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【アーティスト向け】働きすぎなアーティストの適切な休み方を考える

割引あり

アーティストメンタルサポーター、山口美智代です♪

あなたは、こまめに休日や休憩を取っていますか?

✓意識的に休みや休憩を取っている
✓1年を通して体調が良いときのほうが多い
✓大きなイベントなどがあっても体調を崩しにくい
✓ストレスマネジメントがうまくできている
✓睡眠や食事、運動など健康に気を遣うことができている

上記のような状態なら問題ないのですが、

✓意識的に休みを取ったことがない
✓休むことに対して抵抗や罪悪感がある
✓1年を通して体調が良いときのほうが少ない
✓大きなイベントがあると体調を崩してしまう
✓ストレスでイライラしたり落ち込みやすい
✓健康面に気を遣う余裕がない

このような方は一度休みの取り方を見直したほうがいいかもしれません。

今回は働きすぎなアーティストさんの適切な休み方についてお話したいと思います。

適度に休まないと出てくる弊害

頭痛、腹痛、発熱、めまい、吐き気など具体的に身体的な症状が出れば疲れのサインだと気づきやすいのですが、他にも疲れが影響してくる場面はたくさんあります。

・集中力の低下
パフォーマンスに集中できない、創造力の低下(いい案が生まれない)など

・体力の低下
パフォーマンスにおいて身体が硬くなったり動きにくくなる、移動することすら億劫に感じるなど

・ネガティブな感情や思考
緊張しやすくなる、自信が無くなる、活動への熱量や楽しさを感じなくなるなど

・免疫力の低下
風邪を引きやすくなり、大事なイベントに本調子で出られない、強制的に休まざるを得なくなる、長期的に活動ができなくなるなど

このように適度に休まないとパフォーマンス力や創造力はむしろ落ちる一方なのです。

休むことに抵抗や罪悪感があるアーティストさん

「休んでたらパフォーマンスが落ちてしまいそう」
「いい曲を書くには休んでなんていられない」
「休むことに罪悪感を感じる」
こんなふうに感じているアーティストさんもいるのではないでしょうか?

もともと日本という国柄、働き者というイメージがありますし、どんな職業においても休むこと=よくないことという認識が強い人が多いように思います。

特にエンターテインメント業界の方は一日の生活や1か月のスケジュールが不規則になりがち。

また売れている人ほど休みがなくて当たり前といった傾向や認識があり、その結果適応障害などの精神的な疾患を持っている人が増えたり、最悪の場合自ら命を絶ってしまう人も少なくありません。

「あの人は休みもなく頑張っているのだから自分もそれくらい頑張らなくては売れない/有名になれない」といった考えを持っているのだとしたら、それはちょっと考え直してほしいと思います。

先程も挙げたとおり、休みを取らないことで出てくる弊害はたくさんあります。

長い目で見たときに、万全でない状態でパフォーマンスをし続けることが果たしてあなたにとっていいことなのか?

あなたを観に来てくれているお客さんへの対価として適切なのか?

あなたの創作力を信頼してくれている依頼者への対価として適切なのか?をぜひ考えてみてください。

休むことは最適なパフォーマンスや創作をするためにむしろ必要なものだという意識を持っていただけたらと思います。

疲れは誤魔化しやすい

熱や痛みが出れば、「これは休まなくてはいけないサインだ!」と認識しやすいのですが、疲れというのは認識しにくく、また誤魔化しが効いてしまうのがとても厄介なところです。

疲れを頭では認識できなくても、一日過ごしていれば必然的に疲れは溜まっていきます。

疲れは5つのストレスによってもたらされます。

①気温、音、人混み、振動などの物理的要因
②郊外、薬物、化学物質などの科学的要因
③不安、緊張、怒り、悲しみなどの心理的要因
④最近、ダニなどの生物学的要因
⑤家族、友人、アーティスト仲間、仕事の対人関係などの社会的要因

ストレスは無意識のうちに少しずつ溜まっていき、気づいたら山のように積みあがっていて、いつか壊れてしまいます。

そうなってしまう前に、適度に休みを取り、こまめにケアする必要があるのです。

わたしの実体験

わたし自身も以前は、「好きなことで仕事ができているんだから、休んでいられない」と、あまり自主的に休みを取っておらず、長期連勤は当たり前。
休むことに罪悪感すら感じていました。

しかしその結果、胃腸炎になったり腰を傷めたりして、1週間ほど休むことになり、その後復帰にも少し時間がかかってしまう悪循環に陥ったことがありました。

イライラしたり落ち込んだりと気持ちの浮き沈みも激しく、常に病んでいました。

その経験からこのあとお話する休み方を実践したら、1年のうちでネガティブな気持ちだったり体調が悪い日がかなり減りました。

他人に合わせて無理をしないこともできるようになりました。

次の項目から休み方について詳しく説明していきますね。

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