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【IZURUびと vol.1】 平野芹奈さん -“ひととき”を届けるカフェのはじめかた-

こんにちは!「はじめる人」を伴走支援するブランディングサービス『IZURU』です!

( IZURU公式HPはこちらから )

『IZURU』ではお店やサービスなどを新しくはじめる人の伴走支援として、やりたいことのヒアリングからコンセプトづくり、そしてブランディングに必要なデザイン7点セットを提供しています。また、アフターサポートとして、はじめる人に寄り添いつづけることで一緒に事業を成長させていけることを目指しています。

そんな『IZURU』でのnote企画が、はじめる人にフォーカスした『IZURUびと』です!この企画では私たちのサービスで「はじめた人」を紹介していきます。

記念すべき第1回は、世田谷代田でカフェを立ち上げたいと熱望していた平野芹奈(ひらのせりな)さんです。

平野さんの取り組みをご紹介しつつ、あなたの「はじめる」きっかけに少しでもなれば幸いです!


1. 平野芹奈さんの想い

今回、IZURUがコーディネートを担当したのは、世田谷区のシェアキッチン「ナワシロスタンド」で月に数回、カフェの出店をはじめた平野さんです。

平野 芹奈(ひらの せりな)さん

座右の銘は、「立派じゃなくていいから、胸を張って生きていく」。

その言葉の通り、彼女は自分の気持ちに正直で、やりたいと思ったことはすぐに行動に移すというのが印象的でした。というのも、平野さんはこれまで看護師、ライター、カフェスタッフと…その時々の自分に素直にいろいろな仕事に挑戦してきました。そしてその結果、ようやく見つけたものがあります。それは、「人と人がつながる場所」を作りたいという気持ちです。

場所をつくろうとしている世田谷代田

そんな彼女の想いをカタチにするためにどのようにコーディネートしたかについて取り上げていきます。


2. 想いをカタチにしたプロセス

IZURUではオンラインツールを使い打ち合わせをしていきます。(全国どこでも大歓迎です!)ここでは平野さんとの打ち合わせの様子をご紹介します!

初回打ち合わせでは、事前アンケートを踏まえて相談者の方へヒアリングを行います。基本は会話を楽しんでもらいながら1時間、相談者の方の想いを引き出していきます!相談者の方は話すだけでOKです!

アンケートの内容をもとに、つくりたいカフェのイメージを文字やショートストーリーに書き出しながらイメージを共有していき、イメージにあっているかお話ししていきます。

<ショートストーリーのイメージ>

毎日起きて欲しい風景:「おかえり」と「ただいま」が飛び交い、訪れる人々がリラックスしてくつろぐ姿

 早朝、カフェの扉が開くと同時に、地域の主婦たちが「おはよう〜!」と迎えられながら入ってくる。常連の主婦、山田さんは、初めて訪れる若いママに「こちらでご一緒にどうですか?」と声をかける。カフェの温かい雰囲気に包まれ、初めての訪問者もすぐに溶け込む。彼女たちは育児の悩みを共有し合い、笑いと共感の中で絆を深めていく。新しいママも「ここに来てよかった」と心から感じ、次回の訪問を楽しみにする。朝の柔らかい光の中で、カフェは毎日新たな出会いと絆を生む場所となる。

 ランチタイム、カフェは一気に賑やかになる。地域のビジネスマンがリモートワークのために訪れ、テーブルにノートパソコンを広げる。一方、大学生の佐藤君はカフェの隅でレポートに取り組んでいる。ふとしたことで話し始めた二人は、ビジネスマンが大学生にアドバイスをすることに。「ここでの出会いが将来に繋がるかもしれない」と感じたビジネスマンは、仕事の合間に学生たちにビジネスの世界を教えるようになる。学生もまた、実社会で働く人との交流に刺激を受け、「またここで勉強しよう」と決意する。カフェはまるで大学のキャンパスのように、学びと成長の場となる。

