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北海道_庭日記 小道をつけたら、厄介者と思っていた植物が繁茂しなくなった
おはようございます。4年目の庭には、今年大きな変化がありました。
我が家の庭は、他の人が見れば、ただ雑草が生い茂っているだけと感じるでしょう。基本的には自生している植物と、以前の住人が植えた植物とを見守っていて、ときどきギョウジャニンニクやニラ、野イチゴなどを控えめに植えたりしています。
大きさは幅10メートル、奥行き5メートルほどです。
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雪解けとともに、以前からつけていた小道を復活させます。復活と言っても、毎日そこをただ何往復も歩くだけですが、そうやっているとだんだんと、歩いている部分の草が短くなって道らしくなっていきます(獣道みたいな雰囲気ですが)。
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ほぼ見守るだけの庭ですが、昨年まではイネ科の雑草とセイタカアワダチソウだけは抜くようにしていました。この二種は、どんどん繁殖していって他の植物が育たなくなってしまうように感じていたからです。
イネ科は根がびっしりと張って、他のものが入れないようになってしまうし、セイタカアワダチソウは根から毒素を出して、他の植物が育たないようにすると聞いていたから。
ただ、今年はあんまり抜くのをやめて見守ってみたらどうかな?と思いました。ある農家さんから、「見守る、目でじっと見つめる、自分の気持ちを伝えることが大事だよ」と言われたことがきっかけで、では「ただ見る、ただ見守る」ことで庭がどうなるのかを知りたいと思ったからでした。
そして、雪解けから1か月ほどたって「あーーーー!!!と気づいたことがありました」
イネ科の植物やセイタカアワダチソウは、基本的には小道の脇、庭のキワだけに姿を現して、それ以外のところには、あまり広がっていかなかったのです!
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以前に田んぼをやっている農家さんが「歩いて足音を聞かせてあげるんだよ」と言っていたことがあり、それは、そういう気持ちの問題なのかな?と思っていたのですが、植物たちに、踏みしめた道とそれ以外のところがどこなのかを実際に教えているのかな?と今では思うようになっています。
わかりませんが、歩けば歩くほど、植物たちの生息エリアが綺麗に分かれていくように感じられるのですが、どうなんでしょうか?????
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そして、最近思うのですが、植物たちが以前ほど横に伸びなくなっていって、縦にモリモリっと塊になっています。
ここからは想像ですが、道があって、庭のキワがあって、それぞれの植物にとって居心地の良い場所が見つかり、そうしたらみんな繁殖しすぎず、ご機嫌に適当な大きさのまま育つのではないかと。
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考えてみれば、同じ種ばっかりになると、そのあとは衰退していきますよね。セイタカアワダチソウだけしかなかった野原は、自身の毒で数年後には全部消えてなくなってしまうそうです。日本では外来種ですが、故郷の北アメリカでは、セイタカアワダチソウの毒に耐性がある植物がいっぱいあって、そんなに繁殖せずに調和しながら咲いているようです!
なので、植物も増えすぎるのはいいと思っていないような、繁殖力争いが起こるのは、もともと地面自体の設定が曖昧だから?(庭なのか、道なのかがよくわからない)なのかもしれないと思うようになりました。
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4年目の庭は、道付近には背の高いイネ科たち、中間地点にはクローバーやノコギリ草、レモンバーム、野イチゴ。そして庭のキワやじめっとしている部分には、フキやヨモギと、エリアで分かれていて、その高低差や色合いの変化を見ていると「本当に美しい」と感じます!!!
それぞれが自分の場所を見つけてイキイキとしているなんて!夢のよう!! と一人でうっとりしています。