木々の間を縫う風音。と、自然の音に包まれる体験が印象的でした。今の自分の生活って「音で気が休まる時間がないんだな」と気付くきっかけになりました。

箱根リトリート一言でいうなら「いるための空間」って感じ。先日読んだ心理学の本に「愛するということは〈いる〉ことである」って書いてあって、なんとなく、なるほどな〜と思うなど。

5.hakone hostel 1914(箱根)

宮ノ下駅にある海外ゲストから人気のホステル。クラシックホテルで有名な富士屋ホテルの目の前の建物です。立地もいいし、建築もいいし、値段も安い。ホテルではないから注意。

なによりホストが、とてもフレンドリーで親切だった〜!源泉掛け流しの大衆浴場に行ったり、孤独のグルメに出た店を教えてもらったり、と国内だけどバックパック旅行気分で楽しめました。

6.萬翠楼 福住(箱根)

友だちに誘われた激シブ旅館。なかなか1人じゃ選ばないし、余程宿が好きな人じゃないと一緒に楽しめないと思うから、大大大感謝。

実はここ、国から指定された有形文化財で。有形文化財の宿って結構あるんですけど、一般的には希望して登録されることが大半。国指定はWikipediaを見る限り、東京ステーションホテルと萬翠楼 福住の2つしかないみたい。

ごはんも旅館あるあるの多すぎることないし、部屋に内湯もついて温泉はいり放題で、しかも朝にオーナーさんによる泊まれないお部屋の解説ツアーがあって! 歴史や背景を知ると、ただ泊まるだけではなくって、特別な体験になりますよね。ほんとに。

7.Riviera Kujukuri(千葉九十九里)

友人が「1棟貸しのヴィラを作った!行こう!」と連れてってくれたお宿。なんかホテルも多様化しきってきた今、こういう「一棟貸し」の需要って、若い世代からファミリー、海外ゲストも含めて、需要高まってるんじゃないかなあ、なんて思ったり。

サウナ&プール。6名が充分に使えるテーブルと、ワークスペースがあって、個室も3室に別れてるから、仕事仲間とのワーケーションに最適。私の投稿ではなく、友人の投稿を付けておきます。

8.dots(山梨)

ここ数年でグランピング施設が爆増してる山梨河口湖エリアに新しくできたサウナ付きグランピング施設。やたらと広い敷地の中に、サウナと外気浴用の畳スペースがあって、富士山を眺めながらごろごろトトノえる最強なサウナです。

自然の多いところは、やっぱり空気がきれいなので、それだけでもサウナー的にはテンションあがりますし、そのあとに地元のビールと肉を屋外でバーベキュースタイルで食べれるのは最高でした。


・ ・ 長野編 ・ ・

特に個人的に、去年末くらいから、長野ブームが絶賛来てまして。長野いい宿多すぎる問題。今これを読んでくれてる人は、とりあえず長野編だけは読んでいってほしい!東京からアクセスがよくて、観光地過ぎず、素敵なお宿に泊まれるので、宿重視の方におすすめです

9.コリントホテル(軽井沢)

冬にGoogleマップで、見つけた世界観強すぎホテル。

Googleマップから引用

もはや「行かないと!」と謎な使命感に駆られました。当時はまだ予約が公式サイトしかなくて誰も知らないホテルなことに、めちゃくちゃテンション上がりました。

静かな旧軽井沢にある御屋敷に、オーナーさんがフランスから買い付けたアンティーク家具が置かれた文学書に出てきそうなお部屋でして……。インフルエンサーに消費されたくなくて、リアルに会う友人にオススメしまくってます。

10.イチイチ(長野)

こちらも内緒にしていたお宿。長野駅から車で45分ほど西に行った小川村で、神奈川から移住された若い夫婦が営んでるお宿です。

日本アルプスに面した景色は、本当に壮観。

お二人の家に泊まらせてもらうスタイルなので、概念的には、住み開きが結構近いのかも。夏の青青した山もよかったけど、やっぱり冬景色なんだろうな。私が訪れたタイミングは蛍の時期で、蛍が見れました。

古民家のようですが、実は新築だそうで。ホテルとしては全然メディア出てないのに、建築雑誌にめちゃくちゃ取り上げられてます。

11.Aokinodaira Field - ist(長野)

身体時間がチューニングされた八ヶ岳のキャンプ場にあるコテージ ist。偶然知り合いがTwitterで紹介してて、即予約したけど大大大大正解でした!

