親の愛ってこれか
私は、息子を産んだ時、すぐに愛しさを感じることができなくて、そのまま追われるように育児をしてきました。
その後、可愛いと思えるようにはなりましたが、この思いがいわゆる「親の愛」とまで言えるんだろうかと感じる事もあり、ずっと親に向いていないと思ってきました。
そんな中でも、いい親になりたい。子供に幸せを感じてもらいたい。という気持ちはあって、あーだこーだやってきたんですが…。
5歳8か月になった息子。
先日イヤイヤが爆発して、壁にあたりドアにあたっていました。
いつもなら、声をかけたり注意すれば、とりあえずは止めてくれていたんですが、今回は止まらず。
「あー、これ5歳だからマシだけど、大きくなったら家壊れるなー。」なんて思いもよぎりました。
そんな時にとある情報を思い出しました。(以下引用抜粋)
問題行動を繰り返す幼児の根底にあるのは「見てもらいたい」「気づいてほしい」という欲求です。
何度注意しても同じことを繰り返されると、「わざと困らせようとしているのでは?」と思い込み、ついカッとなってしまいがちです。
そんなときは一度深呼吸して、子どもになぜ問題行動を起こすのか冷静に尋ねてみましょう。
最初のうちは「イライラしたから」「暴れたくなったから」といった返事がかえってくると思いますが、根気強く尋ねると、
「話しを聞いてほしかった」「かまってほしかった」などの本音が出てきます。
本音がわかったら、その思いを受け止めたうえできちんと対応します。
すると子どもは問題行動を起こさなくても、自分の気持ちを理解してもらえることがわかり、今度は言葉で伝えようとするでしょう。
幼児が問題行動を起こすのはそれ自体が目的ではなく、その裏に正当な理由があるということを親が理解して対処すれば、自然と問題行動はなくなっていくはずです。
参考文献::https://www.shinga-s-club.jp/column/%E3%81%86%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%81%AF%E5%95%8F%E9%A1%8C%EF%BC%9F%E5%B9%BC%E5%85%90%E6%9C%9F%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82/
これかな?と思って、洗い物をやめて目線を合わせて聞いてみるとまさに「もっと僕を見て欲しい」でした。
これからはもっと見るね。と言うと、息子は「お約束ね!」と念を押してきました。ずっと思ってたんだろうなぁと思うと胸がちくちく。
私は、ながら作業で会話することが多くて、顔も見てなければ目も見ていないことが多かったので反省です。
それからというもの…
話をするときは目を見るようにしました。しゃがむ回数が多くなって、これまでとの違いに驚きました。
遊んでいるときは、何考えてるんだろう?とか、集中してるなぁ。とか観察するようにしました。色んな発見があって、これまで損してたなとも思いましたw
たまに私の視線に気が付くと、嬉しそうに恥ずかしそうに笑って、幸せそうな顔をしてくれます。
「かーーーーっ!たまらん!可愛い!愛おしい!!!」と思った所でハッとしました。
これか!!!
この時に、親になれた気がしました。
これまで、「ちゃんと」見てこなかった自分に気付きました。
「ちゃんと」見ると愛しくてたまりません。
約6年かかりましたが、親である自信が少し持てました。
本当は少し苦しかったから、この気持ちが嬉しいです。
親の愛って、きっとこれ。
我が子が存在しているだけで愛おしい。
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