エクセレント・コウゲイ
久しぶりの工芸シリーズです。今回は陶磁器3つと硯が1つ。
検定試験まで、しっかり叩き込んでまいります!(あ、ご覧になってる皆さんは、「へえ~、こういうのがあるんだ~」「あ、コレ知ってる!」くらいののんきさで十分です!)
砥部焼(愛媛県伊予郡砥部町)
愛媛県伊予郡砥部町を中心に作られる陶磁器。
少し厚めの白磁に、藍色のハンドペイント。手触りにも見た目にもどこか体温を感じる、そんな焼物です。
実は昔住んでた家の近所に砥部焼専門のギャラリーがあって、たまーに見に行ってたのでした。それで珍しく(笑)焼物の名前とルックスが一致してるんですね。
ただ、「砥部焼」としかインプットされていなくて、砥部焼=愛媛県、まで繋がらなかった! 砥部がどこにあるのか知らなかった! ウィキ情報で「讃岐うどんの器によく使われている」とあったので、イメージがしやすくなりました。讃岐うどん→四国! これを機に憶えます!
そしてウィキ情報でもう一つ、「喧嘩器」って(笑)。だめだよ、ケンカしても器は投げちゃダメ! 絶対ケガするって! 暴力反対!
赤間硯(山口県下関市・宇部市)
山口県下関市・宇部市周辺で作られる硯。
硯は工芸シリーズで2つ目かな(1つ目は雄勝硯でした)。
源頼朝公が鶴岡八幡宮に奉納したというんだからすごい。歴史もすごいが、当時下関から鎌倉まで持ってこさせたというのもすごい。
私は特産物について勉強するとき、必ず地図を見るようにしています。どこで作られているものなのか、海に近い所なのか、山深い所なのか、最寄りの鉄道駅は何処か(笑)、地図で確認するようにしています。
地図で確認したところ、下関市に赤間神宮という神社があるんですね。
壇之浦のすぐ近く。赤間神宮のご祭神は壇之浦の合戦で入水された安徳天皇なのだそうで。その赤間の硯を頼朝公が奉納したことにも、何か思うところがあったのかしら、と妄想してしまいます。
硯で繋がる歴史、すげえなあ。
波佐見焼(長崎県東彼杵郡波佐見町)
戦国時代後期には作り始められていたという、こちらもヒストリカルな陶磁器。
江戸時代後期、高級品とされた陶磁器の中で、波佐見焼の「くらわんか碗」は比較的手ごろな値段だったそう。これが庶民の間で広まり、磁器の生産量日本一になったという波佐見焼。
「芸術品」というより「日用品」ですね。一級の日用品。
壺屋焼(沖縄県那覇市)
色がもう、ザッツ沖縄! 明るくてきれい! 目になじむやさしい白磁に、パッと目を引く緑色、オレンジ味の茶色。藍色ですらなんだか明るい(笑)
これが沖縄の焼物、やちむんかー。これで泡盛とか呑んでみたいなー。
私、沖縄ってまだ行ったことなくて。いつも(台湾へ行くのに)通りすぎちゃってました。一回行ってみたいんですよねー。本場のソーキそばっちゅーものを食べてみたい!(麺食いなもので)