キャンプ場の中に、簡単に自炊できる程度の設備の小屋が点在していて、キャンプはできなくても、山の中での滞在を楽しめます。非日常な体験ではなく、日常の延長にある感じがとても良かったです。

近くのローカルスーパーで肉とワインを準備したんですが「食材を選んで、時間を気にせずに食事を用意して、目の前の食材を味わうこと」にこんなに感動できるだなんて、思ってもなかったです。

自分が思っていた以上に、日常すらも忙しなく暮らしてるんですね。こういう気づきがあるから、私、宿泊体験が好きなんですよね。

12.松本十帖(松本)

3月の松本は、冬の終わりと春の訪れを感じる狭間の季節でした。松本十帖は元旅館を改装してつくられたホテルです。有名なのは風呂場を生かしてつくられた書籍エリア「松本本箱」。こちらは一般の方も楽しめます。

露天風呂付きで、ドリンクも飲み放題。部屋に本を持ち込んでOKなので、程よい湯温度の露天風呂で、春風を頬に感じながら、冷えたジュースを飲んで、部屋で本を読んで、疲れたらまたお風呂に入って……と溶けるような時間を過ごしました。春の夜長に最高のホテルです。

13.奈良井宿ビャク(諏訪)

江戸時代の景色で有名な奈良井宿。実は東京からのアクセスが意外とよくて、松本まであずさで2時間。そこからローカル線で30分ほどです。

高級お宿「ビャク」は、2022年に本棟が開業して、2023年の夏に少しお手ごろな新棟が出来たとのことで泊まらせてもらったのですが、こちらもよかった!

モダンなデザインな部屋は、客室すべてデザインが違うので、何度泊まっても楽しめます(そんなホイホイ泊まれる金額では無いですが……)

全室露天風呂付きで、テラスで外気浴をして身体を休めることも出来ます。サウナ付きの部屋もできたそう!

個人的に、ビャクの食事がめちゃくちゃ好きで。長野中に買い付けに行った食材そのものにストーリーがとても詰まっていて、物語を食してる気分になります。サウナで整ったあと食事するの最高だろうなぁ。

14.軽井沢プリンスホテル(軽井沢)

マーケティング業界ので勉強会、一泊してきたんですが、普通に泊まったら見れない宴会場にも入れて楽しかったです。窓の使い方がとても好きでした。

部屋に入ったのは、かなり遅い時間だったので割愛。日中は軽井沢リゾートらしい緑を感じられる景色の中で、一日中篭ってマーケティングについてずっと勉強してました。

15.TWIN LINE ホテル(軽井沢)

軽井沢駅から徒歩15分。軽井沢では珍しい若年層向けのナチュラルなデザインで、フリードリンクタイムがあったり、バスソルトが取り放題だったり、大学生くらいのカップルが好みそうなホテル。

twinって言うくらいだから、ニコイチ(死語?)的なデザインです。ちなみに1階レストランは、渋谷スクランブルスクエアに入っているスペイン料理「ホセ・ルイス」がはいってて、朝食をつけるとこちらでいただけます。

16.タビシロ(松本)

2022年に訪れたとき、プライベートサウナが気に入って、今年の松本旅の初日の拠点として再訪。今回はドミトリーではなく、個室に泊まりました。

タビシロは、ゲストハウスが初めての人にもおすすめ。個室が5室もあるのと、普通あまり寝具って期待できない(堅い・うすい・ガサガサが多い)んですが、タビシロのドミトリーのベッドは大きいし、ふとんも長野の冬に負けないくらいにふわふわで暖かくて、寝心地よかったです!

