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SIDS(乳幼児突然死症候群) リスク回避の重要性
こんにちは。赤ちゃんトリセツ®にようこそ!
本記事ではSIDSリスク回避についてお伝えします。
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aquarielのインスタも画像で色々とお伝えしています。
乳幼児突然死症候群(SIDS) について皆さんが良く耳にするのは、「赤ちゃんをうつ伏せで寝かせないように」という指導だと思います。これは大変重要なことで、うつ伏せをすることで最もリスクが上がります。
リスクとなる事柄が増えればもちろんリスクが上がると解釈しますので、逆にそのリスク因子が少なければ少ないほど心配は少なくなります。
どの赤ちゃんもこれらのリスク因子にさらされる機会は減らさなければなりません。そのためには保護者がそれらの因子を知っておく必要があります。
上に挙げた記事の危険因子の中でも、「うつ伏せで眠る」が最も重要な危険因子です。
その他、「低い気温・冬季」という項目もあります。これは下段にある「暖めすぎ(毛布や暑い部屋など)」とも関連します。そして柔らかい寝具も避ける必要があります。
SIDSリスク因子
うつぶせ寝
低い気温・冬季
暖めすぎ(毛布や暑い部屋)
柔らかい寝具
うつぶせ寝
うつ伏せで寝かせてしまうことは非常にリスクが高くになります。
まずひとつの理由としては、うつ伏せで眠ることで呼吸量が大きくなり血中の酸素飽和度が高くなることでぐっすり眠る→赤ちゃんの呼吸中枢はまだ未熟なために飽和度が低くなっても危険として察知できず、うまく機能しない→吸気しない(呼吸が止まる)と言われています。
さらに、以下の事柄も加わります。
よく眠っていると思って目を離してしまう
呼吸が止まっていても顔色を確認しづらい
赤ちゃんは常に仰向けで寝かせましょう。
余談ですが、「横向きはどうですか?」という質問を受けることがあります。月齢間もない赤ちゃんの体はまだ横向きに対応できる姿勢ではありません。SIDSのリスクの最も高い月齢は2−4ヶ月ですが、この頃には寝返りはもちろんできません。そのため、寝ているときの基本姿勢は仰向けです。
治療のためにNICUなどでしっかりとポジショニングした姿勢の横向きはありますが、家庭で横向きで寝かせることは、体への負荷が大きいので避けてください。
寝返りできるようになると、仰向けだけでじっとしていることはありませんので、好みの姿勢として横向きのバリエーションも入ってきますが、うつぶせで眠ることは避けましょう。
低い気温・冬季
冬の赤ちゃんは室温が低い場所だと、ついつい厚着をさせてしまいます。そしてそのまま柔らかい寝具で寝かせてしまうというパターンがあります。
そのため、保護者が軽い洋服で過ごせる程度の室温設定が最適です。
また冬の赤ちゃんは着膨れてしまうことで、発達が遅れる傾向もわかっています。
暖めすぎ(毛布や暑い部屋)
赤ちゃんが寒いだろうと、ふかふかの掛け布団をかけることは危険因子になります。顔周りに何も置かないを原則にしてください。
可愛らしいぬいぐるみやおもちゃをついつい買って置いてしまいそうになりますが、それは赤ちゃんが起きているときに遊んでもらい、ベッド周りはスッキリさせましょう!
柔らかい寝具
夏の赤ちゃんについては、薄着で過ごすことで発達への影響は指摘されていませんが、背中スイッチで起きてしまうということでビーズクッションのような赤ちゃんが埋もれてしまうベッドに寝かせてしまうこともあるようです。これは赤ちゃんの体をすっぽりと包みこんでしまい、うつ熱と呼ばれる体に熱を籠もらせてしまう状態にしてしまいます。つまり暖めすぎになります。
夏や梅雨時期の「スワドリング」も要注意です。落ち着きなく、原始反射であるモロー反射が出てびっくりしてしまい眠りにくいという赤ちゃんを聞くことがありますが、その反射は1−2ヶ月で徐々に落ち着いてきます。この反射についてはまた別記事を書きますが、反射を統合して成長するためにもこの反射を出さないでおくというのは実は弊害があります。反射は最初は出やすい傾向がありますが、出ることで統合を助けていくことにもなります。過度に意図的に反射を出すのは有害ですが、適度に出ることは必要なのです。そのためには、眠り始めにはスワドリングは有効ですが、眠っている間赤ちゃんは動いています。その動きを阻害することは避けましょう。
しっかり睡眠状態に入ったならば、スワドリングは外しましょう。