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【感想】『ソロキャン!』読了!キャンプ飯が食べたい

秋川滝美さんの「ソロキャン!」を読み終えた!
ブックオフでなんとなく気になっていたので購入したところ、気に入ってしまいそのまま2と3も購入。

キャンプ好きならたまらん一冊でした。
秋川さんはご飯系の本がいっぱい出てることしか知らなかったのですが、ガッツリ本格的なキャンプの用語や描写が入ってて良い意味で裏切られた。


焚き火や料理の話中心であるものの、100均の道具や火の始末、テントの立てる向きなどキャンプを全く知らない人にでも分かるように細かく説明されているには感心した。

てっきり「ゆるくソロキャンデビューしました!」みたいなゆるキャン系を想像していたのですが、蓋を開けてみると「ベテランの女性がゴリゴリのソロキャン」


もちろんゆるキャンみたいなのも大好きだけど、こういう本格派は大歓迎!!

漫画とかはキャンプ題材は多いけど、小説だとなかなかこういう作品が無いので嬉しい。


そして、何よりもキャンプ飯の描写が神。焚き火でじっくり焼いた肉、定番のカレー、そして酒……。やはりグルメ系好きだなぁ

料理の匂いまで感じられそうな勢いで描かれてるので、作者さんのグルメ描写にこだわりを感じる。

もちろん、ストーリーもちゃんと面白い。会社での仕事の辛さやキャンプで出会う人間とのいざこざなどもあるが、それがうまくキャンプを引き立てている。ストーリーとキャンプ描写のバランスが絶妙で、「小説」としても「キャンプ指南書」としても楽しめる一冊だった。


キャンプ好きならもちろん、興味があるけどまだ行ったことないって人にもおすすめ。
個人的には1は導入の意味合いもあるので、2.3と読み進めていくと更に好きになれそう。

さらなる続編にも期待!


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