 夕方になると、カフェは再び活気づく。仕事帰りのビジネスマン、田中さんが立ち寄り、常連の若者たちと一緒にリラックスした時間を過ごす。若者たちは「おかえり!」と迎え、彼の仕事の話を興味津々に聞く。田中さんも彼らの夢や悩みに耳を傾け、互いに励まし合う。新しい交流が生まれ、世代を超えた絆が深まる。カフェを後にする時、田中さんは「また明日も来ますね」と言い残し、心に新たな活力を感じながら家路につく。カフェは、日常の中における特別なひとときを提供し、訪れる人々の心を豊かにする。

IZURU 事前アンケートと生成AIにより作成

第2回打ち合わせでは、コンセプト・店名決め・ロゴの方針を相談。

第3回打ち合わせでは、ロゴのデザインを決めます。打ち合わせの中でも案を画面共有をしながらブラッシュアップしていき、最終的なカタチにしていきます。

そして、第4回打ち合わせでは最終デザインを確認の上、成果物を納品しました。その後も事業立ち上げにあたってアフターサポートがあるのもIZURUの推しポイントです。事業を自走するまでとことん応援します!

オンラインでの打ち合わせのひと場面

平野さんと話を重ねる中で感じたことは、「とにかく誰かのため日常の些細な器になりたい」と思う気持ちでした。自らが開くカフェで起きて欲しい風景として「ただいま」「おかえり」と笑顔で声をかけ合う常連さんたちの姿。初めて来た人にも自然と「どうぞ、こちらへ」と席を譲り合う、温かい光景を描いているようでした。

カフェを隔週で間借りする『ナワシロスタンド』

打ち合わせを通して、平野さんの座右の銘の「立派じゃなくていいから、胸を張って生きていく」にもあるように、このカフェは、来てくれた人が自分らしさを取り戻せる場所。ほんの少しの休息や、他愛ない会話から生まれる笑顔。そのすべてが、訪れる人の明日を少しでも明るくするその瞬間を大切にすることがコンセプトに繋がると感じました。


3. ブランドをつくるデザイン7点セット

そんな経緯を経て、コンセプトや店名の候補を絞っていきました。そうして一緒に見つけていったブランドのカタチがこちらです!

店名・コンセプト

コンセプトは「ひとときチル時間」

「ひととき」とは、ほんの短い時間を指します。しかし、そのひとときが特別なものに変わったとき、心に残る大切な思い出となります。
平野さんとのヒアリングを通して、彼女が目指すものは「日常の喧騒を忘れ、心からリラックスできる場所」だと見えてきました。こうして、このコンセプトが生まれました。

「ひとときチル時間」には、「ただ過ごすだけの時間」を超え、心を解き放つようなひとときを届けたい、という思いが込められています。

そうして店名にもこのコンセプトをストレートに伝えられる『hito to ki』という名前にしました。お客さん一人一人の「ひととき」を大切にするという意味が込められています。

ロゴ

また、ロゴは、人が集まることで形になるということを線で表現しつつ、成長の場としての意味を込めた、上向きの三角形としました。また、温かい雰囲気を表現するため、全体に丸みを意識しています。

完成したロゴは、シンプルながらも柔らかさを持つデザインで、平野さんの「訪れる人に安心感を届けたい」という想いに寄り添うものとなりました。

提案したときには、「これこれ!」となる平野さんの笑顔が印象的でした。
もちろん全てを鵜呑みにするのではなく、出てきたデザインに対して遠慮なくイメージと違うところは話し合っていきました。というのも今回のデザインはAIで生成したアイデアを元に調整していきました。リアルのデザイナーさんだと気を遣ってしまって伝えにくいことも、コーディネーターと一緒に同じ視点を持つことで本音を言える環境をつくることができました。

ブランドをつくるデザイン7点セット

他にも、名刺やスライド・ポスター・SNSスタートセットのテンプレートも納品いたしました。運営のときに手が回らなくなりそうなので、こういうのがあると助かると、とても喜んでいただけたのが印象的でした。