17.1166バックパッカーズ(長野)

旅好きの人に「長野のゲストハウスに泊まるなら?」と聞くと必ず名前が挙がる1166。築90年の元クリーニング店をリノベしたゲストハウスで、善光寺から徒歩約5分です。

周辺には、老舗店や、古民家リノベのおしゃれなお店などが点在して、ガイドブックには載らないようなお店ばかりで、開拓してる感がいい。街散策好きなら飽きない街でした。

私は一泊かつ猛暑の夏だったので、散策しきれなかったのがちょっと後悔。春か秋なら、腰を据えてゆっくり街歩きができるはず!

18.マスヤゲストハウス(諏訪)

明治から続く「ますや旅館」を改装したゲストハウス。平日に2泊してきました。

大きな木造建物の1階リビングは、街の人も遊びに来るバーになっていて、夜になると非常に賑やかになります。私が行ったときは、ゲストなのか、街の人なのかわからないくらい仲良くなっててました。

初めて旅行に来た人ほど、そういう場でスタッフや街の人にオススメを聞くのが一番です。リアルな街の情報を教えてくれて、一次情報の宝庫。カフェや雑貨、骨董品屋さんなど、じんわりといいお店がたくさん教えてもらいました。

・ ・ 関西 / 近畿編 ・ ・

19.ニッコースタイル名古屋(名古屋)

こちらは3度目宿泊。「名古屋行くならニッコースタイルだよ」って知り合いにオススメしまくってるホテルです。今年の9月に3周年イベントに「ホテルラバー」として登壇させてもらったので泊まらせてもらいました。

ホテルについては詳細のnoteがあるので、そちらをぜひ見てください。すごい余談ですが。私はここのホテルのコーヒーが好きすぎて、結婚式のプチギフトにしました。


20.京阪ホテル名古屋(名古屋)

よくSNSで「スタバ飲み放題」でバズってるホテル。スタバ飲み放題の何がいいんだろ?どうせビジホに機械置いただけなんじゃないの?と気になっていたので宿泊しました。

実際、朝食会場のラウンジに、置いただけ感は否めなかったかなぁ。コンセント席もあるけど、そもそもワーク用ではないので椅子やテーブルの高さが働く人には不向きで……。500円2時間制なのも「じゃあスタバの方が良くない?」と思ってしまいました。

ただ、逆に、全く期待してなかった部屋が地味に良かったです。

左めちゃくちゃぼけてます……

特別に感動するほどではないんだけど、、部屋内に質感のいいソファ椅子とワークテーブルがあったり、棚の什器とマグカップや湯沸かし器の色のトンマナが揃っていたり、出張で適当に選んだら結構テンションあがりそうな雰囲気でした。

いろんな制約がある中で、スタバ飲み放題やカラーリングなどで、工夫を重ねてる印象を受けたホテルでした。

21.ランプブックライトホテル(名古屋)

ランプブックライトホテルは、正直「泊まれる本屋かー」と侮って、まあ、泊まらなくてもなんとなくイメージつくしいいか。とコロナ中ずっとスルーしてたんですけど、

今回泊まってみたらめちゃくちゃ好みのタイプでした。ほんとごめん。今絶賛note書いてます。詳しくはそっち読んでください。

22.ザ・ミレニアルズ京都(京都)

弊社ホテル。さかかな、2022年の春からホテル会社のマーケティング部に転職してまして(こちらのnoteで詳しく書いています)。

転職前から、リモートワーカータイプの友人に激推ししてるカプセルホテル。コワーキングもやってるので仕事してる人多いし、高速WiFi、テレブース、24時間ドリンク飲み放題もあります。夕方にはフリービールタイムあるし、ほんとに働きやすいです。

これはこぼれ話なんですけど、「ホテルの部屋のスペックを極限までミニマムにした結果、3㎡のポッド(カプセルホテル)になって、共用部のラウンジを充実させた」っていうのを、ミレニアルズができたときに知って、すごく建築として面白いコンセプトだなって思った記憶があります。

