たかはしみっちっち

乗り鉄、サウナー、旅人。

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マガジン

  • サウナねこ・ニセモノのサウナ日記

    サウナはじめました。サウナねこ・ニセモノが週一回サウナを巡ります。

  • 小田急ロマンスカーミュージアム~大磯プリンスホテルの旅

    小田急ロマンスカーミュージアムと大磯プリンスホテルに、昨年末行ってきました。神奈川県民プチ旅の様子をお届けします。土日祝更新予定。

  • 五十にして天命なんか知ったこっちゃねえよ。

    「五十にして天命を知る」ってホントですかね。全然わかんないッスよ。

  • 下飯田駅ってなにがあるの~横浜市営地下鉄ブルーライン乗り降り

    「いつも素通りしてる駅に、何があるのか知りたくて」横浜地下鉄ブルーラインを各駅下車してきました。今のところ、横浜駅ー湘南台達成。近いうちに、横浜駅以北&グリーンラインもやれたら。

  • ご近所ひとり旅

    藤沢に住んで10年。湘南界隈をお散歩します。

最近の記事

「津軽海峡・秋景色」あとがき・正誤表

【あとがき】旅は一度で「3回」楽しめるという。 1回目は計画を立てている時。 2回目は実際の旅行。 3回目は旅のあとの振り返り。 今回、久しぶりにまとまった旅行記を書いた。校正の都度、旅路を振り返った。5校やったので、トータル7回は旅を楽しんだと思う。脳内とはいえ、7回も本州の最果てまで行けば、そりゃあ疲れる。執筆には予想以上に時間が掛かってしまった。 が、やりきった感はある。私の「旅の記憶」を52ページにきっちり詰め込めたと思う。爽快な疲労だ。 ここ数年、旅の記録は

    • 「津軽海峡・秋景色」序章

       コミックマーケット102で発行する拙著「鉄道150年記念 JR東日本パスでゆく津軽海峡・秋景色」の序章を、試し読みを兼ねて公開する。 【序章】JR東日本パス   「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」  大きく書かれたA4のフライヤーを、駅のちらしラックから気まぐれでピックアップした。8月のことだった。  このパスは、2022年10月14日~27日の2週間、フリーエリア内のJR東日本全線と民鉄7社の路線が3日間乗り放題になる。しかも新幹線や特急の指定席に4回まで乗るこ

      • 浅草ROXまつり湯/サウナねこニセモノ蒸され旅

        晴れた日曜日の午後。 浅草ROXまつり湯に出掛けた。 ぴあムックに、有効期限が3月末の半額クーポン券が付いていたので、駆け込みで使ってしまおうという魂胆だった。10年ぶりの訪問だ。 90℃、快適に熱い。まつり湯はその名の通り、浅草ROXの6・7階にある。直通のエレベーターで受付がある7階へ向かう。 午後2時、受付でもロッカーでも混雑はなかった。実にスムースだ。 洗い場の数が多い。隣との仕切り板が高い位置まであり、隣人にお湯がかかる心配がない。シャワーヘッドはやや古く水

        • おふろの王様海老名店/サウナねこニセモノ蒸され旅

          木曜日の夜8時前に訪蒸。 相鉄線かしわ台駅「海老名店」というから海老名駅が最寄りかと思いきや、下車駅は相鉄線でひとつ隣の「かしわ台」である。横浜駅から快速で30分強、こじんまりとした駅だ。 が、かしわ台には相鉄の車両センターが隣接している。鉄道好きは見逃せない。駅のすぐそばの高架橋から、ずらりと並んだ電車を見ることができる。壮観だ。 改札口を出て周囲を見渡すと、背の高い建物がない。店舗も平屋が多い。土地はあるようだ。 12分計が……見えない!駅から歩いて3~4分。沿線

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        • サウナねこ・ニセモノのサウナ日記
          10本
        • 小田急ロマンスカーミュージアム~大磯プリンスホテルの旅
          6本
        • 五十にして天命なんか知ったこっちゃねえよ。
          16本
        • 下飯田駅ってなにがあるの~横浜市営地下鉄ブルーライン乗り降り
          4本
        • ご近所ひとり旅
          7本
        • 「地下鉄戦国絵巻」聖地巡礼
          8本

