続・嘘をつくフランス人、もしくはAI?!
明らかにあからさまに嘘をつかれた時、皆さんはどうしていますか?案件の重要度合いにもよると思うけど、心が傷つきませんか?
そして嘘をついたのが、もしかしたらAIかもしれないと気付いた時の虚無感ったらもう人間辞めようかと思うほどズッシリと重く心にのしかかってくる。
今回の場合、重要度はまったく低く、何なら諦めてスルーしようとさえ考えていたことだった。
始まりはネット通販。
趣味の洋裁で使う布地をフランス国内大手のECサイトで購入したことから始まる。
ECサイトで洋服や生地を購入する際、写真では生地の質感や色味など、想像していたものと違うものが届く可能性があることは承知していた。そんなリスクを承知で希望に近い生地を見つけたので試しに少しだけ購入してみた。気に入ったら追加でもっと買えばいい、そんな軽い気持ちだ。
私が欲しいのは薄いベージュ色で綿100%の生地。
サイトで見つけたこれ↓をポチッと買い物カゴに入れて購入した。
数日後届いた生地は↓こちら。
初めての購入だったし値段もそれほど高くないし、こーゆーのは勉強代として自分の中で消化して流してしまうのが良いだろうと思い、受け取ってそのままにしておいた。
そしたら数日後、カスタマーセンターから「是非ともご感想をお聞かせください。私どもにとってお客様の声は重要です。是非とも!」とのメールが送られてきた。
最近は何でもかんでもネットで繋げてリンクしていて、何かのサービスを利用するたびに「ご感想」を要求するメールが送られてくる。
あまりにもしょっちゅうくるので大半は無視しているが、今回は生地の色が違っていたこともあり、そんなに私の意見が聞きたいなら教えて差し上げましょう、的な気持ちで送られてきたフォーマットに沿って「生地の色が違うように思います」と柔らかめの意見を書いて提出した。
意見を聞かせろというから率直な意見を言わせてもらった、それだけのことだ。別に交換しろだの返金しろだのとは言ってない。
2日後、カスタマーサービスを名乗る女性Cathyから返事があった。私のことを下の名前で呼ぶカジュアルなスタイルのメールだった。
内容は、画像の質や画面の明るさの調整設定などで写真の色は実物と多少変わることがあります、と当たり前のことが書いてある。
そしてよかったら届いた生地の写真を送ってもらえますか?とカジュアルに書いてあったので、3枚ほど光の具合を変えた写真を送った。その一枚が上にある写真だ。
3日後、Cathyから返事があった。
送っていただいた写真と実物をよく確認したところ、ご注文の商品に間違いありません。
。。。
。。。
。。。
商品に間違いはございません、と、ぬぬぬ!
ちなみに同じ布の色違いで↓これがある。
しかもメールにはご注文された布地はベージュでは一番クリアな色で、これ以上クリアな色味はございませんと書いてある。
お気に召さないようであれば返品していただいても構いません、と。
初めにも書いたがそもそも私はクレームを入れるつもりはなかった。返金も交換も望んでいない。送られてきた布の色は濃くて注文したものとは違うが、持っていれば何か他の用途で使うことがあるかもしれない。返品にかかる費用や返金されるのかどうかも不明なところで返品しようなんて考えてもいないのが正直な気持ちだ。
繰り返しになるが、感想を聞かせろというから聞かせてやっただけのこと。
何だか無性にモヤモヤした気持ちが広がったので、このまま案件を閉じようとしているCathyに返事を書いた。ECサイトからコピーした上の写真をしっかりと添付して。
「お返事ありがとうございます。どう見ても私には注文したものとは違う色の生地にしか見えないのですが、あなたはどう思いますか?私は眼科へ行くべきでしょうか?」
Cathyからの返事はまだ来ない。
モヤモヤが募る中、以前、私が利用している保険のカスタマーサービスとやりとりをした時も私のことを下の名前で呼んでものすごくカジュアルな書式の文面だったことを思い出した。
比べてみるとまんまテンプレートのような書き方だ。
メールの差出人のところには人間の名前が表示されているが全く人間味がない。
カジュアルでフレンドリーな文章だけど人間味がない。
人間じゃない?まさか!?
疑念は募る。
もしかしてAIなのか?Cathyさん、あなたは人間?それともAI?
AIだから色の違いが分からないのだろうか?
いやもしかしたら裏で取り仕切るフランス人に無理やり言わされているのかもしれない。今のところAIは独自の判断で行動をしてはならず、人間の指示に従うための存在なのだから。
だったらやはり嘘をつかせているのはフランス人。
よくもまあこんなあからさまな嘘をいけしゃーしゃーと言えるものだ。
傷ついた私とAICathyの心をどうしてくれるのよ!
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