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ぼくほんとはいろんなこといつもかんがえてるのに

毎日投稿をし始めて二ヶ月以上が経過した。

時間がなかったり、書く気力が乗りきらない時にはつぶやきで済ませることもあるものの、それでも継続できているのは書くことが好きだからなのだろう。

幸いまだまだネタがある。せめて今年までは継続、丸1年間続けることができたら大したものだと思う。


「noteめちゃくちゃ読みやすいよ!」と知り合いの方に言ってもらったこともあるため、我ながら経験したことや、思考、情報などを整理して文章化するスキルはある方なのだと思う。


ただ、口に出して言語化するのはそれほど上手い方ではない。

特に面と向かって人と話すコミュニケーションは、今でもやや苦手だ。

上手く伝えようと思っても、自分が持っている情報と相手が持っていない情報の照らし合わせが下手だったりで、意図が100%伝わっていないことがある。


それが原因で、思考力の弱い人だと思われてるなぁと感じることがある(見聞色の覇気)。

いや確かに自分でもアホな部分はあると思っているのだが、特別頭の働きが悪いとは思ってない。


noteで出力できているところを、会話に落とし込めていないのである。


頭の中で考えていることが、きちんと発話できず、もどかしい…



とか思っていると、脳内であの曲が流れだす。

邦ロックの最高峰(だと信じている)の一角である、ゆらゆら帝国の昆虫ロックだ。

特に日本語が持つ響きや音の美しさを大切にしていると感じるこのバンド。

この『昆虫ロック』の出だしはこうである。


ぼく本当はいろんなこと
いつも考えてたのに

昆虫ロック(ゆらゆら帝国)


曲中にはこの詞が三度出てくる。


作詞者であるボーカル坂本慎太郎氏は、「喋りが得意ではない」と発言しており、メディアに露出することも稀である。

以前ラジオ番組に出演したものを聴いてみたのだが、終始たどたどしい雰囲気。何なら僕の方が喋りは上手いのでは、と感じてしまうほどだ。

会話だけしてみると、人によっては何も考えてなさそうな印象を受けるかもしれない。


しかし、この人が「本当に色んなことをいつも考えている」のは明白である。

誰にも書けない、この人が生み出した名曲の詞の数々がそれを物語っている。

色んなこと考えてる坂本慎太郎氏の言葉は、ぼんやりで、しかし粘っこく、それでいて鋭い。

一度聴けば僕の脳内をゆっくりぐるぐる回り始める。

人を感動させる、魅了する言葉を紡げる人が何も考えていないわけがない。



他人がどう思おうが気にしないのが最強なのだが、

変なプライドがあるので相手が誰であろうと

「こいつ何も考えてないなぁ」

と思われるのはなんかやだ。


「ぼく本当はいろんなこといつも考えてたのに」

を具現化するために、

上手く喋る練習をするのではなく、noteを書き続ける。









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