ちょいちょい書くかもしれない日記(干し芋)
午前の具合が悪いなら、夜になるべく長く頑張るのがよいのではなかろうか……と思ったが、夜は夜で抗えぬ眠気がやってくる。
なんだかんだ疲れやすいのだ。
体調を本格的に崩すことまかりからぬ、という時期なので、低空飛行で安定させるしかない。
休む判断は自分にしかできないので、本当に嫌だし苦手だけれど「できません」を言わねばならないかもなあと思いつつ、できる範囲で最大限に足掻くことにしよう。
寝る前にベッドの中で料理の本を読むことが多い。
ここ数日は、有元葉子先生の「めんの本」をパラパラしている。
麺料理でさえ、かっちりきっちり端整で丁寧だ。
とてもそのとおりは真似できないのだが、たまにこういう食、いや命に対して真摯な姿勢に触れて、己の背筋を伸ばしたいというか。そんな感じ。
友達から、干し芋を貰った。
2キロの干し芋が、小さなダンボール箱にどかんと詰められていて、見るとにこにこしてしまう。
心が豊かになるとはこういうことかもしれない。
タッパーにラップを敷いて、そこにほどよいサイズに切った干し芋を詰めていき、いっぱいになったらくるっと包んでジップロックに入れる。
そのまま冷凍しておけば、1ブロックずつタッパーに入れて解凍できてちょうどいいのだ。
途中でハサミが動かなくなるほどねっとりした干し芋。食べるのが楽しみだ。
机の上にある「ちいさいまきストーブ」は、さすがに薪は入れられないものの本物の薪ストーブのミニチュアなので、パラフィンオイルを満たしたミニランプを入れて、炎の熱で干し芋を炙ったり、小さいお鍋に湯を沸かしたりできる。
子供時代の「ママレンジ」を思わせるおままごと感がとても楽しい。
机の上の「ちいさいまきストーブ」で、じっくりほしいもや小さな海苔巻きのおかきを炙りながら仕事をするのが、私の冬のいちばんの楽しみだ。