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産休・育休中の組織作り7つの方法とは?

皆様、こんにちは!コザワです。最近、蒸し暑い毎日が続きますね~。娘が隣でスヤスヤと寝ている間に、妊娠・出産についての記憶を記録しておこうと思います。
ちなみに、すこぶる元気な妊婦→超超超安産→すこぶる元気な産後を迎えております。出産直後の分娩台でTwitterやっていたほどです(笑)

さて、今回のテーマは「産休・育休中の組織作り7つの方法」についてです。多くの人が、安心して産休・育休を取れる世の中を創っていきたいな!と思って、まとめてみました。では、まずは私の元気な妊婦の状態と仕事との関わりについて、から行ってみましょう~(^^♪


元気な妊婦の状態と仕事

▼妊娠初期

つわりが酷いとされる初期。このタイミングは、お腹も出ていないので、電車や街などで妊婦だと気付いてもらいづらい。更に、安定期に入るまでは会社や知り合いにも、妊娠したことを伝えるのが忍びない時期でもあるので、結構、孤独な戦い…。幸い、私はつわりが軽くて、「吐く×眩暈」というのは1日だけでした。基本が食べづわりで、空腹になると気持ち悪くなって、炭水化物を欲する、という感じでした。なので、ひたすら、ご飯・パスタ・うどんの無限ループで、一気に2-3kg太りました…。ただ、あまりにも元気で、普段通りの様子だったので、オンラインではもちろん、出社していても誰からも気づかれませんでした。人事には事前に妊娠を伝えており、みんなへの公表タイミングや後任の採用、引き継ぎスケジュールなどを裏で計画し始めていました。

▼妊娠中期(安定期)

食べづわりも終わり、もはや妊娠していることを忘れるほど、体調も良かったので、普通に生活していました。そして、妊娠中期に結婚式を控えており、初期で一気に3kg太っちゃったので、結婚式までの2カ月間は栄養バランスには気を付けながら、太らないぞ!と決めて過ごしました。身体を動かした方がよい!ということで、出社頻度を増やしたり、週末は旦那さんと知らない街を散歩したり。多い時は10km歩いたり。あとは、かき氷巡りを楽しんでいました。会社のみんなには、安定期入ってからすぐに妊娠を伝えて、採用活動~引継ぎを積極的に行っていきました。私が抜けたことで会社に迷惑を掛けるようなことはしたくないし、後任の子が困らないように整えてから産休に入りたいというのが私の想いだったので、リーダー代理のメンバーがちゃんと整うようにサポートし、後任の新人へのインストールを行っていきました。

▼妊娠後期

妊娠~出産後も含めて、妊娠後期が一番シンドかったな…と思います。最終的に、体重は9kg増だったのですが、まずお腹が重い…。そして、胎動があることは幸せな気持ちにはなるのですが、赤ちゃんのキックがめちゃくちゃ強くて痛い…。気持ち悪い…。夜、キックで起こされ、眠れないほどシンドイ毎日が続きました。とはいえ、おそらく、軽い方だとは思います。
里帰りだったので、出産予定日の1カ月半前から愛知へ。会社は予定日の1カ月前から産休に入らせてもらいました。基本的に仕事はしないけれど、後任の子たちには、「何かあったら連絡してね」と言ってあり、時々1on1で会話したりもしていました。また、時間の余裕があったので、オンラインイベントなんかもやったりしていました。100人以上集まる広報イベントをやらせてもらって、妊婦でも色々と出来るな~と思いながら過ごしていました。

これは私ではありませんw


妊娠した時の仕事の整え方

働いているママさんや妊婦さんと会話すると、自分が産休・育休で休んでいる間をどうするのか?ということが話題になります。やはり、バリバリ働きたい女性にとっては、子どもは持ちたいけど「休みの間をどうするか」というのは、永遠の課題…。私も、まさにそうでした。なので、あえて、どう整えたのか?ということを記しておきます。