        記事

          おふろの王様高座渋谷店(神奈川県大和市)/サウナねこニセモノ蒸され旅

          金曜日の夜8時。小田急江ノ島線高座渋谷駅前の「おふろの王様」にやって来た。 ロケーション、最高ここはなんといっても立地が素晴らしい。大和市の学習センターや図書館が入る複合型公共施設の5~7階にある。エントランスをくぐらず、ビルの外に設けられたエレベーターで直接受付のある5階まで上がることができるのも便利だ。各停しか停まらない高座渋谷駅。同じ沿線住民として嫉妬してしまう。 大浴場は7階にある。ビルの中なので、面積としてはさほど広くはない。それでも人工温泉や炭酸泉など工夫を凝

          おふろの王様高座渋谷店(神奈川県大和市)/サウナねこニセモノ蒸され旅

          なごみの湯(荻窪)/サウナねこニセモノ蒸され旅

          寒い時こそ、サウナだ。都内に大雪警報が発令された日のこと。仕事を早じまいし、荻窪「なごみの湯」へ向かった。こんな寒い日は、サウナに限る。 東京駅から高尾行の中央線に乗る。その時点では雨だった。「警報は空振りか~」などとのんきにしていたら、途中の阿佐ヶ谷で屋根が白くなっていて驚いた。23区といっても、中央区と杉並区では天気が全く違う。 荻窪駅前も雪が降っていた。歩道にシャーベット状の雪が積もる。うっすらというより割としっかり積もっていて、歩を進める度に靴を濡らす。明朝凍結し

          なごみの湯(荻窪)/サウナねこニセモノ蒸され旅

          熱望、サイレントサウナ

          「サウナは社交場」ーーだけれども。「サウナは社交場」と人は言う。昭和の頃はビジネスマンがサウナで商談、といった光景がよく見られたそうだ。サウナで裸の付き合い、裸でおしゃべり。そういうのもいいだろう。 令和ーーコロナ禍の現在、感染対策としてサウナ内では「黙蒸」が推奨されている。昭和の社交場サウナを愛しておられる方は、現状にさぞご不満だろう。お察し申し上げる。 しかしコロナ禍以降にサウナの良さに気づいてしまった私にとっては、今の「黙蒸」の状態は非常にありがたい。 私がサウナ

          熱望、サイレントサウナ

          2023年サウナ始め~スパイアス(横浜)/サウナねこニセモノ蒸され旅

          2023年のサウナ始め。横浜スパイアスにやって来た。 横浜駅西口、高島屋から歩いて5分ほどの新田間川沿いにある。横浜の人には「ハマボール」と言った方が通りがいいかもしれない。1階から3階までレストランなどのテナント、4階から7階までがスパ施設となっている。 ミラブルのシャワーヘッド10時入店。でかいアヒルのぬいぐるみが出迎えてくれた。そこかしこに大中小のアヒルがいて、かわいい。このぬいぐるみはどこで買えるのだろう(検索したらアマゾンで売っていた)。 受付は4階にある。一

          2023年サウナ始め~スパイアス(横浜)/サウナねこニセモノ蒸され旅

          ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【後編】

          東京湾ビューの客室から夜の竹芝駅。駅前だというのに行き交う人はさほど多くない。店舗はいくつかあるようだが、混雑している風はない。ホテルまで、ぼんやりと灯りのともる歩道を3分ほど往く。 チェックインを済ませ、フロントにあったテイクフリーの朝刊をエレベーターの中で眺めた。「安倍元首相 撃たれて死亡」の大見出しが、重い。それでも日常は容赦なく進む。私は私の日常を生きるしかない。 とはいえ、今日は自分へのご褒美だ。非日常を心ゆくまで楽しもう。奮発して海側の部屋を予約しておいた。カ

          ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【後編】

          ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【前編】

          用事はないけどゆりかもめ2022年7月上旬、ベイサイドホテルアジュール竹芝(東京都港区)に1泊した。今の会社に半年勤めた自分へのご褒美である。 アジュール竹芝に宿泊する目的は、もちろんサウナだ。時間や帰りの足を気にせずサウナに入れる。部屋でビールを飲んで、そのままバタンキューできる。我ながら夢のような企画だと思う。 会社の最寄り駅・有楽町から竹芝へ行くには、2つのルートが考えられる。 1つ目は、山手線で新橋まで出て、ゆりかもめで2駅。2つ目は、有楽町線で豊洲まで行き、ゆ

