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椹野道流
2024年12月7日 14:39
銀行でお金を下ろそうとしたら、1台しかないATMに不具合が出ていた。それを行員に知らせたら、私が何か不適切な操作をしたのではないかと疑われ、一時、店内に留め置かれて、たいへん不本意だった。「本日、通帳とハンコをご持参いただけましたか? それでしたら窓口でお手続きいたしますが」と言われたが、普通に「ATMでお金を下ろそうと思っただけの人間が、そんなものをわざわざ持参するわけがないでしょうが」で
2024年11月26日 10:15
朝イチ、母の病院受診に付き合う。退院後の経過を診て貰うためだ。施設では、ベッドの手すりにタッチセンサーを掛けてある。母が立とうとしてそこに手を掛けると、職員さんが誰かすぐ来て、介助してくれるらしい。たいていはトイレだ。おかげで今のところ、再転倒も脱臼もしていない。診察の結果、経過は歳を考えればまあ悪くはないけれど、転倒リスクは少しも減っていないし、脱臼リスクも常につきまとうので、気をつけ
2024年4月26日 10:35
もはや初夏の日差しだ。車を降りて歩き始めて三分くらいで、ああ、こういうときに日傘を使うのだな、と気づく。去年買った日傘は、サイズが大きなものにしたらとても重くて、しかも数回、雨に降られたら、明らかに傷んでしまった。安物買いの銭失いというやつだ。何度繰り返せば気が済むのか私よ。まあでも、何事も経験。よくある肩幅すら覆えないようなレディース日傘より、メンズのでっかい日傘のほうが実用性が遥かに高
2024年4月25日 09:43
銀行は早い時間に受付が終わり、一方、市役所には昼休みがある。その案配を考えながら、書類をもらいにいく順番を決める。間に、ちょっといいとんかつ屋を挟んだりもする。辛気くさい事務作業には、ご褒美が必要なのだ。セルフでこまめに与えていく方針。地元市役所の窓口のおじさんは、とても人当たりがよく親切だった。「こていしさんぜい……ひょうかしょうめいしょ、が、ほしいんです、あ、去年のやつが」を、メモ
2024年4月23日 12:58
室温を見ればそう低くないのに、なんだかぞわっと肌寒い。春の終わりの雨の日は、だいたいそんな感じだ。私は部屋着の上に一枚羽織り、猫たちは見事な団子を形成したり、布団に潜ったりする。その程度のことで対処できる程度には、山の上も暖かくなったということだろう。雨の日は、猫がよく眠るので静かだ。昨夏に死んだ父の後片付けは、ついに最終段階、相続手続きに入った。本来ならば妻たる母が主導するべきこと