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推したい!介護の本屋さん"はるから書店"について

2022年の11月に私の父はアルツハイマー型認知症だと診断された

でも本当は診断される前から父の様子はおかしいな、とは思っていた。

2022年の2月下旬に父が転倒したことで介護認定を受けたのだけれども
その後、父の様子はどんどんおかしくなっていった。

でも「年を取ればみんなボケていくんだよ、ずっと若い頃のままではいられないよ」なんて言葉を出されてしまうとそれ以上は強くは言えなかった。

ただ漠然とした不安だけが胸の中に少しずつ溜まって、くすぶっているような日々。
私はネットで少しずつ認知症について調べ始めた。

「認知症」
この言葉は知っている。
脳の機能が低下することで記憶や行動などに問題が起こる病気……いや症状?

認知症の親の「介護」って具体的にはどのようにすればいいの?

ネットでの情報は膨大で、どれが正しいのか自分では判断できなかったり、

介護の掲示板とか使えばいいのかもしれないけれど、何を聞けばいいのか、正直何がわからないかがわからない。

それならばと本屋に行ってみたものの、介護のコーナーにある本の数は少なくがっかりして家に帰ってきたりもした。

そんな時に出会ったのが介護の本屋さん「はるから書店」だ。

はるから書店の店主である小黒悠さんはnoteも書いている。

私が父のことで悩んでいた頃、2023年3月にはるから書店さんはオンラインショップを開設されて本当に私はうれしかったし、その後の父の介護生活では助けてもらい続けた。


まず「介護」を考えた時に知りたいこと

それはこれから自分の親はどのようになっていくのだろう?
介護といっても自分はなにをすればいいのだろうということではないだろうか?

はるから書店さんでは「やくだつ本」と「やわらぐ本」の2つから本を選ぶことができる。

介護やケアに「やくだつ本」と気持ちの「やわらぐ本」

やくだつ本
認知症世界の歩き方はとてもおもしろかったです!


やわらぐ本
あ、恩蔵絢子さんの📕はやくだつ本でした!


どちらの本もヤングケアラーだった小黒悠さんがその時のご経験などを通してラインナップしてくださっているので 正直どれを読んでも外れなし!

私はいつもはるから書店さんから本が届いて、それを読むことで楽しみと同時にいろいろなことを勉強させてもらい、また支えて貰っている。


自分が親の介護をしてみるまでは「介護」ってこんな孤独で大変なものだとは思っていなかった。

自分がわかっていると思っていたなんとなくの介護の知識や現状は
ニュースでさらっと流れてきたものを聞き覚えただけの薄っぺらいもので
そこに関わる人の大変さや葛藤なんて理解できるはずもなく
正直何度も投げ出したい、逃げ出したいと思った。
いい年齢を重ねた大人なのにケアマネさんや病院の医師の先生や看護師さんの前で泣いたり、怒ったりしたことも恥ずかしながら何度かあった。

そんな時、どうやって乗り越えたかを考えてみるとやっぱり誰かの「言葉」が救いになっていた気がする。

それは家族だったり、友人だったり、励ましてくれる近所の人だったり、心配してくれるケアマネさんだったり……誰かの経験を綴った本だったり

岸田奈美さんのもうあかんわ日記は何度も読み返しました


疲れた心をマッサージしてくれるような本屋さん「はるから書店」
出張本屋さんだったり、オンラインで読書会などもされていたりといろいろな活動をされているので

介護している、していない関係なくひとりでも多くの人に知ってほしい私の推し!本屋さんでした。


#推したい会社


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