          ゆりかもめとごほうびサウナ~竹芝【前編】

          サウナの本懐「外気浴」

          外気浴とは、文字通り外の空気を浴びること。屋外に設けられた「ととのいスペース」などで、座ったり横になったりして休憩することだ。 サウナで蒸された後、シャワーで汗を流し水風呂に入り、外気浴をする。それを3~4回繰り返すと、いわゆる「ととのった」状態になりやすいそうだ。 サウナの醍醐味は水風呂、とおっしゃるサウナー諸氏もいらっしゃる。しかし私は、外気浴にこそサウナの楽しみーー本懐があるのだと、大袈裟でなく思っている。 初「外気浴」でととのったサウナに通い始めた頃、屋外にとと

          サウナの本懐「外気浴」

          サウナー、はじめました。

          ここではサウナでのエピソードや、実際私が蒸されたサウナについての所感をまとめておきたい。非常に個人的な「サウナログ」だ。 時にはネガティブな感想も出てくると思う。味付けはしょっぱくならないよう工夫はするが「甘いだけじゃない」ということ(第一、ほめてばっかりだと嘘くさい)をお心に留め置いてご覧になってほしい。 きっかけは五十肩サウナへ行くようになったのは昨年だ。きっかけは五十肩。3月ぐらいから症状が出た。寒い時期だったし、冷えのせいかしら、血行をよくしないとだめかしらと思案

          サウナー、はじめました。

          大磯プリンスホテルで味わう非日常②【完結】

          前回からずいぶんと間が空いてしまった。 誰が待っているわけでもない。別に続きなんか書かなくたって誰も困らない。 しかし、これを書き上げないと気持ちが悪い。おそらく自分だけが、気持ちの悪い思いをしている。というわけでこの旅日記は、自分のためだけに書く。当時(約1年前)を思い出しながら。 食事を終えて部屋で一休みした後、再びスパ&温泉へ向かった。先ほどは温泉にザブンと入っただけだったが、2度目はスパをがっつり堪能するつもりだ。 大磯プリンスホテルのスパは、水着で楽しめる温

          大磯プリンスホテルで味わう非日常②【完結】

          『【擬古典落語創作論】落語作家は食えるんですか』ちょっと長めの激励文

          「落語作家は食えるんですか」こんなセンセーショナルなタイトルの本が出版された。正式な書名はアタマに【擬古典落語創作論】という文言が付く。著者は私が勝手に〝同志〟と呼ばせていただいている、落語作家の井上新五郎正隆さんだ。 「(タイトルのような)そんな不躾な質問をする人なんて今どきいるのか?」 と疑問に感じたあなたは、恐らく思慮深く空気の読める方だと思う。そのまますくすく育ってほしい。 しかしながら世の中には実在するのだ、そういう無遠慮な人が。事実私も何度も言われた経験がある

          『【擬古典落語創作論】落語作家は食えるんですか』ちょっと長めの激励文

          大磯プリンスホテルで味わう非日常①

          大磯プリンスホテル。まさに「白亜の」と形容するにふさわしい、海辺の大リゾートホテルだ。しかし私が日の暮れた時間に到着したのがいけなかった。その美しさは翌朝までイマイチよくわからなかった。 巨大ホテルらしい、いくつも並んだカウンターでチェックインをする。女性のスタッフさんが、宿泊者カードに書いた私の誕生日に気づき「おめでとうございます」と言ってくれた。それがたとえホテルパーソンとしての発言だとしても、赤の他人様に祝ってもらえると、なんだか嬉しいものだ。 ホテルの構造は、大雑

          大磯プリンスホテルで味わう非日常①

          小田原から大磯プリンスホテルへ

          ロマンスカーミュージアムのある海老名から、小田急小田原線で小田原へ向かった。私は小田急江ノ島線ユーザーだが、同じ「小田急線」でも江ノ島線と小田原線では車窓の風景も、空気も、全く異なる。と、個人的には思う。 江ノ島線は比較的に街中を走る。中低層の街中、と言おうか。中央林間、大和、湘南台、藤沢と、他社線の乗り入れも多く、明るい駅が多いように思う。 一方の小田原線は、伊勢原を越えたあたりから途端に田舎の風景になる。小田原に向かって車窓右手には大山、丹沢山を望む。冬のせいか、視界に

          小田原から大磯プリンスホテルへ