ご当地おやつ、4連発。③
\今日のおやつは何にしますかー‼/
描いていて大変に喉が渇く(笑)このシリーズです。
今日はお餅系、おまんじゅう、おせんべい系2つ。どれもお茶が欲しくなること請け合いです。
※参考にさせていただいたお店のサイトを貼っておきました。食べたくなったら、ぜひポチッとどうぞ!
ねりくり 宮崎県都城市付近
「ねりくり」は「つき混ぜる」という意味だそうです。お餅と、蒸かしたさつまいもを〝つき混ぜた〟ことから、ネーミングされたんですね。形を作ったらきなこをまぶして、いただきます!(手を合わせる)
鹿児島にも同様のお菓子があって、「ねったぼ」「ねったくり」「からいも餅」とも呼ばれています。地域によって変わる名前は、まさに「昔の名前で出ています」状態?
鹿児島に~いるときゃ~ねったぼ~と呼ばれたの~
宮崎じゃ~ねりくりと~呼ば~れたのぉ~
……失礼しました。うまそうです、ねりくり。
塩味饅頭 兵庫県赤穂市
塩と言えば赤穂! 赤穂の塩!
お饅頭にもお塩を入れちゃう、ソルティーなまち・赤穂。
元祖播磨屋さんでは、1853年(嘉永6年)から、このお饅頭を作っているそうです。ざっと170年……!
「塩味饅頭」は元祖播磨屋さんの登録商標で、他のお店では「鹽味饅頭」「しほみ饅頭」「志ほみ饅頭」などの名前で製造販売しているそうです。きっと地元の人は、それぞれご贔屓のお店があるんでしょうね。
皮にはお砂糖と寒梅粉を使っていて、落雁みたいなテクスチャーだそうですよ。うわあ、これもお茶が欲しくなる。
瓦せんべい 香川県高松市など
全国どこにでも、そして割と均一に存在すると思ってました、瓦せんべい。
今回描いた高松のもののほかに、神戸のものも有名なんだそうです。
がっちがちに硬いから〝瓦〟せんべい……ではなかったのですね。高松にある玉藻城(高松城)の瓦をモチーフにしたのだそうです。玉藻公園には行ったんですけど……とんだ思い違いをしておりました。
余談ですが、高松がらみでもう一つ思い違いをしていたことがあります。「屋島」って、海の上にぷかぷか浮いてる「島」ではないんですね……地図でずっと瀬戸内海の真ん中あたりを探してました。
屋島という地名なのに、島じゃない。源平の合戦で、舟の上の扇を射ったのはなんだったの? あれは海での出来事じゃなかったの?
ざっくり調べたところ、江戸時代まで屋島はちゃんと「島」だったそうです。しかし塩田開発や埋め立てを行ったため、現在では四国本土と河川一本隔てて陸続きになった……ということらしいです(ウィキ情報)。
じゃあ、源平の合戦の頃はちゃんと「島」だったんですね。私の憶え違いではなかったんですね、ああよかった。
話を戻して。
実はこれも子どもの頃は好きじゃなかった……(告白)。硬いばっかりで何がおいしいのかよくわからなかった……幼かったな、私……。大人になった今は、時々無性にあのやさしい甘みが欲しくなります。
むぎせんべい 福島県福島市
福島のソウルおやつ! いくつかのメーカーさんで製造してますが、太陽堂さんの「むぎせんべい」が有名ですね。
最初見た時「南部煎餅のそっくりさん?」と思ったんですが、それもそのはず。なんでも太陽堂の創業者さんが、青森県は八戸の「南部煎餅」に惚れ込んじゃって、現地で修行して、福島に持って帰って来たんだそう。そら似るわ、てか同じや(笑)
でもその素朴さが、なんていうか……福島っぽい?(私の両親、メイドイン福島です。福島、大好きです!)
おいしいからってうっかり食べ過ぎると、ものの見事に体重に反映しますので、紳士淑女の皆様、どうぞお気をつけあそばせ!