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ひたすら寝たい、そんな日と夏の直射日光が好きになった話。
びっくりするくらいよく寝る。
よく歳をとると朝早く目が覚めてしまうとかなんとか言うけれど、全然そんな日が来ない。
今日はじっくり寝よう!と決めたわけでもないのだけど、起きて時計を見るともう午後になっている。
よくまあ、これだけ寝れるのに仕事の日はしっかり寝坊もせずに起きれているなあって思う。(寝坊での遅刻は新卒1年目にあった1度きりだ。ちなみにそれは寝坊というより明らかに前日のお酒が原因だったので、完全な寝坊での遅刻はプライベートの用事も合わせて経験がないのは本当に不思議。こんなに寝るのに。)
我ながら不思議だ。
以前は、寝すぎると身体が痛くというかだるくなった気がするのだが、最近は全く。なんなら、そのまま二度寝もできるし、ひたすらベッドのうえでゴロゴロ過ごすこともできる。これはもしかすると30歳を超えて良いベッドに変えたというのも一因かもしれないが。
とにもかくにも、私が起きた気配を感じた愛犬がベッドに飛び乗ってくるまでは、ずっと寝ていられる。
ショートスリーパーになりたいなと思うこともあるけど、そんなに起きていてもやることはそんなにない。最低限の家事なんてすぐに終わるし、わんことの散歩も暑すぎる日中にはできないし。買い物だってそうしょっちゅう行くものでもないんだし。
うん、やることが無いのかもしれない。
だけど、寝ているときくらいしか頭真っ白にはならないから、余計なこと考えないで済む睡眠時間は本当に幸せだ。起きているとそれなりに意識はあるから、今考えても無駄だと思うような明日の仕事の順序についてだったり、うまく進まないお客さんとのやりとりなんかを考えてしまう。で、もやもやしたり。
だから、頭をすっきりさせたいときほどよく寝る。
あと何も考えたくないときはしっかり寝る。とにかく寝る。
だんだん睡眠時間が長くなっていっている気がするけど、まあ、それで健康が保たれているならいいか。そしてただ寝るだけって最高に安上がりな趣味で何より。
★★★
さて、夏。もう残暑とは言われる時期になってはきたけど…。
夏の日差しが好きだ。
・・・というより好きになった。暑いのが苦手なのは変わらないけど、日光に当たるのが好きになった。
休みの日に一度も外に出なくても庭に出て、日に当たる。
痛いくらいの夏の直射日光を肌に当てるのが好き。
そもそも日焼けは気にしないタイプなのもあるけど、ベタつきが苦手なのと、肌が弱いのでコンデイションによってはかゆみが酷くなるので日焼け止めは使用しない生活になってもう10年は経つ。
きっと年齢を考えると顔だけにはさすがに塗ったほうがいいのだろうとは思うけど、ここ最近の猛暑だとすぐに剥がれ落ちてしまうんだからとかなんとか無駄な工程を増やさない言い訳を並べて、結局、直射日光に素肌をさらす選択肢をしてしまう。
なんだろう、日にあたると元気になるというか、暑さ以外何も考えられなくなるくらいの直射日光の下にいると、まっさらになれる気がする。
夏の日にあたって、アツっ!って思って、汗かいて。ああ、生きているなあって思う。間違いなく、空調のきいた部屋のなかのほうが快適ではあるのだけど、外気のなかで暑い日差しの中でちょっとばっかし苦しい想いをするときくらいのほうが楽しいかもしれない。
サウナや岩盤浴、温泉に入る感覚と似ているかもしれない。すこしの負荷を身体にかけることによって、身体が浄化されるような感覚。夏の直射日光にはそんな効果がある気がする。
肌が焼けて色が変わっていくのも好き。もともと色白に分類される側の人間だとは思っているけど、夏にしっかり焦げていく自分の肌が好きだ。余計なシワやくすみも目立ちにくくなるし。
そろそろ日が優しくなる秋になる。秋には秋の楽しみ方があるはず。
★★★★
よくわかんないけど、そんなことを思った夏の終わり。