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『生きている実感、ありますか?』


先日テレビで、ひとりの10代の女性アーティストが特集されている番組をたまたま観ていました。


彼女の歌声のインパクトがウケているのもあるのだろうけど、歌詞の表現が社会に対する怒りだったり大人に対する反発など、そこで揺れ動く複雑な気持ちがストレートな言葉によって表現されているから

その辺りが、いい子であることを求められる環境に対する不満や社会で生きていく中で感じる様々な生きづらさを抱える若者たちに、共感を与えているのかもしれないな、と。


そんな彼女自身は、自分のことが好きじゃないと語っていて。
昔、学校の先生からコミニュケーション能力が低いと言われて歌うことを始めたらしい。
「自分を好きになるにはどうしたらいいですか?」と質問をしていた。


それを観ながら、
親や学校や社会で良いとされている価値観には合わないし、こうでなくては!と求められるような人物像にもなれなくて、思うような結果も出せないプレッシャーに苦しんだりしている若者たちが沢山いて、
夢や目標は自分の背中を押し前に進ませてくれるけど、その中でもがいている人というのはきっと多いのだろうな…
そんなことを思いながら番組を観ていました。



私の今の職場にも大学生の子たちが多くいるのだけど、みんなとてもしっかりしていて。


私が荷物を運ぼうとしたら
「私持っていきますよ^ ^」と率先してやってくれたり、大きな段ボールを一人で片付けようとしていたら、
また違う子がどこからともなくカッターを持ってやってきて「私、やりましょうか?^ ^」と言ってくれたり。
こうして私は毎日助けられているのですが(笑)


でも、表面的には見えない部分で抱えている思いは
きっと色々とあるのだろうなと思うのです。
それは大人も同じなのだろうけど。 


これから進む道のことや将来のことを皆んな真面目に考えていたり、テキパキと言われた仕事をこなしている姿を見ていて、すごいなぁと感心する毎日なのだけど

みんな一生懸命に生きようとしているからこそ
どう生きていくか?を模索しているんだなって。


身近な誰かを幸せにしたくて、相手を喜ばせたいのに
できない自分と葛藤していたり、

ただ自分らしくありたいだけなのに、自分を必死に訂正しようとしていたり…


そんな風に人や社会と向き合いながら
一生懸命に生きてるんだよね。


バトンの場にも10代、20代の若い人たちも参加されていますが、真剣に人生を、人を知ろうとしている姿にいつも驚かされます。


若い頃のように、
夢や希望などを持って生きることを忘れてしまっても、どこかで生きている実感を求める気持ちはどの年代になってもあるんじゃないかな… 
なんて思う今日この頃です。
なんと言っても私もそうだったから。


生きている実感なんて全くなく生きてたのに、
今普通に生活しているだけなのに
とてつもない自分らしさと、生きてる実感がありまくりな人生を歩んでいるのですから(笑)


それは一体どういうことなのかを、
ぜひあなたの人生で知ってもらえることを願うばかりです。



michiru


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