夏時間は体力勝負
夏時間になって2週間ほど経つが、時間が過ぎるのが早すぎて毎日あたふたと夜を迎えている。
私の場合、決まった時間に通勤をして会社で働くような生活をしていないので、一日の時間配分はほぼ体内時計に頼っている。
お腹が空いたらお昼だとか、ちょっと疲れたから午後のお茶タイムだとか、まあ適当に時間を過ごしているということだ。
人と会う約束をしている時こそチラチラと時計を気にしたりもするが、普段はそれほど時間を気にはしていない。
もちろん適当と言ってもちゃんと生活のリズムがあって、朝・昼・午後・晩と時間を区切って活動をしているし、夜眠れなかったり朝起きられなかったりすることもない。
ところが夏時間が始まるとこのリズムがチグハグし始めて、結局一日の終わりにそのしわ寄せがくる。そう、夜の時間が足りなくなってしまうのだ。
携帯電話やスマホが普及し始める前は、夏時間に変わる週末土曜の夜、もしくは日曜の朝に手動で時間を1時間ずらしていた。うっかり忘れたとしても、テレビやラジオをつけると時間が変わったことに気づくので大概の人は週末の間に時計を修正できる。
でも中には月曜まで気付かない、なんて人もいて、そんな人は学校や職場へ堂々と遅刻して行き、夏時間だって気が付きませんでした、と当然のように言い訳をしていた。
そんな言い訳もスマホが普及した現在では通用しない。
スマホが勝手に時間を修正してくれるからだ。夕方普段より随分と日が長くなったなぁ、なんて思っていたら実は夏時間だった、ってことになる。
そう、夏時間に変わったことに気づかないまま夏時間で生活していることもある、ってこと。
夏時間になると、昨日まで8時だった時間が9時になり、正午だった時間が午後1時になる。
つまり、毎朝7時に起きていた人は昨日までは6時だった時間に起きないと7時に起きたことにはならなくなる。なぜなら昨日までの7時は今日からは8時となるのだから。
だから夜8時を過ぎてもまだ外が明るいのは、それは昨日までは夜7時だったからってこと。
そして日中の明るさの変化や体内時計で時間を過ごすことに慣れていると、薄暗くなってきたからそろそろ夜かな~なんてのんびり構えていたら、それはもう夜9時だったりする。慌ててご飯を作って食べて片づけてお風呂に入ったり何だかんだしていたらもう寝る時間だ。
これからどんどん日が長くなると、活動時間は今より更にもっと長くなり、夕食を食べる時間も眠くなる時間もますます遅い時間にズレ込んでいく。
バカンスシーズンに入ろうものなら、もっと遅い時間まで外をウロついたり道端で立ち話をしたり、座り込んで酒盛りを始める人まで出てくるから、より一層静かに寛げる夜から遠のいてしまう。
毎日がお祭り騒ぎのようで楽しいっちゃ楽しいが、疲れるっちゃぁ疲れる。
暑さのせいで何もしていなくても体力を消耗しがちだし、活動時間が長くなることで今まで以上にエネルギーも消耗する。
だから夏時間になると今まで以上に体力が体調を左右する。休める時にしっかりと休んで栄養のあるものを食べて、疲労回復を図らないと!
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