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”わくわく”もだけど”じわじわ”も。点と点を結ぶような学びをこそ届けたい。

引き続き、「流行に踊る日本の教育」読んでます。

しごとが遅い僕です。ごめんなさい。ほんとにごめんなさい。

”キラキラ”な、”わくわく”な人生にあこがれてますっ(棒読み (笑))

いや、僕だって、キラキラでわくわくでありたいですよ、ホント(笑)

でもね、なにしろダメ人間でして、

…ぐずぐずぐずぐずし続けていて、ようやく手をつけようかとして、ひとまずコーヒーを飲もうか!と、ドリップしてたらぶちまけて、仕切り直して、お昼休みのあとにはじめよう、そうしよう…そんな今です。

これ、うちの塾(学習塾ホライズン)で学んでる子どもたちの日頃の姿そのものです(笑)

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うちの塾のきまりはひとつだけ。毎日1枚の計算プリントを解くことです。どのプリントも10分程度。でも、それをやること。やり続けることが、けっこーめんどくさい(笑)

やってきたプリントを提出して、今日やるプリントを選んで、机に向かう。でも、すぐにはじめられなくて、いやだなー、いやだなーって思いながら、プリントをながめ続けたり、周りの子の様子を見たり…。

ひとしきりの”一人遊び”をして、さて、準備が整ったかな?…と、思ったら、立ち上がって、鉛筆削りを取りに向かう。今から”はじめる準備”なのかいっ(笑)

そんな毎日を過ごしながら、うまくいったり、いかなかったりしながら、子供たちは、自分らしく育っていきます。

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毎日、”たんたんと”学び”続ける”なかで身に付くのは、

すぐにうまくいかなくてもへこたれないチカラ

だったり、

最後まで投げ出さない集中力

だったり、

いわゆる非認知能力みたいなものです。

でも、大事なことは、あらかじめそれを目的として学ぶのではなく、学び続けた結果として、それぞれが、それぞれに必要なことを自分なりに気づき、手に入れていっているということです。

あらかじめ、設定された気づき(←それ、気づきって言わないし(笑))とかじゃないんですね(笑)

何かを身に付けるということ、学ぶということは、大事だと思われることを「そこだけ」切り取って行っても、「それをやればこうなる(こういう教育をすれば、こういう子供が育つ的)」といった”直線的な考え”で行っても、決してうまくいかないものです。

というか、もしも、”大人の思い通り”(笑)や、おとなが、”(子どもたちに)そんなふうに言ってほしいと思っていた!そういう答えを待っていた!”というような”答え”を、子どもたちが出してきたなら、むしろ、自分の考えも持てずに、大人が描く”望ましい姿”を、あるいは無意識に演じさせてしまってはいないか?と、逆に気をつけるべきに思います。

ちなみに、僕は、”それっぽいフレーズ”(society5.0とか、アップデートせよとか(笑))をならべられたときは、「それってどういうこと?」と、聞き返すようにしています。誰かの言葉の借り物だと、とたんに言葉が詰まります(笑)…まぁ、僕自身も知ったかぶりすると、そうなりますけど(笑)

”人が育つということのイメージが、短視眼的なスキル形成へと矮小化されるなかで、人とのつながりや場のなかでじわじわと、そしてときに劇的に生じる認識の転換…(本書40ページより)

↑このへんのイメージが大事だと思います。

わかるということ、学ぶということの、複雑さ、豊かさを思いながら。

たぶん、僕が、”一部”のかっこつきの(笑)”探求の学び”やら”新しい学び”を語る人たちを疑問に思うのは、
現在進行形の状況を無視して、自分が思うドラマチックなストーリーを語っているからだと思うのです。

そうじゃなくて、”今、ここで輝く。”とか

あえてでもあるけれども、”有用性のしばり”(役に立たなきゃいけない)から、はなれて、同じように、今ここを必死に生きる

なわけですよね。

先日、ずっと観たいと思っていたドキュメンタリー映画を観てきたんですが、そのメイキングを伝える「制作ノート」に、

”ドキュメンタリーの神髄は「時間」なのだということにあらためて気づく思いです。一瞬の派手な出来事よりも、魅力的な語り口のインタビューよりも、人がほかの生きものと同じように積み重ねている静かな時間、あたりまえのように流れている時間が最も雄弁に語りかけてくるのではないでしょうか。一本の木がゆっくり育っていくようなドキュメンタリーが理想なのです。”(澄川嘉彦 編著「タイマグラ通信~映画「タイマグラばあちゃん」制作ノートより)

と、ありました。

学ぶことも同じだなと…。

学ぶことは生きることそのものです。

うちの教室も、そういう”静かな時間”が流れるといいなと思っています。

…日々、がちゃがちゃ、やってますけど(笑)

まとめ

”今、教育が面白い?”

何言ってんだよ!

ひとり一人が試行錯誤を繰り返す、何気ない毎日によりそう”教育ってしごと”はいつだって面白いよ!

大事なのは、”なにか一発逆転の変化”とか、イベント的なことじゃなくて、”思いもかけなかった出会い”に”いつか”出会うために、日々を、わちゃわちゃ、ごちゃごちゃ、泣いたり笑ったりしながら過ごすことだ。

いわゆるひとつのConnecting dotsな日々を。ってことですよね。

…上で紹介した、全然、つながってないようなバラバラな読書が、どこかでつながってくみたいなものです(笑)

つまりは、

安心な僕らは旅に出ようぜ。思い切り泣いたり笑ったりしようぜ(くるりの「ばらの花」

て、ことです(笑)


引き続き読んでいきます。(笑)お昼休みを過ぎてしまった(笑)

しごとします(笑)ららーららー(笑)


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