トエルは直感的に確信した。今目の前にいる人間こそが、あの正体なのだと。 「大丈夫ですか」 トエルは驚かせないように、静かに優しく話しかけた。しかし男はまだ線路をぼーっと無表情で見つめている。トエルが再度話しかけようとしたその時、どこからともなく無機質な音と共に人間と思われる声が聞こえた。 「間もなく2番線に、新札幌行が到着します。白線の後ろ側までお下がりください」 トエルは声の発生源が分からず、周囲を振り返る。どうやら先ほど見かけた文字が流れる箱のような物から発してい
「そういえばトエル、以前体験した魂の記憶についてなんだが一つ気になる事があってね。 女の子が口にしていた影について……、そこにひっかかっていた」 マルとトエルは、相変わらず薄暗くどこか湿気っぽい地下道を歩いていた。 彼女はあれから数日後、日常生活を送れるようになり下水道管理人として復帰し今日からまた役目を果たすところだった。 「小さい女の子だったから極限状態で幻覚を見たのかもしれないし、杞憂だと良いのだけどね。 どうも抽象的な表現で気味が悪いし、君に忠告してきたと言う
EPⅠ:下水道管理人、始めました EPⅡ:記憶 EPⅢ:再び記憶へ EPⅣ:虚しい心
「ちょっと、こいつしぶとすぎない!?」 シャールが少し息を切らしながら言う。 穢れた魂の攻撃は止まる気配なく、怒涛の勢いでマルとシャールを追い込んでいた。 「流石にまずいね、完全にジリ貧になっている。最悪、施設破棄かも」 マルの言葉を聞いて、より険しい表情になるシャール。 「施設破棄、一番避けたいわね……」 二人が次の攻撃に備え、体制を立て直す。 「……」 しかし、一向に穢れた魂は動き出す気配がない。マルは警戒しながらも、少しずつ接近し様子を伺う。 「ウ、ウウ
――穢れを浄化し自然に還す。 そうする事で命の循環を穢れ無きままに保ち、天使は安泰を、悪魔は衰退する。 これが下水道管理人の使命である。 「……、って言うけどさぁ!!」 小さな部屋に不満げな声が響く。 それをなだめるように、小柄な天使は言う。 「まぁまぁ、確かに希望していた上水道管理人にはなれなかったけど、凄く大事な役割だって聞くし」 それを聞いた先ほど不満げに言葉を発していた天使は、ベッドから一気に身を起こし小柄な天使に愚痴をこぼす。 「サリーはそう言うけどさ、
6月中旬から休職をしていました。 当然初めての休職なので(勿論これから先もなりたくないですが)実際になってみると「え、そうなの!?」と言う事も多く。。 備忘録と、これから休職するかも……という方向けにざっくり残しておく事とします。 ※私は比較的短期で復職ができ、かつリワークプログラムなどには参加していません。その為かなり深く細かく書いてある訳ではありません。また、各企業や団体により規定が細かく異なる為、参考程度にお読みください。 【絶対に気を付ける事】 ①復職までのリミッ
かかしの里に行ってみました( ´・▽・`)ノ きっかけとなったのは、vtuberの月ノ美兎さんが投稿していた動画🎬 場所は埼玉県秩父のエリア。 googlemapではこのあたりです。(駐車場にピンをさしています) ※かかしの里、だけでぐぐるといくつか出てきちゃうので注意してください。 向かってみると動画冒頭に出てきた看板とかかしが…。 この生贄の「贄」ってどうにかならなかったんですかね…。 駐車場から熱烈な歓迎を受けます。 あらゆる所にカカシが居るので、来て最初のう
川越氷川神社に行ってきました⛩ 本当は富士Qに行く予定でしたが、前日に確認したら休園日?のようで急遽代替案を探していたところ埼玉県の名所として掲載されており、かつ7月は沢山の風鈴が飾られて綺麗との事。 滅茶苦茶雑ですが、要するに縁結びや夫婦円満などにご利益がある様子。 詳しくは下記にて公式HP様にて…(丸投げ) 【川越氷川神社公式HP】 平日でもそこそこ参拝されている方も多かったです。 コロナも第5類になったのか、この…清めるやつ…の手水舎(調べた)も普通に解禁になってい