▼採用は半年計画

採用は簡単ではありません。私も、半年かかりました。1月から人事に相談し、2月から採用を開始し、3月に内定。3-4月は退職交渉を行ってもらって、5月入社。5‐6月で引き継ぎ。これでも早い方かなと思います。
更に、産休・育休は、退職するわけではないので、自分が休み中の間、更には戻ってきた時に、どのような目標設定をし、組織を作るのか?を設計することは、重要な観点ですよね。

▼産休・育休を組織イノベーションへ接続

広報チームは、2年前に私が1人広報として立ち上げて、徐々に拡大してきた歴史があります。それが故に、広報としての在り方や組織運営方法などの思考が硬直化している部分がありました。だからこそ、私が抜けるということをプラスに捉えて、「新しい広報の在り方を創っていこう!」と決めて、社長と広報チームメンバーで未来会議を行い、改めて会社の広報的な立ち位置とどこを目指すのか?ということを話し合う場を設けました。

▼リーダー1人いなくても、組織は育つ

「私がいなくなって大丈夫かしら…」なんて思っていても、組織なんてものは「私が1人いなくなっても、大丈夫」なのである、ということを痛烈に感じました。自分が抜けるにあたって、期待して、信じて、任せるということをちゃんと伝えた上でですが、残された人たちは、新しい在り方を創ろうと躍起になってくれて、今までにないほどの主体性を持って、組織を創ってくれています。私の後任であるいまさきリリーは、私が抜けた今、とてつもなく頼もしい存在に成長してくれており、広報チームを以前に増して、良い組織にしてくれています。仕事大好き人間としては、そのチームに入りたいなぁ~なんて思っちゃうほどです(笑)

▼後任を採用できなかった場合は…?

私は、幸いなことに後任を採用することができたのでありがたかったのですが、上記の通り、採用は簡単ではないですよね。また、出産を終えて戻ってきた時に、人件費が2倍になってしまうことや業務分担をどうするのかも懸念…。では、どんな方法で産休・育休期間を整えていくのか?具体的に次章で書いていきます。


育休中の組織作り7つの方法

出産はとても尊いことですし、日本の出生率が下がっている今、出産は世の中への貢献と言っても過言ではないことです。しかし、企業運営をする経営者の立場になると、どう組織を整えていくのか、悩ましいものですよね…。しかも、退職するわけではなく、”戻ってくる”ということを考慮しないといけない。産休・育休中の組織を整える方法についてまとめてみました。

◆育休中の組織作り7つの方法
案①:後任を採用して引き継ぎ
案②:育休メンバーの業務を現存メンバーに引き継ぎ
案③:育休メンバーの業務を分散させてカバー
案④:育休メンバーの業務は一旦ストップ
案⑤:目標を下げて、できる範囲で業務遂行
案⑥:育休メンバーの業務を外注
案⑦:③をした上で、ノンコア業務を外注

案①:後任を採用して引き継ぎ

これは分かりやすいですね。ただ…問題は、会社に全く慣れていないメンバーの教育。育休を取るメンバーがベテランであればあるほど、後任はそのプレッシャーが大きくなります。したがって、自分が抜けた後に、誰がマネジメントをするのか?を確実に決めておく必要がありますね。また、最大の問題は、戻ってきた後に、人件費が2倍になることと、役割分担をどうするのか?ということ。育休明けのタイミングと体制をあらかじめ考えておいてから、産休・育休に入ることが大事ですね。

案②:育休メンバーの業務を現存メンバーに引き継ぎ

育休メンバーがベテランであるほど、その業務は止められないものが多く、現存メンバーに引き継ぐ、という必要性が高くなります。現存メンバーは、やったことがない業務が増え、プレッシャーも大きくなるので、確実な引き継ぎや精神的なフォローに加えて、ミッションや報酬の見直しなども必要になってきますね。また、これも案①同様、戻ってきた後に、役割分担をどうするのか?という問題はあります。育休明けのタイミングと体制をあらかじめ考えておくことが大事ですね。

