客商売をする権利
どこぞやのお偉いさんたちがこのコロナのなか、夜遅くまで飲み会をしていたとか、大人数の予約を入れたとか。
よく聞くニュースではあるけれど私は、これを“よく“聞くことに疑問を感じる。
客商売をする立場としては、絶対的にお客様のプライバシーは守るのは当たり前のことで、最低限のルール。
だから、なぜ、どこに所属している誰々が、どのお店を利用したのかが判明している事実に納得がいかない。
例えば犯罪行為にお店という場所もしくは営業システムが利用されようとしたのなら、断った上で、相手を『お客様』という立場から外したうえで、警察に通報するなりするべきだ。
それをお客様としてしっかりお金をもらっておきながら、都合の悪いことは私の範疇外ですとなんでもかんでも他人に伝えるのはいかがなもんか。
タクシー運転手さんや不動産仲介担当が、芸能人の自宅を他人に話すことも同じ。
私も不動産屋さんだから、これは絶対的にタブーなことはもちろん分かってる。
お客様の安心、安全は守るべきものである。
さてさて。
じゃあ、この世の中の今普通に起こっていることはなんなのだろうか。
個人情報保護なんて目新しくもない価値観で、誰しも守ることが当たり前の世の中なのに。
そもそも断れるタイミングはあっただろうに、断るという決断をせず、お客様として受け入れて、結果、お客様の素性を話す。受け入れた側は悪くない、受け入れさせた人が悪いと。
ふむふむ。
仕事をすること、お金をもらうことに、もっと真摯に向き合って、プライドを持ってほしい。
誰もがわかる最低限のルール。
お客様を“お客様“として扱った時点で、その方はあなたのお客様なんだから。