23.ASAI KYOTO(京都)

タイのライフスタイルホテル。日本初上陸系ブランド。友人がInstagramで「グリーンカレーが美味しかった」と言ってたので、京都でタイでグリーンカレーってとこに惹かれて泊まってみました。

部屋もコンパクトなんですけど、そのコンパクトさを感じさせないための鏡と照明の配置がすごくいい感じでした。個人的には、海外ゲスト向けにシャワーを極限まで狭くしてるのはおもしろかったですし、おすすめ全然できるホテルなんですが、京都は素敵なホテルがありすぎて、話題に上がりにくいのが惜しい。

カフェも併設してて、タイ料理美味しかったから、近くに住んでたら食べに行きたいです。でもインバウンドのお客さんが多かったので、朝食のオーダー見てると、どうやら和定食の方が人気っぽそうでした、

24.ザライブリー大阪本町(大阪)

弊社ホテル。イベント日に出張で泊まりました。社内の人間だから知ってるんだけど、ライブリー大阪は、イベントがめちゃくちゃ多いです。ホテルってそんなにイベントすんの?ってくらい、何かしらしてます。

DJイベントをはじめ、アートワークショップ、朝食付きの朝ヨガ体験、グルテンフリーのお菓子屋さんのポップアップ、などなど。そういう意味で、ホテルっぽくないのがおもしろいです

25.voco大阪(大阪)

これも日本初上陸系ブランド。鳥がアイコニックに使われてて、お部屋可愛かった〜。元気になるイエローカラー。お風呂のタイルめちゃくちゃかわいい。

流石IHGなのでお値段は安くないけど、特別高くもない価格帯です。1人で泊まったんですけど、厚手のタオルとバスローブで、ここに1人で泊まるだなんて大人になったな〜と満足のいく時間でした。

https://www.ihg.com/voco/hotels/jp/ja/osaka/osakn/hoteldetail


26.大津講(滋賀)

雑誌『自遊人』系列のホテル。長野の松本本箱や箱根本箱などを運営してます。ホテル運営のミッションが土地の持つ価値を上げるためなのがとても好きで気になってたお宿。

宿自体は、町なかにある古い古民家をを生かした分棟スタイルで、グレードによって複数タイプあります。大津は宿場町のわりに、松本や箱根に比べて「ザ・観光!」ではないので、夜はラウンジでひたすら本読んでのんびりしてました。老後の2人旅によさげなお宿かも。

気になっていた街歩きは、生き字引みたいなおばあさんがツアー形式で建築や街の成り立ちを解説してくれて、街の解像度がぐっと上がって、街の見え方が変わりました。あと、余談ですが、大津の商店にある老舗漬物屋さんがめちゃくちゃ美味しいのでぜひ。

・ ・ 福岡 / 九州編 ・ ・

27.VILA MINAWA (福岡)

福岡の離島、宗像大島にあるプライベートヴィラ。1棟貸って個性的なとこたくさんあるけど、MINAWAは唯一無二の景色が堪能できて、まじでよいです。

博多空港から電車とバスとフェリーを乗り継いで、意外と2時間ほど。開け放った窓の向こうにどこまでも見渡す限りの水平線。

太平洋とは違う、日本海のどこか儚い海の色味に吸い込まれそうになります。下記のWiFi問題は、今は改善して、1ヶ月や1週間の中期滞在プランでテレワーク合宿もしてるそう。ここは友だちとみんなでまた行きたいなぁ。

28.HAHF福岡(福岡)

ホテル好き界隈で、コロナ禍中に話題になっていた旅のサブスクサービスHAHFのリアル拠点。カフェは誰でも使えるので、ノマドの方がたくさん。基本、ドミトリー形式です。お値段も安くてよかった。

29.THE BASIC HOTEL(福岡)