案③:育休メンバーの業務を分散させてカバー

従業員が多くいる会社であれば、これは可能です。育休メンバーの業務を棚卸しして、その業務を分散して適切な人たちに依頼する。問題は、現存メンバーの負担への配慮。ただでさえ忙しくしている組織であれば、産休・育休を取ることでの業務のしわ寄せが来たと思われかねません。出来る限り、要らない業務は捨てて、必要なものだけを残して、色んな人に振ることが重要です。

案④:育休メンバーの業務は一旦ストップ

育休メンバーの業務が、事業インパクトにどの程度影響があるか?ということと産休・育休をどのぐらいの期間取るのかで判断できるかなと思います。産休・育休の期間が短ければ、また、事業へのインパクトがそこまで大きくないのなら、もはや一旦止めてしまうのも致し方がないかなと思います。どうしても、というものだけ、何かあった時に他の人が対応できるようにインストールだけしておくことが残された人への配慮かなと思います。

案⑤:目標を下げて、できる範囲で業務遂行

苦肉の策ですが、残された人たちのレベル感次第で、無理矢理に業務を引き継ぎ、目標据え置きにしてしまうとキャパオーバーになってしまう危険性もあります。育休メンバーの業務の中で、「これだけは!」というものだけを現存メンバーが引き継いで、手の届くか届かないかというレベルの目標設定をして、耐え忍ぶ、ということも一つの策だと思います。

案⑥:育休メンバーの業務を外注

広報であれば、この選択を取る企業をよく聞きます。例えば、育休期間中だけPR会社を利用したり、フリーランス広報の人に依頼をしたり。妊婦期間中に、その人たちとコミュニケーションを図って引き継ぎをしながら、育休中の外注先との対応する人を立てておいたらOK。ただ、問題は費用。PR会社だと、月50-60万円近くになります。それでも、組織として止めるわけにはいかない場合は、これも一つの策ですね。

案⑦:③をした上で、ノンコア業務を外注

育休メンバーの業務の中で、コア業務(事業上の重要な業務)は、既存メンバーへ依頼する。ただ、ノンコア業務と呼ばれる”誰がやっても良い仕事”を既存メンバーに振ってしまうと、パンクしてしまう危険性があります。そこで、ノンコア業務は、アウトソーシング会社へ依頼するのも一つの手です。
私たちも、HELP YOUというオンラインで事務周りの業務を遂行するアウトソーシングを扱っていますが、会社全体の生産性向上を図るべく、こんなサービスを使ってみるきっかけにしていただくのはどうでしょう?

とまぁ、最後は宣伝になってしまいましたが(笑)、私自身の産休・育休はどんな形だったかというと、案①②⑤⑦のMIXでした。

コザワ育休中の広報PRチームの組織運営

まず、既存メンバーに「リーダー代理」というミッションを担ってもらってリーダー業務を引き継ぐ(案②)。そして、後任を採用してコザワが手を動かしていた部分を引き継ぐ(案①)。更に、目標を下げるというより、これまでとは違った新たな目標を設定して、邁進してもらう(案⑤)。更に、ライティングやデザインなどは、HELP YOUのメンバーを増員してどんどん増産してもらう仕組みを作っていきました(案⑦)。

私が産休・育休で抜けて2カ月ほどですが、新生広報チームは、新しいチャレンジを仕掛けまくっており、むしろパワーアップしています。すんごく頼もしいし、心強く思っています。もはや、コザワ不要説ですw

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これから赤ちゃんを持ちたいを思っておられる皆様にとって、はたまた経営者・人事の皆様にとって、少しでも参考にしていただける情報になっていたら嬉しく思います。多くの人が、安心して産休・育休を取れる世の中を創っていくぞー(^^♪

本日は以上です!

ちなみにHELP YOUの各チームインタビュー記事もありますので、もし時間があればぜひご覧ください^^(マーケチーム/広報チーム/CSチームがあります)

最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(__)m

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