赤ちゃんの日常のケアで毎日行われる動作によって、赤ちゃんの発達は作られます。言い換えれば、間違った赤ちゃんの運動パターンを助長する扱い方をしてしまうと、その扱い方は赤ちゃんの発達を阻害してしまうことになってしまいます。 私がよく見かける間違った赤ちゃんの運動パターンとは: 反り返り・むきぐせ・3ヶ月以前の寝返り、またはその後の寝返りかえり、などです。例えば生後3ヶ月まではATNRと呼ばれる反射があるため、片方に向いた手足が伸びる傾向があります。反り返りやむきぐせなど、ある
カーティー助産院は、赤ちゃんの頭の形だけでなく全体としての発達ケアを専門としていますが、実はバランシングセラピーや発達相談でカーティー助産院に来所される方の多くは頭の形を気にしていらっしゃいます。 この頭の形の問題ですが、実は端的には 「頭が変形している」=「体の使い方がどちらかに偏っている」 ということになりますが、それに気づいている方はとても少数です。 体の使い方が偏っているということは、赤ちゃんの発達がどちらかが使えてもう一方が使えていない可能性を指します。つまり本
聞き慣れない言葉だと思います。これは、赤ちゃんへの日常のケア、つまり取り扱い方(ハンドリングテクニック)のことを指します。 以前の記事で、この赤ちゃんの日常ケアを正しくできなかった場合、片方の筋肉だけを使ってしまったり一方に向いたままになったりして、それが向き癖や体の使い方の左右差を生んでしまうことをお話しました。 言い換えれば、正しいハンドリングを行うことで赤ちゃんの歪みのない発達を促すことができます。 このハンドリングテクニックについて知ったのは、私が代表理事をつとめ
カーティー助産院は赤ちゃんの発達相談を行っていますが、「頭の形」を気にして来所されるかたが近年とても多くなってきました。 頭の形が歪んでしまっていることから、それにつながる体の使い方にも左右差ができ、結果として反りやすい・抱きにくい・片方のずりばいだけしかしない、といった相談を受けます。 多くの場合、頭の形に目が行き過ぎて発達全体を見る必要があることに気づかれないまま、頭の形を丸くすることが第一目的のようになっています。 実はこの状態には2つの要素が含まれます。 ① 頭の
バランシングセラピー®は、ドイツ発の赤ちゃんのための発達ケアです。 小児理学療法士と小児科医のカップルが開発した東洋医学の経絡的観点と西洋医学の神経学的運動発達の観点を統合した新しいセラピーです。生後すぐ取り入れることで、健やかな発達を促すケアができます。2012年以降日本にはお二人のドイツAceki.deによる認定インストラクターが数多く誕生しています。 バランシングセラピー®には、生後すぐからベビーハンドリングテクニックと呼ばれる赤ちゃんの日常の扱い方(抱き上げ方・お