元ハイアットリージェンシー福岡。2019年にリニューアルオープンしたホテルです。景気のいい時代に作られた建物だからか、コロニアル調?のマッスを意識した豪勢な空間作りに、たまらなく興奮しました。私、伊のジュゼッペテラーニのカサ・デル・ファッショとか好きなんですよね。そんな感じなのかなって。全然違うのかもだけど。

個人的に、ラウンジがとてもよかったです。弧を描いた曲線的な空間で、柔らかな絨毯の床とソファ。程よい贅と品を感じつつ、ちょっといいカフェのような居心地の良さもあって、つい長居してしまいました。

ラウンジのドリンクは生ビールが2種、ワインも8種、ほかかなりラインナップが充実してて、オリーブやハムなどのちょっとしたおつまみもありました。

30.ザライブリー福岡(福岡)

弊社ホテル。大阪の系列ですが、全然雰囲気が違います。超キラキラで、ザ・映え。

ライブリー福岡が他なホテルと違って面白いなと思うのは、ミレニアルズ同様にフリービールタイムがあって、その時間になると多様な人がラウンジに思い思いに過ごしてる景色。

アジア系・欧米系ゲスト、日本人カップル、若い女性2人組、サラリーマンの出張利用の男性。カフェレストランもあるので地元のマダムもいたり。多様性ってこういう事なのかなと感じられる雰囲気がとても好きです。

31.文照堂ホテル(福岡)

戦前、博多に存在した書店「文照堂」の跡地に誕生したホテル。ブックホテルだけど、本屋さんなわけではないので、ゲストが置いていった本が置かれています。私が行ったときは、少し前に流行った小説などが多めでした。

1階にはおしゃカフェがあったり、部屋にはレコードがあったり、ミニマムなデザインで若い人向け。気軽に泊まれる雰囲気がよかったです。

32.エスティネートホテル(沖縄)

こちらも弊社ホテル。社員旅行が沖縄で、社員みんな(80人くらい?)で泊まりました。冷静に考えて、社員でホテル貸切にしちゃうのすごい。

8年前に開業したホテルなんですが、2023年にはコワーキングラウンジや部屋内装、バスルーム、レストランのリニューアルを立て続けにしているので、建物は古めでも、リモートワークしてる人やラグジュアリーやリゾートじゃない旅を求めてる人にはいい感じになってるはず。

🛬

・ ・ 海外編 ・ ・

今年は、コロナ明けで4年ぶりにリハビリとして、タイ3都市とマレーシアクアラルンプールにバックパック旅行をしてきました。初めて一人旅をした10年前に比べたらGoogleマップの精度も、bookingの口コミの充実度も、eSiMの安さも何もかもが快適で、ホテル選びも楽しかったです。

🇲🇾 マレーシア クアランプール

マレーシアは、世界で1番五つ星ホテルが安い国なんです。マレーシアに行くなら10,000円/泊以上を前提にして、4ツ星以上を選ぶのが一番満足度高まるんじゃないかと思います。

というか5ツ星ホテルが価格上限をあげないから、4ツ星のコスパがインフレしてる感じ。逆に3ツ星は探せばいいところあるんだろうけど、費用対効果や宿泊満足度を考えると、中途半端なホテルはおすすめしないです。

33.The RuMa Hotel and Residences(クアラルンプール)

Googleマップで見つけた、聞いたことないホテルブランドで調べてみると、マレーシアと中国にまだ3軒しかないそう。完全にミーハー心で宿泊しました。

都市リゾート系のコンセプトで、現代的なラグジュアリーな雰囲気。緊張感と寛ぎのバランスが絶妙で、五つ星ホテルに慣れてなくても、気張ることなく過ごせました。KLCC地区(メインの観光エリア)の五つ星ホテルのなかでは、1室20,000円ちょっとだったので、かなり安かったです。

https://www.lhw.com/hotel/ruma-hotel-residences-kuala-lumpur-malaysia

34.KLOE HOTEL(クアラルンプール)

