官公庁でWebライティングの研修をしてきました
ほとんどの官公庁がWebサイトを持つ時代、noteを使って情報発信するところも増えています。
各部署の担当者がnoteを書く風潮も広まりつつある今。
情報発信力、表現力が個人に委ねられる時代になったともいえるでしょう。
■ この記事を書いている人
Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。
公務員一家で生まれ育った私が、研修についてだけでなく、公務員の今、おすすめしたい官公庁note3選を紹介しましょう。
最後に、Webライティング初心者の方に役立つ記事3選もお伝えします。
1. 公務員が変わってきている
私は、国家公務員の家で生まれ育ちました。
祖父母は、地方公務員(市、県)です。
家族を見て思う公務員のイメージは?
静か。
しかし、最近は変わってきています。
省庁に勤務しながら部署内起業したり、クリエイターとして副業したりと自由になってきました。
実際に公務員で起業家の方、クリエイターの方とお会いしたこともあります。
公務員のまま大学院に通っている方も。
場所によると思いますが、いまは自由に動けるところも増えてきたのかもしれません。
みなさん、アクティブ。
「普段知ることのできない情報を届けたい」とnoteを利用する官公庁も増えています。
政策の舞台裏や埋もれてしまっている話題等、積極的に発信されています。
2. 研修
Webライティングの研修については詳細には触れずに、研修の前にいただいた担当者さんの言葉を紹介します。
「片桐先生のnoteを拝読させていただきました。
現在の中学生は高い国語教育を受けていることに安堵しました。
今の大人は意識的にこれだけのことを学ばないと、若い世代にリーチできない危機感を持っていくべきだと思います。
職員等の声を聞くと『発信が読まれない』という課題を聞きますが、PREP法の記事にも書かれているとおり、これだけ情報が溢れている社会では『Webの文章は読まれないことを前提として書く』という意識を持つことが重要だと思います。
『どうしたら目に留まりやすいか?』という意識改革につながればと思います」
研修後のアンケートには、多くの方が質問を書いてくださいました。
今後、質問の回答をnoteに書きたいと思います。
3. おすすめしたい官公庁note3選
私は他の人のnoteを読むことが好きです。
毎日寝る前やお昼休憩中に50本くらい読んでいます。
いいなと思ったときにはスキしています。
私が心動かされた官公庁関係者さんのnoteを3つ紹介しましょう。
※自分にとって身近なところは、どんな話題でも共感できてしまうので、ここでは外しました。
納 翔一郎さん
大阪府富田林市の観光振興担当をされていた納 翔一郎さんが奮闘された10カ月間。
挑戦されている方は光っています。
多くの方を巻き込み前進していく、仕事への真摯な向き合い方に心を打たれました。
森岡文子さん
かつて研究者を目指されていた森岡文子さんが、いま文部科学省で研究者を支援されている理由。
学生時代から多彩な生き方をされていて、興味深いです。
最初から最後まで引き込まれ、もっと読みたいと思いました。
てっちゃんさん
広島県移住担当者のてっちゃんさんが勢い余って移住されたお話。
人とのつながりによりトントン拍子で移住が決まります。
豊かな自然のなかで大人も子どもも楽しく過ごす「森のおさんぽ会」の様子に癒やされました。
こんな素敵な担当者さんに相談にのってもらえたらうれしいです。
他にもすばらしいnoteはたくさんありますが、個人的にスキな記事を3つ紹介しました。
ポイントは「人間らしさ」
ご紹介した3つのnoteからは、目の前で話を聞いているような「近さ」が感じられました。
どうしても官公庁関係の発信は堅く、遠くからたんたんと話されている印象を受けることが多いです。
人は、自分から遠いと感じると興味をもつことが難しくなります。
逆に、自分に近いと感じると、共感しやすくなります。
人となり、人らしさがあると、文章に温度が生じます。
「人間らしさ」のある記事を書くことは重要だといえるでしょう。
公務員はあまり自分のことを語らないイメージがあるため、逆に自分を出すと他の職業の人よりも魅力的に映ります。
結果、情報発信している目的を叶えやすくなるでしょう。
担当業務に対して興味を持ってくれる人が増えるからです。
必要なモノ・コトが早く手に入るようになり、物事がスムーズに進みやすくなるでしょう。
4. Webライティング初心者に役立つ記事3選
最後に、私がWebライティング初心者の方向けに書いた記事を3つ簡単に紹介します。
ご必要な方に読んでいただけたら幸いです。
1. 文章構成
代表的なWebの文章の型を紹介しています。
時間のない方はこの記事だけで十分だと思います。
2. 空白
世界的に著名な調査機関であるニールセン・ノーマン・グループにより、Webの文章には空白が必要であることがわかっています。
では、どう空白を入れたらよいのでしょうか?
3. タイトル
タイトルをクリックされないと記事を読んでもらうことができません。
最適な文字数、作成のポイントとは?
個人的には、最後のタイトルを考えることが一番難しいです。
いつも仮タイトルを考えておいて、文章が完成したタイミングで正式なタイトルを考えています。
5. まとめ
官公庁のWebライティングについて語りました。
公務員が変わってきている
研修
おすすすめしたい官公庁note3選
Webライティング初心者に役立つ記事3選
多くの人がWeb上で文章を作成する時代。
紙で読まれる文章の書き方は国語の授業で習いますが、Webで読まれる文章の書き方については、(小中高の)学校教育で教わることはありません。
このため、「どう書いたら良いのだろう?」と疑問に思われることが多いのではないでしょうか。
私は、Web上で文章を書くことを支援する側の人間です。
素晴らしい文章を届けようとしている方々のお手伝いができるように、これからも日々邁進していきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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