895/1096 あなたは”何者”なのだろう
吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で895日。
※この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。
895日目。今日はあとで、歯医者に行かなくてはならない。今日は歯医者さんで歯茎を切る大きな処置を受けるのだ。わたしは身体の痛みや症状などを超人的な(自分で言う?)レベルで楽しめる方ではあるけれども、口内の痛みのある状態を楽しむとしたら、フニャ~っと弱って病人ぶってチヤホヤされる系の方向性しか思いつかない。まあ、いっか!大切なのは、それまでに書き終えることだ。
この三年の誓いで書き始めた毎日投稿も、あと2週間強でニ年半になる。これまでの間、病院で受ける処置などにも気をつけて、麻酔を使うなら投稿が終わるような時間に予約をし、痛みが残るようなものであれば前日から投稿の準備をし、決して執筆ができない状況に自分が陥らないようにしてきた。
そんな根回し(大げさw)もあって、あと5日で900日というところまできた!今日だってしっかり時間を取ってあるのだ、ホホホ。こうして事前準備ができるだなんていかにも自分らしくないと思っていたけれども、それも自分に対する誤解だった。今はこの自分のほうが自分だと感じる。人の自分に持っているイメージなんて、本当に嘘ばっかりだな。
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今日は意識の探求や宇宙の真理についての興味のある人に、意識の変容につながるちょっとしたセルフの開発方法(なんか…ここ数日の投稿に自分が腐女子だと書いてしまったため、このワードがまったく別の意味に見えて仕方がないですが)について、書いてみたいと思います。
突然ですが、みなさんにも経験がありませんか?!たまーに、変な時間に眠ってしまって、フッと起きたときに、一体今が何時なのか、それからここがどこなのかがわからないということが。それで、数秒経ってから「あ、そうだった、これは自分の部屋で、自分はこういう人と暮らしていてこういう立場の人間だった…」というように、遅れて自分のプロフィールを思い出す、ということが。
これはなにも眠っているときだけではなくて、考え事や妄想や想像に思い切り入り込んだときや、なにかに夢中でハマったときにも起こります。いったい自分は誰だったのか、何者なのか、今がいつなのか、この場所はどこなのか、家の中にいるこの人物は誰なのか。はたと気がつけばその設定を忘れてしまっていて、ああ…!と思い出す。わたしには、こういうことがよくあります。
そして思うのです。一応そういう事になってるんだな、と。今現在、わたしはそういう設定の役を演じているのだな。わたしには夫がいて、娘がいて、ここはイタリアで、わたしは元気いっぱい黒歴史いっぱい(ヲイ)の日本人女性だ。これが今のわたしが必然的にこなすこととなった役柄なんだな、と思います。
わたしは、たとえば「あなたの前世はベトナム人男性でした」「来世はドイツ人男性に生まれ変わります」などと言われたとしたら、前世や来世というもののあるなしについてはここでは置いておくとして、そういうものだったとしてもおかしくはないと感じます。
要するに、魂には性別も肩書きも人種も年齢もないと感じるのです。今は壇珠さんをやっているだけ。日本人で、女性で、ヲタクで、夫がいて、お母さんで、こうしてブログを書いているけれども、わたしはそれ以外の役を担うこともできる自由な存在だと感じます。だから、「あの~、壇珠さんですよね?」と訊かれることあらば「はい、現在はそうですね」というのが正確な返答なのかもしれません。
だから、他者のこともそんなふうに見るのが好きなのです。この人は今男性だ。お腹が出ていて、声が大きくて、楽しそうだ。この人は、痩せていて、笑顔が優しくてお洒落だ。この人は女性で、思いっきり日焼けしていて、グレイヘアが似合っていて派手だ。この人は若くて、自身に満ち溢れていて、早歩きをする美人だ…それぞれが我らのひとつの表れであり、役割であり、われわれの創作する宇宙というパズルのピースでしかない。そんなふうに見るとどの人に対しても、ご苦労さまです、ありがとう、その役をこなせるのはあなただけです、という感謝の思いが湧いてきます。
みなさんもやってみてください。誰を見ても、「その役割お疲れぃ~~っす!」と思ってみるのです。みんなそれぞれにその人物を担当して、それを100%こなしてるんだなあ、と思ってみる。すると、”他者”への感覚って自然と変化していきます。慣れてきたら、自分に対しても「今日も自分の役割お疲れさま~!」と思ってみる。
そうするうちに、意識が少しずつ変容します。人の慣れって恐ろしいもので、やってるうちにすべての人に対して「誰もが役割をこなす魂であり、その魂に罪はなく、性別も年齢も人種もなく、自分と同じ宇宙のエネルギーなのだな…!くっ…お前ら…泣けるじゃねえかッッ…!」(最後は演出)と思えてきてしまい、他者への憐れみと慈しみとが自然と湧いてきてしまうのです。
わたしたちは同じ素材でできていて、その素材は宇宙に満ちています。言い方を変えると、宇宙に満ちているのだからその素材が宇宙です。わたしはあなたで、あなたはわたしで、わたしたちは宇宙。(すごいことですが、でもそれをあまりに壮大で深遠なことだと考えすぎてしまわずに、あえて至極単純に”そういうものなのだな!”と思ってみてください)
このことが腑に落ちようと落ちまいと、「たしかにそうなんだから、仕方がないか!」と素直に従ってみるだけで、世界は違って視えてきます。
あなたは、宇宙全体からサポートされて今のあなたをやっています。すべての人が、同条件で今その役をやっています。この極シンプルな真理に覚醒するということは、わたしたちが生きる感覚を根底から覆して楽にしてくれます。そう、どうせならもう、『その役を遊べばいい』のだと気づかせてくれる観点なのです。
この世で自分だけが自分をやっていて、その条件はみな同じ。
『自分がこの世で唯一の存在だ』ということを”どう受け取るか”の違いでしかありませんが、それは「誰も自分と同じじゃないなんて孤独で寂しい」と思うこともできれば、「唯一の存在だなんて誇らしい。”俺か、俺以外か”だな」と考えることも、「その点でみんな平等に同じだなんて超連帯感!」と思うこともできます。
超孤独だとも取れるし、ローランドにもなれるし、超連帯感だと思うこともできる。どんなふうにも解釈できるのですよね。その人となりが現れると言ってもいいですね。
あなたはいろいろに解釈できる、不思議な不思議な存在。
地球人であるあなたを紐解いたら、まさに宇宙の神秘です。
この世に命として現れた、宇宙のエネルギーでできた聖なる存在。
それを貴重だと思わなくてもいいのです。でも、自分って意外と不思議な存在で、よくわからないからもう自由にしよう、どうせわからないから楽しく遊ぼう、と思ってみるのもなかなかよき観点です。この世にいる間、なににも囚われることなく、気楽に楽しむ発想をするのも悪くないと思うのです。
現在のプロフィールを今世で担った”役”だと思ってみる。自分の本来の存在はそれに縛られない自由な魂だと思ってみる。他の人達もそうだったら、と考えて見てみる。普段の暮らしも、そんな感覚で送ってみる。真実かどうかを確かめたり、腑に落ちるのを待ったりしていないで、先にそう思ってみる。先にそう思ってみるとどんな感じがするのかを、味わってみる。こうした楽しい探求で開く感覚があります。よければ試してみてくださいましね。
というわけで今日は、自分を魂として意識して、現在のプロフィールを役割として見ること、他者のこともそう見ること、そうやってみなでこの宇宙に存在していることを意識してみることをおススメする観点のシェアでございました。楽しく読んでくださるお方と響き合えますように。
それではまた、明日ね!