2020年開業のマレーシアのライフスタイルホテル。こちらは四つ星で1人9,000円で、破格でした。クアランプールって都市だからか、そこまで文脈的な装飾もなくて、現代的な感性での素材や色の使い方が良かったです。あと部屋の水回りのデザインが絶妙!日本では見たことのない仕様でテンションがあがります。

ライフスタイルっていうほどの仕掛けがあるかと言うと、海外旅行で観光メインだったからそこまで満喫はできなかったんですけど、デザインがやっぱり日本と全然違うのがたまらないですね。

若い人が集まってるレストランやカフェがあるので、長期滞在で現地食に飽きた人なんかだと結構たのしめそうでした。

35.journalhotel(クアラルンプール)

安さ重視で、6,000円の三ツ星ホテルを選んでみたけど、まあ普通。海外の安ホテルあるあるな広さと湿度が悪さしてるタイプ。でも、共用部のレストランやプールなどは充実してました。

決して悪いわけではないんですよね。ベッドも大きいし、ネトフリもテレビで見れたし、寝るには十分なんだけど、ただクアランプール四つ星でもコスパ考えたら本当に安いから、四つ星を基準に選ぶといいかも。

屋上テラスのプール

🇹🇭 タイ 3都市

タイって、いつでも行けると思って保留してて、今回が初旅でした。チェンライ→チャンマイ→バンコクと南下するコースで、10日間滞でした。1都市3~4泊くらいかな。ゲストハウスでマレーシア用に宿泊費浮かせたので、ホテルとゲストハウス半々くらいのバランスです。

36.Craftsman(バンコク)

バンコクにある 4 つ星のスパ付きホテル。空港に比較的近いエリアにある新築のホテル、くらいであまり期待せずに選んだら、えっぐいカラーリングが可愛くてテンションが爆上がりしたホテル。部屋の写真ないけど、快適だったし、デザインもよかったし、おすすめです。

最寄り駅から歩こうとすると、15分ほどかかるので、タクシーがベター。カフェバーもちょっとバンコクにしては、ホテル価格でお高めだけど、むちゃくちゃ可愛いので、帰る前日にのんびりするとかいいかも~。

37.1905 Heritage Corner (バンコク)

バンコクって、イケてる五つ星ホテルからバックパッカー向けのゲストハウスまで、星の数ほどホテルがあるんですけど、もし個性的な宿に泊まりたいなら「ヴィンテージホテル」などで検索してみてください。

1900年初頭に建てられたコロニアルスタイルの洋館をリノベーションしたホテルがいくつか出てきます。ムスタングホテルなんかが有名ですが、私は今回「1905 ヘリテージコーナー」にしました。

スモールラグジュアリーゲストハウスなので、これで3つ星ホテルなんですよ…おかしいよね…。泊まる方は、朝ごはんは絶対つけて!もうね、正直、バンコク・チェンマイはホテルありすぎなので、好みのビジュで選べばいいと思います(笑)

38.Amdaeng Bangkok Riverside Hotel (バンコク)

普通の新築ホテルではなくて、ブティックホテルっぽいとこで、せっかくならリバーサイドの2条件で見つけたホテル。住宅街の中にあるので、すごく静か。柄の使い方とかインテリアの傾向も結構、独特なデザインセンスしてる。

すごく晴れた日だったけど、お部屋が写真より少し暗め(結構明るく加工されてる)のと、屋上のテラスはコロナ中ずっと使われてないみたいで閑散としててちょっと廃墟ってたのは残念。

39.Double Tree House (チェンマイ)

完全に市街地エリアの端にあるホステル。古い木造の洋館をリノベーションしてて、建物における民俗学的なのが好きな人だったら刺さると思う。生きてるおうちをホステルにしてる感じでした。

2つの木造建築(調べたら1970年代のおうちっぽい?)をつなげてつくられてるっぽくて、木の床、50~60年代のデザイン家具、ほどよいシック×モダンさ。

日当たりも良くて、明るいのもよかったです。確実に違うんだけど、なんとなく台湾映画の『冬冬の夏休み』を思い出しました。

閑静な住宅街ではあるんですがナイトバザールから徒歩18分と、立地はよくない&人通り少なmなので、タクシー使うのマストかな。ベッドとかは本当にミニマムでまあホステルだし、そんなもんだよねってクオリティです。1泊6,000円くらいでした。