納品後の平野さんからは

当初のコンセプトの曖昧さ、事業の方向性が不明確であった点が解決できました。スタートした際は、コンセプトはもちろん、デザインや方向性も曖昧でしたが、打ち合わせを重ねていく度に「あらたな事業の形」が見えてきました。」

「カフェのみという現状で、とどめるのではなく大きなブランドとして今後を見据えた活動ができそうです。限られた打ち合わせ回数のなかではありましたが、私たちの想いを汲み取り、しっかりと形と言葉にしていただけました。ロゴも納得いくまで相談に乗っていただきありがとうございます。」

というコメントをいただくことができました。

またコーディネーターとして「hito to ki」プロジェクトの伴走支援をする中で印象的だったのは、平野さんの柔軟さと粘り強さです。

当初はコンセプトや方向性が曖昧でしたが、何度も打ち合わせを重ねる中で軸が明確になり、それがデザインへとつながっていきました。平野さんご自身も「継続する難しさと、環境に応じた工夫が大切」と話されており、一つひとつの課題に真摯に向き合い、解決策を見出されていました。

また、平野さんは「ローカルと都市でスタッフが入れ替わり、地域の魅力を伝える飲食店を展開したい」という未来への展望も語っています。「hito to ki」はそんな未来に向けた第一歩です。

笑顔の平野さん(写真右)

IZURUでのコーディネートを通じて、平野さんの思いを言葉やデザインに落とし込むことができたのは、私たちにとっても大きなやりがいとなりました。

私も平野さんの情熱に触れ、心が熱くなった者の一人です。このお店がこれから地域の人々に愛され、特別な場所として成長していく未来を心から応援しています。

平野芹奈さんのInstagram:https://www.instagram.com/se_ri6/
まちのば公式Instagram:https://www.instagram.com/machino_ba/


4. 「はじめる」を伴走支援するブランディングサービス『IZURU』

◼︎IZURUとは

株式会社micro developmentが提供する「IZURU」は「はじめる人」を伴走支援するブランディングサービスです。

ブランディングにおいては、コンセプトから店名、ロゴ、ウェブサイト・SNS、空間設計、運営に至るまで、コンセプトとデザインの統一が欠かせません。これらを別々のデザイナーに依頼すると、手間やコストがかかり、横通しも難しく、事業をはじめる際のハードルが高くなりがちです。

そこで、IZURUは専任コーディネーターにより一気通貫でデザインを提供する仕組みを開発しました。あなたのお店やサービスの立ち上げに必要なデザインや運営の準備を、コーディネーターが伴走しながらサポートします。

◼︎IZURUの特徴

ポイント① あなたの想いを届けるブランディング
ヒアリング〜打ち合わせ4回でブランドをつくるデザイン7点セットを納品。あなたは話すだけでOK!コーディネーターが意図を汲み取り一緒に相談して、あなたの想いをコンセプトに、デザインに落とし込んでいきます!

ポイント②一気通貫したコーディネートで手軽に「あなたらしさ」を実現
専任のコーディネーターによる一気通貫した伴走支援によって、別々の得意領域を持つプロデザイナーに発注するよりもコストを抑えつつ、コンセプトを横通しすることにより、手軽に「あなたらしい」デザインでのブランディングを実現します。デザイン7点セット以外にもリーフレット、パンフレット、内装などについてもご相談いただけます。(一部有料プランになります)

ポイント③LINEで事業に困ったときに相談できるアフターサポート
IZURUでは、新規事業立ち上げだけでなく、サービス提供後も充実したアフターサポートを通じてプロジェクトを伴走支援します。(一部有料プランになります)また、IZURUではじめたひと同士のコミュニティづくりも展開していきます。あたらしい事業に取り組む仲間ともぜひ繋がってください!

IZURUは、「はじめる人」を後押しします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

◼︎最新情報・お問い合わせ

※ サービス詳細は公式ホームページから!
※お問い合わせは公式LINEから!
※情報発信は公式Instagramから!

今後とも「はじめる」を応援するブランディングサービス『IZURU』をよろしくお願いいたします!次回の記事もお楽しみに!