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974/1096 この有名なたとえをどう解釈する?『世界はあなたを映した鏡』
吾輩は怠け者である。しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で974日。
※本題の前に、まずは怠け者が『毎日投稿』に挑戦するにあたっての日々の心境をレポートしています。その下の点線以下が本日の話題です
974日目。きっとどんなものも、三年間続けるとなにかの扉が開くのだと思う。二年続いた時点で発見したものと、二年半の時点で発見したものですら大きく違う。
わたしは書くことに慣れ、その間に「続くのか続かないのか」「続けるのか続けないのか」という迷いも摩耗されて消え、余計な抵抗がなくなった。たったこれだけのために、二年半以上の時間が必要だった。
不純物を濾過するのに、時間がかかるのだと思う。
わたしみたいな怠け者に三年も続くわけがないのよ!!とか
いいわよ途中で挫折したらその時はみんなアタシを蔑めばいいわ!!とか
書く時間と引き換えに失われるものへの未練で津軽海峡でダンチョネ~とか
そういうものが濾過されて取り除かれて、
二年半以上がすぎてようやく「書くしかないんだな」となった。
書くしかない、と思ったから始めたのではなくて、もう終わりに近づいてきてからようやく「書くしかないか~~」となっているのだ。
思えば当たり前のことだ。バレリーナになってからバレエを習うのではないし、棋士になってから将棋を学ぶのではない。初めから、書く以外の選択肢をもっていたら、そもそも怠け者なんかじゃなかったのだから。
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宇宙のことや意識のことを学ぶのがお好きな人は、【この世界は自分自身が映し出された鏡だ】という、真理を喩えた言い回しを聴いたことがあることと思います。これを知ったときに、
「それじゃあこの問題もあの問題も、お金のことも仕事のことも、自分の人生がこうなのもああなのも、ぜんぶわたしが映ったものなのね」
というふうに解釈して悲観する人が大勢います。そして自己不信に陥ってしまうのです。このことを考えると辛くなる、自分を責めてしまう、という人がとても多いのです。そしてその多くが
「それならば自分を変えて、なにもかもを自分の思い通りにできたらいいのに」
と考えます。
たしかに、自分が写った鏡なのだとしたらそうですよね。今のわたしたちの現実というのはすべて自分自身の現れだと考えることができます。
今日は、この解釈を変えて、それを自分に自分に絶大な信頼をもつ根拠としてみませんか。そして観点をひっくり返して「思い通りにならないこと」に感謝を感じてみませんか。というお誘いです。
突然ですが、あなたはあなたの住む市の行政を任されたとしたら、無事に執り行うことができるでしょうか。もしもあなたの思いのとおりにして良いのなら、本当にそうしますか。さらにそれが県の行政であったならどうでしょう。さらに大きく考えて、一国の主となったとしたらどうでしょうか。
あなたはそれを、思いのとおりにして動かして満足することができますか。
ここでさらに、もっともっと大きく考えてみて、たとえばこの地球上の一切をあなたの思いのとおりにできるとしたらどうでしょう。さらにさらに、この自然界や物理法則までもがあなたの手にかかっているのだとしたら。
あなたは、この世界をめちゃくちゃに乱してしまわない自信がありますか。
💫
そう考えたときに、ではもう一度、この世界がわたしたちが鏡のように映ったものだと考えてみてください。これは、なかなかにすごいことだと思いませんか。毎日粛々と自然のシステムが働き、宇宙があり続けています。
わたしたちが「あいつ死んじゃえばいいのに」と言ったときに、その人が本当に死んでしまうのでは困りますよね。あなただって、誰かにそう思われるかも知れないのです。それに、一瞬だけ「ああ、世界なんて核で滅びてしまえばいいのに!」と思ったことのある人だってたくさんいます。それがそのとおりになる世界で、あなたは安心して生きられますか。
