号泣絵本。。泣きました。。
息子が年末に小学校の図書室で借りてきていた本。
「せかいでいちばんママがすき」
あいはらひろゆきさんの文章と、あだちなみさんの絵です。
有名な「くまのがっこう」の著者の方でもあるんですねー。
これを今どうしても読んでほしいーぃぃぃぃーー、と仕事始めの日の朝に息子がゴリゴリと押してくるもので、在宅仕事前、遅い朝ごはん中に読んでやりました。
ふむ、よくあるふたり育児の難しさの本だな、でも絵がかわいいな、本が分厚いなあ、面白いのかなあ、まあいいか、と思って読み始めたのですが。
やられました。朝ごはん中の息子に読んでやりながら、母が号泣です。。
私が感情移入したのは、主人公の「ゆうた」くんです。4歳の妹がもうわがまま放題で。。。途中の声でかなりゆうたお兄ちゃんを加勢してしまいました。
頑張ってちゃんと弟の世話の役割を果たしているのに報われない。子ども時代の言えなかった自分の家庭内での不満の渦のようなもの。思い出しました。それを言い当てたママに、ママに言い当てられた主人公の気持ちに号泣。
そして、主人公のママみたいに、子どもの気持ちを常に思いやれる、決めつけない、しっかり見ている、余裕のある親でいたいなあ、、、と
うちの息子は一人っ子なんですけど、一時期は弟や妹が欲しいほしいとよく言っていて、特には泣いて要求していて。。。息子がハーフと言う環境もあって、思春期や親亡きあと、理解し合い支え合える兄弟姉妹を与えてやりたいと思いつつも、どうしても第二子を授からなかった親として、とっても複雑な思いでいましたけど、
最近は、一人っ子太郎、パパとママの愛情も時間もお金も注目もなにもかも10年ずっと一身に受け続けていて、あなた幸せねー!
と言ってやると、いえーい、一人でよかったー。これもあれもできる。と言っています。兄弟が多いのとひとりっこ、どちらがいいのか、という問題は、どちらでも自身の現状である方を受け入れるのが一番幸せですから、
今の感じで良かったなと思っています。
この絵本の主人公の妹はわがままで我が強いタイプです。こんな子が妹だったら大変だろうな。うちの姉はこんな思いしたかも。。。憎らしい妹、だっただろうな、体の強かった年子のうちの姉は、体が強くなく泣き虫だった私に何度となく、母の腕を譲ってくれたのだろうかな。
そして弟もいる中間子の私は、3歳下の弟が憎らしくて仕方ない時期がありました。住んでいた官舎の物置の壁が木造で、そのうす暗い中でチョークで壁の隅っこに、〇〇(弟の名前)のばかばかばか、えこひいきばっかするな、お前もばかばかばか、と弟や母への怒りを(笑)さんざん書き殴っていた場面を覚えていますね。ストレス発散してたんですね。
いろんな場面を思い出す身につまされる本です。
「ママはちゃんとわかってくれてたんだ」と言う子どものぬくぬく幸せな気持ち。ありましたね・・・
息子にそう思ってほしいな。今年も必死に育児をしていこうと思います。
言い当てられて、号泣ーーー。なんでもないストーリーなのに号泣です。