爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~
はじめに
学校行事をより思い出に残すために、ムービーを作成した経験のある先生はいますでしょうか。ぼくは常々やりたいと思っていました。動画を見返すことで、そのときの楽しかったことや感動を思い出すことができるからです。
しかし、行事当日の写真や動画を編集してまとめるというのは、かなり大変な作業です。もしこれらの作業をするとなったら、勤務時間内では終わらないと思っていたので、ぼくは仕事の取捨選択をして「やらない」という判断をしていました。
しかし、最近ある画期的な方法を見つけ、初めて学校行事の動画を作ってみました。すると、約30分程度でいい感じのムービーをつくり、校内にシェアすることができました。もちろん勤務時間内でです。今回は、その方法について共有したいと思います。
ぜひ、持続可能な形でこうしたムービーづくりにもチャレンジしてみてください。
本記事では、ぼくが作成した「6年生を送る会」の動画のつくり方をもとに、そのやり方を紹介します。ただ、送る会のみならず「運動会」や「〇〇発表会」といった様々な学校行事やクラス単位でのムービー製作でも応用できる内容だと思うので、ぜひ参考になさってください。
ムービーづくりの3ステップ
①テンプレをつくる
ぼくが使用しているのは『Canva(キャンバ)』というデザインツールのアプリです。Canvaはこうしたムービーづくりはもちろん、プレゼンテーションや広告フライヤーづくり、さらには授業での活用に至るまで幅広くこなせる万能アプリです。教育機関の方であれば、申請すれば無料で多くの機能が使えるようになります。もしCanvaをまだ知らないという方は、下記の公式noteをご覧になり、まずは登録されることをおすすめします。
ぼくは送る会の前日に、Canvaでムービーのテンプレを作りました。テンプレのイメージとしては、前半に「各学年の出し物動画」、後半に「卒業生の写真」を入れ込んで、あとはバックミュージックを入れて完成という、シンプルなものにしました。
下記にぼくが作成したテンプレを置いておきますので、欲しい方はここから「#ファイル→#コピーを作成」の順にクリックしていただければ差し上げることができます。ご自由にどうぞ!
(できない場合は、ぼくのXアカウントまでご連絡ください。)
https://www.canva.com/design/DAF-9W63t1g/JgRWqGOfZWCaOeaRVUPRfg/edit
こちらのテンプレに画像や動画を入れ込むだけで、ある程度のムービーが作れるようになっています。もちろん、ご自身のデータとしてコピーしていただいたあとは、そこから自由にアレンジも可能です。
②動画や写真を撮る
行事の様子を動画や写真で撮っておきます。ぼくの場合、動画は各学年の出し物の様子を10秒×3パターンほど、卒業生の写真はできるだけたくさん撮って、後から選べるようにしました。急がなければ、後日各学年から写真や動画を集めてもいいかと思います。
小学校の場合6学年あるので、10秒くらいが間延びしない適当な時間かなと思います。
③バックミュージックをつくる
ムービー全体を通して流れる曲(バックミュージック)を作成します。曲自体はCanva内のアプリでも作成できますが、ぼくは『suno』という音楽生成AIを使いました。
こちらのサービスでは、登録すれば無料で1日10曲まで音楽を作成できます(※2024年3月現在)。また、入力したプロンプト(命令文)に応じて、歌詞だけでなくボーカルの音声まで入っており、非常に精度の良いものだと感じました。
下記に、その時に入力したプロンプトと、生成した音源を載せておきます。
これを見れば、いかに簡単に、そして高品質な音源が出来上がるかが分かると思います。
ここで作った音源をダウンロードし、Canvaにアップロード→挿入したら、ムービーの完成です!
さいごに
今回紹介したようなムービー作成などの仕事は、はっきりと言えば「やらなくてもいい仕事」だと言えます。なぜなら、学習指導要領にこんなことをやろうなんて書いていないからです。しかし、学校生活に潤いを持たせたり、子どもたちの姿を価値付けてあげたりする場面において、このような仕事はとても意義のある事だと考えます。
そこで、先生方の負担をなるべく減らし、持続可能な形でこのような取り組みができないかと考え、実践したものを今回の記事では紹介しました。
ぜひ参考になさってみてください!
なお、ぼくは現在、先生方の定時退勤に向けた働き方改革を推奨しており、noteを始めとした各種SNSでの発信を続けています。また『定時退勤がちサロン』というオンラインサロンを運営しており、コミュニティの中で、今回紹介したような情報共有や資料の提供、セミナー企画などをさせてもらっています
もしこうした活動に興味のある方は、下記のX(旧Twitter)のリンクからお声かけ下さい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!