一年後の自分へ、あなたはこの手紙を読んで何を思いますか
いまの気持ちをそのまま手紙に綴ってみよう。
そう思いついた途端、わたしの心はうきうきしはじめる。その足で近所の本屋さんへ向かい便箋を購入。いつぶりだろうか、便箋を買うだなんて。
花が描かれたもの、キャラクターのもの、さまざまあったけれど、わたしは青色の罫線だけが書かれているシンプルな便箋を選ぶことに。自分のために言葉を残しておきたい、そういう目的だったからシンプルなもので十分なのだ。
よし、準備はできた。自分で淹れた珈琲をお供にわたしは真っ白な便箋に「29才の自分へ」と