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朝散歩(8)

このところ、そんなに体調がいい訳ではないのか、今日も寝坊をしてしまった。いつもより3時間遅く起きたが、今日は一日Webセミナーを受講する日。受講が10:00からなので、3時間遅く起きても、いつも4時に起床する自分にとっては朝散歩する時間はたっぷりある。

そんな訳で8時前から歩き始めた。

8時前だと、マンションのエレベーターに一緒に乗る人がいる。中学生だ。そして歩いていると、PTAの役員の方が全員挨拶してくれる。ジャージ着ているから、先生だと思われてるのかな?

とにかくあまりに普段の風景と違って驚いた。そして、こうやって学生は、小学生を含めてみんな集団で登下校してたんだな、って思う。

小学校を過ぎて、寺までの道は意外とサラリーマンは少なかった。もう通勤時間としては遅いのかもしれない。

そして折り返し地点の境内。骨董市が開かれるみたいで、店員が境内内にいくつもテントが張って売り場の準備をしている。雨がぱらついていたので、準備作業も自由にできなさそうだった。

そんな姿を見た後、本堂で参拝していつものように合掌して耳を澄ませた。

今日は準備している人の声が多くて、結構賑やかだった。その賑やかな声の中に、雨のしずくが落ちる音もあって、気持ちはとても安らいだ。この時間が一番散歩の中では好きだ。

帰りの道では、人通りの多いいつもと違う経路を通ったが、幼稚園のそばを通った。お父さんが娘を幼稚園に送っている姿が見えた。

門でバイバイしようとしているお父さんが、娘さんのリクエストで、園内まで入っていくのが見えた。お父さんはやっぱり娘さんに弱いんだな。

毎日、風景が変わり、その度に色々思わせてくれる。感じさせてくれる。

今日すれ違った人々の風景、雨の音、車が雨をはねる音、準備の人々の働き、登下校の風景、登園の親子・・様々な出会いがあった

それらを感じて歩けたことに感謝した。

今日も一日、みなさんが無事に笑顔で終わらせられますように。

#散歩日記 #エッセイ

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