#14 悩む才能/影を生きる・・宮沢君の学校論によせて
🎵ソっ、ソッ、ソクラテスかプラトンか、みーんな悩んで大きくなった!
近代において大人になるとは、社会に適応するための知識の圧倒的量の爆発を意味します。だから、モラトリアムの期間が当然長くなる。
その期間に何をするのか。じつは何もしないということをする自由がある。何かをしてもいい自由もある。自由なのだ。
自由は、あたかも実在と影の関係にある。自由の反対は不自由(束縛制限)。言い換えると自由の自覚はこの不自由があればこそ。学校という枠があればこそ。このパラドックスが生きるということの不条理。
そこで、悩むことがたくさんでてくる。テスト・進路・友人・部活動・生徒会・・。ここで悩む才能が必要になる。悩めば解決しようとする。解決できないことが多くて白黒つけがたいのが人生と理解もする。悩まないというのは。一見らくちんだが、それはその才能が欠落しているのではないか?
悩むからこそ、本も読むし寄り道の多少の悪事もするかもしれない。悩みとは影。影は実在してこそ存在する。影をつくるには暗闇と光が必要だ。この相反した影響でこそ影は生きる。
影を生きることは悩むことに等しい。では、大学生よしっかり悩もう。