40.hobnob Hostel(チェンマイ)

ノマドの聖地チェンマイ。格安ドミトリーの宿がめちゃくちゃ多いです。多い分探すのが大変なんですけど、ライバルも多いので「新しさ、水回りの清潔度、悪い口コミを確認」して、総合的によさそうなところなら大体あたり引けそう。ドミトリーだから、ここに「ベッドの快適性」を求めると結構難易度あがるかも。

hobnob Hostelは、この辺を拠点にしたいならオススメです。個人的に1階のカフェが開放的な半屋内外のザ・アジアなつくりで、野性的な雰囲気が好きでした。

そうそう。チェンマイは、カフェ天国でもあるんですけど、私は日中、リモートで普通に仕事をしていたので、自分の好みのカフェが近くにあったのはありがたかったです。仕事する人は、カフェ基準で選ぶのもありかもです。ちなみに、おしゃれカフェを3軒くらいホッピングしても1,000円くらいなんですよ。

41.KhunLuang Hostel(チェンマイ)

チェンマイのメインストリートらへんにあるホステル。個室もあるっぽいけど、ドミトリーメイン。サイト見るとわかるんですけど、全般的かなりおしゃれ。しかも安かったし、なによりまだ新しいおかげか、清潔感あってよかったです!

近くにバーが点在してて、音楽、話し声、タイの熱気、全部全部ごちゃまぜになった異国の音の中でぼーっと過ごしました。多分このエリア結構治安いいです。あと屋台も多いので、朝ごはんも困らないのもよかった。

42.BLOOMZ HOSTEL(チェンマイ)

感性の高い人やお店が集まっているニマンエリア。大学も近くにあり、若い人が集う東京青山みたいな雰囲気のエリアにあるゲストハウス。メーヤーライフスタイルショッピングセンター近く。

大学近くの新しくできたナイトバザーは「お土産!」という感じではない(からあまり観光客には有名ではないけど、現地の若い人しかいなくて、すごいキレイで治安がいい)、安く雑貨を手に入れるのがよかったです。

ゲストハウス自体は可もなく不可もなくって感じ。ホストの方がとってもフレンドリーで、ゲストにラウンジで一緒に飲もうよと声をかけてくれて、それまで綺麗めなゲストハウスばかりだったので、あまりゲスト同士でコミュニケーションをとってなかったのですが、うれしい旅の思い出ができました。

43.Sleepy House(チェンライ)

タイ北部の街チェンマイは3泊したのですが、最初に訪れた街だったので、タイの空気感に慣らす意味も含めて、ホッピングなしで1拠点にしました。チェンライは割と田舎なので、ホテルよりかは、ゲストハウス的なとこのが宿泊満足度高そうなイメージ!

ちなみに「Sleepy House」は大当たり!テレビはネトフリ見れるし、部屋の他にラウンジがあってドリンクフリーだし、人懐っこい猫ちゃんがいてサービスしてくれます。南米旅行経験をしてるので、シャワーとかも心配してたけど、水圧も水温もちゃんとしてました。

猫のせいで評価アホみたいに高くて期待値上げていったんですが、設備も十分でオーナーさんもとても良い人で、評価通りの滞在ができるホステルでした。チェンライ行くならおすすめ!

今年は「ホテル・宿での "いい体験" を増やす」ことを重きを置いて、宿泊先を選んできました。振り返ってみると、高級という意味ではない「いいホテル」との出会いが多かった1年でした。

結果、心が満たされる充足感ももちろんあるのですが、どちらかというと、宿泊後に自身の生活に気づきを得たり、自分の思考の癖を内省することが多かった気がします。

このnoteが、どうかあなたの旅先の参考になりますように。

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