2024年 2月 神戸~陰ヨガを学ぶ決意(偶然に見えても必然だと感じる大きな意味のあること)
2023年12月、全米ヨガアライアンスRYT200の合格が出た。
元々インストラクターを目指すつもりはなく、飽きやすい私が珍しく15年ほど続けられたヨガには、なにかこれから先も生きていくためのヒントが隠されているのではないか、という探求心から始めた学びだった。
ヨガには一般的にイメージされるようなエクササイズ的な要素ももちろんあるが、それはほんの一部である。
その根底には一生かかっても深く理解するのが困難な深淵なる哲学があり、まさに生き方を教えてくれる道であると、学びの過程で何度も感動しながら確信することが出来た。
ヨガのポーズ(アーサナ)はもちろんのこと、呼吸法、瞑想、哲学と幅広くヨガの叡智に触れるなかで、色んなヨガのスタイルを知り、ヨガを自分の人生にどう活かせるか、ヨガを通して世の中のために自分に何が出来るか考えたことで、資格取得後にやりたいことの方向性も見えてきた。
・ヨガを生き方のベースにすること(仕事にするか関係なく人生の哲学として)
・立場に関係なく女性の味方でいること(女性の心身のケアをする)
・陰ヨガを極めていくこと(考え方、ポーズとの相性も含め、私の人生にとって必要なものが全部詰まっている)
どれも簡単には叶えられない夢だけれども、逆に簡単でないから楽しい気がする。
前のめりになって走ってゴールまで行っても私には意味がない。
じっくり時間をかけて熟成させながら、何十年もかけて人生のテーマとして向き合っていきたいもの。
執着なく目の前のことを一生懸命に大切に積み重ねていけば、いつか結果は返ってくるかもしれない。
自分も環境も変化しているはずだから、返ってくるかどうかは重要ではないし、それが当初の望みやイメージと違っていたとしても、そこに囚われず与えられたものを受け取れば良いと思っている。
12月にRYT200の合格をいただいた頃、上記のように自分にとってのヨガの方向性、テーマが女性と陰ヨガということに明確になっていた。それをまずは自分のため、そしてそれを必要としている方々に届けるために深めていくのが次のステップである。
そのまま引き続き、トレーニングを受けたそのスタジオで、今度は女性の心身に特化したヨガ資格の講座を受講した。
それとは別に、ちょうど1月に女性をテーマにした陰ヨガの講座が開催されることを知り、こんな偶然ってあるかなと思いながら申し込んだ。
その講座は都内のあるとても神聖なエリアの一角にあるスタジオで開催されており、そのロケーション、そして実は半年以上YouTubeで拝見していて大ファンになっていた先生に直接お会いし、会話が出来るという状況だけで、私の人生のターニングポイントになる予感がしていた。
普段はあまり感情を出さないようにし、自分のことを人前で表現するのが苦手な私であるが、推しとも言えるその先生の講義に引き込まれ、その言葉の隅々までが私の細胞の一つ一つに入り込むような感覚をおぼえ、あっという間に時間が過ぎてしまった。
予想以上に同じ女性として持つ、似たような悩みやこれまで誰にも理解されなかった微妙な心理に共感できた。これまでも多くの素晴らしい先生たちに出会ってきたが、フィーリング的に受け取る物の深さがまるで違った。
なにより、私がずっと探し求めていた人生の意味を見つけるヒントを得られる確信を得られた。
最後にお礼と感想をお伝えしに先生に話しかけに行った時、感情が怒涛のように溢れ出してしまい、まさかの号泣・・・推しと話せるというだけで脳の処理を越えるというシチュエーションではあったが、こんなに自分が崩れ落ちるほどの衝撃があったとは、予想できるものではなかった。
初対面の人に目の前で泣かれて先生もびっくりしていたと思うが、そんな私に優しく寄り添ってくれて、その温かさに更に癒され、この方についていこうという決心が固まった。
その講座からの帰りの電車で、2月に神戸で開催されるワークショップに申し込んだ。趣味のイベントの為に泊りがけで出かけるということが今までなかったため、それまでどうしようか悩んでいたが、実際に先生とお会いしてからはそのような迷いも飛んで新幹線のチケットと、ホテルもすぐ予約した。
そのようなことをしながら、同時進行していた女性のためのヨガ資格の勉強も進めており、卒業試験(オンラインでのティーチング発表)が午前中にあった2月のある日、その試験が終わるや否や新幹線に乗って神戸へ向かった。
今度は陰ヨガを学ぶために。
神戸に着いたのは既に17時頃、とりあえずホテルにチェックインしようと三宮まで行くが、どこへ行っても方向音痴な私は目の前の道と地図が脳内で一致しない。
とりあえず適当に歩いていると、生田神社を発見し、自分の立ち位置が分かった。
神聖な場所に助けられること多々。
荷物を置いてスマホを見ると、先程自宅で受けた、女性のためのヨガ資格の卒業試験の結果が来ていた。
無事に合格できていて、先生からのフィードバックも嬉しくテンションが上がった。
そのままルンルンな気分で神戸の街を散策。
非日常をエンジョイし(過ぎ)、ホテルのサウナで更に体温が上がってしまい、
外の暴走族や電車の音が気になったこともあって、この夜はまったく眠れなかった・・・
とは言え不眠には慣れているので、朝食バイキングを貪欲に楽しみ、コーヒーを飲んで通常運転。(よくないね・・・)
そして講座が始まる前に早めにチェックアウトし、今度は神戸の山側へ観光スタート。
異人街をふらふら散歩し、ちょどよい時間になったので陰ヨガの講座へ。
気持ちが高ぶりすぎて寝られなかったし、自分のコンディションが不安だったけれど、1秒も聞き漏らすことなく7時間ほどにわたる講座に驚くほど集中できた。
大好きな先生との再会も嬉しすぎて勝手にまた大興奮。
やはり、この方についていきたいなと何度も確信できる時間だった。
この講座で出会ったたまたま隣の席(マット)に居らした北海道在住の方とつながり、今でもオンラインで勉強会に参加させていただくなどご縁もあり、(一昨年ごろ、同じ時期に私は北海道、その方は私の地元の神奈川を訪れていたことも分かった)
そこのスタジオのオーナーの方のYouTubeも偶然たまに見ていたことが発覚したりなど、不思議なことがたくさんあって、この旅は決して偶然ではなく、必然的な流れの途上にあったものなのだろうと確信できた。
講座が終わり、バタバタと新神戸へ向かい、お土産を買う余裕すらなく予約していた新幹線に飛び乗った。
ずっとハイテンションなまま貪欲に観光をし、グルメを楽しみ、そして大きな決心をして参加した陰ヨガの講座を受けてまた魂のレベルで自分の求めていることが分かった。
ここからがまた新しいスタート。
仕事にするかどうか、この学びを分かりやすい形で活かせるかどうかは全然まだ分からないけれど、この細胞の奥の方から震えるような感銘を受けた感覚を絶対に覚えて置いて、いつかどうにかまずは自分なりに表現できたら嬉しいなと思う。
この後、私は3月にヨガが生まれた場所でその空気感を感じるためインドへ行き、そのエネルギーの消えないうちに自分の思いを表現する手段として、
Mi Yoga Yinsideを構想、SNSやネットの世界には疎いが、ホームページを作成、インスタ、そしてこのnoteも始めてみた。
その後、4月、9月と陰ヨガの講座も更に修了。
来月10月にはタイへ行き、また新たな体験をする予定だ。
この流れがこの先どうなるか、私自身にも分からないけれど、ヨガと共に歩む人生の旅路がより意味のあるものになればと思う。
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