香味調味料のはなし
香味調味料って何を指すのかというと、食品が持つ自然な風味を再現するために用いられる食品添加物のことです。香味調味料を添加することで香料による独特の香りを加えたり、調味料によって味覚を刺激する味を明確にしたりするためのものですね。ただ、似たような名前の食品添加物が沢山出て来ましたので、ちょっとここで整理しておきたいと思います。
香味調味料とは「料理の味付けに用いられる、様々な香辛料や調味料をブレンドした製品の総称」ということでした。その成分として様々なものが入っている混合物といったところでしょうか。しかも総称ということですから、このグループに入るものはたくさん存在するという事になりますね。
これに対して香味料の方は「料理に香りや風味を付けるために添加される物質の総称」となっており、ここに調味料は入っていないようですね。直接的に味に影響するものは入っていないようですが、日本人は香りも味の内という感覚がありますので、調味料が入っていなくても風味付けは重要ですね。
もう一つ、香味ペーストという名前のものがあるようですが、こちらはというと「香味野菜や香辛料などをペースト状にした調味料」だということでした。素材になるものも細かく舌触りが良くなるようにペースト状にしたという事でしょうか。その方が調理で使いやすいという事もあるでしょう。
香味野菜という言葉が出て来ましたが、これはその名の通り野菜の事なのですが、よく聞く名前のものとしては玉ねぎやニンジン、セロリなどだそうです。他にはパセリやバジル、ミント、パクチーなどのフレッシュハーブも香味野菜なのだそうですね。いずれも料理に香りや風味をつけて、引き立たせるために使われます。薬味とよく似た感じのもののようですが、この2つにも違いがあるようです。香味野菜は料理の材料として用いられ、薬味は出来上がった料理に添加して味や風味を引き立てる、そんな違いのようでした。
香味調味料のはなしに戻しますが、どんなものが該当するのか調べてみると意外に身近なものが挙げられていました。「醤油、味噌、みりん、砂糖、塩、こしょう、コンソメ、顆粒出汁、などなど」となっており、どれも家庭にあるものばかりのようですね。これ等は料理の味や風味を決める重要なものですね。調味料ですから、様々な種類があります。どれを使ったらよいか迷ってしまいますが、それぞれに役割りを考えながら選択していくことになります。
これらもまた食品添加物ですので成分表示をしなければなりません。素の分類となってくると本当にややこしいですね、専門知識が無いと素人では近づけない領域のようにも感じてしまいますが、この辺りはすべて食品表示法によって定められているという事です。この辺りについても調べてみました。すると、先に挙げた醤油や味噌自体は食品として扱われますが、他の食品添加物に含まれている場合は表示の義務が発生することもあるようです。そのうで、どの様な食品添加物がどれくらい含まれているか、アレルギー表示などを確認しましょうという事でした。
取り上げるんじゃなかったという気がしないでもない・・・。