わたしたちは、わたしたちの思いのとおりにならない世界だからこそ、安心していられるのだとは思いませんか。自分の思いのとおりにならない世界に、絶大な信頼を置いているのです。
わたしたちが、この世界を「自分が映った世界」だと考えるということは、その世界への信頼をそのまま、あなた自身への信頼へとスライドすることができるということなのです。
今日もしっかりと朝日が昇ったのを見て、「自分はなかなかやるなァ、こんな自然をもった存在なのかァ」と思っていいのですよ。
自分を信頼するのに、なにもものすごく勉強ができたりものすごく運動ができたり、ものすごくモテたり富豪になったりする必要もないし、欠点をなくしたり好きを仕事にしたりすごい人格者になったりしなくていいのです。
世界は自分が鏡に映ったようなものだと考えたときに、自分の身の回りだけを見て、自分の都合の良いようになっていないところだけをとりあげて、そこで「ダメな現実だってことはわたしがダメなんだ…」と自己不信に陥るのは盲目なのです。この世界ってそんなに狭くはないのです。
あなたの世界は、
税金や道路や法律がないのでしょうか。
大気圏が守ってないのでしょうか。
太陽がないのでしょうか。
天の川銀河がないのでしょうか。
それらはあなたがあなた自身をそんなに嘆かなくてはならないほど、ダメなものでしょうか。世界、宇宙、と言っているのに、あなたはなぜ自分の気に入らない上司とか浮気が心配な彼氏とか貯金額のことしか考えないのでしょうか。
世界はあなたが鏡に映ったようなものだと言われて、
なぜグランドキャニオンを、
なぜあの月と星とを、
この世界を支えるありとあらゆることを、
思い浮かべないのでしょうか。
それらを含めこの全宇宙を、あなたが映ったものなのだと考えたら、すごいと思いませんか。
ああ日が昇ったな、ああ夜は星空が見えるな。
花が咲いたな。冥王星も遠い銀河も存在する宇宙があるな。
物理法則が働いて、季節が巡って、自分には統率しきれないほどのたくさんのことが無意識のうちに無事に成され、今日も世界は続いたな。
「だから」わたしは素敵で素晴らしいな。
という感覚に心をひらいてみてください。
🌃
この宇宙が、あなたが映ったものなのだと考えるとすごいですね。
まるでわたしたちの身体のようです。
あなたが意識しなくとも、あなたの心臓や肝臓や腎臓が淡々と働いてくれているのと、とても良く似ています。あなたがそれを意識してコントロールしていなくても、その身体はあなたそのものなのです。
あなたが思考で直接意図しようとしまいと、あなたのいる世界では、自然のシステムが淡々と働いて、万有引力の法則が、慣性の法則が、質量保存の法則が、熱伝導の法則が、他にもさまざまな法則が働いて「あなた自身をこの宇宙に再現して」います。
あなたのその「あなたの思いのとおりになどならない世界」は、あなた自身が実のところは最も信頼をおいて安心している世界なのですね。
そのことに目が覚めて「ここが自分の思い通りにならない世界でよかった」というひっくり返しの観点に気がついた人は、この世界に対して「思い通りにならないから気に食わない」という不平不満をもつ執着から抜けることができます。
これが『思い通りにならないということに、感謝すら湧いてくる観点』をもつ最もシンプルな理解法のうちのひとつです。自分の手に負えないもののすべてを広く広くどこかにお任せしていられることを、ありがたく思うことに覚めて気がつき続けているための観点です。
あなたがこの世界を生きるあいだの感覚を、より心地よく感じられる観点として使ってみてくださいね。
それではまた、明日ね。
※秘行体験コースは満席となりました※
秘行の体験コースは昨日の発表でしたが、現在すでに満席となっております。次回の開催をお待ち下さい。
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![菅 美智恵 (壇珠-たんじゅ-)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10351719/profile_73e6404d6adbe5b2d720f8b81279b983.jpg?width=600&crop=1:1,smart)