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2024年10月 タイ旅行記⑤朝の気功ヨガと朝食~また1つ壁を越え、大地からエネルギーをもらった話

チェンマイで迎える初めての朝、時差ぼけを心配したが、とりあえず無事にアラームで起きられて良かった。

素敵な鏡台を使ってメイクをし、気分上がる

朝7時からの気功&ヨガの場所へ移動。
また、ドアを開ける音を合図に隣の部屋のお姉さまと一緒に向かった。

まだ朝靄のうっすらとかかる庭園
巨大な陶器の壺が置いてある
ぐるっと池を取り囲む完全に中華風の置物
たぶん、1体1体にちゃんと名前と背景、
ストーリーや教えがあるのだろう
巨大な銅鑼の置いてあるこの空間がヨガの集合場所だったが、各自コップに水を入れるよう言われてから、奥の芝生の上に移動するという流れ。
赤いトップスにショートパンツを着た方が、私たちが「魔女」と呼んでいた、推定年齢75~90歳くらいのおばあちゃん先生。朝からお元気。

決して都心ではないが、中途半端な関東の郊外で生まれ育った私は、あまり自然に触れ合う機会がなく、いつの間にか虫嫌いの野生味のない潔癖気味な大人になってしまっていた。

虫が苦手なことは以前何度か別の記事で書いているが、それに加えて「汚れ」を極度に嫌がる人間になってしまった。

特に、洗えば良いと分かっていても手が汚れるのが嫌で、ガーデニングでは土を触れるし、普通に料理をする時には生肉にも生魚にも触れるが、食卓では無理だと感じるようになってしまい、意地で絶対に触らないようにしていたら、骨付きのチキンも殻付きのエビもナイフとフォークで無駄なく食べられるようになった。

ケン○ッキーフライドチキンなどは手掴みしか選択肢がないので何年も行っていない。
焼き鳥は串のベタベタが付くのが嫌だからティッシュを使う。
インド料理屋では手でちぎるナンではなくライス一択。
お煎餅はお箸で、ポップコーンはスプーンで食べる。
中身の出そうなシュークリームのような菓子パン類も苦手だ。

また、どうしても手を使わないと無理な蟹に関しても、味は大好きだが避けている。北海道の旅館の夕食で出てきた時にはありがたくいただいたが、懐石料理に入っていなかったら選ばなかったと思う。

手を汚すことへの抵抗が強くなりすぎていることが自分でも気になっており、どうにかしたいと思っていた。

そんな私にとって大きな試練だったのがこの朝のヨガである。

虫が歩いている芝生の上に裸足で立つことからスタートするからだ。

足が汚れるシーンは日常にあまりないが、不特定多数の利用する温泉のバスマットなどはやはり苦手だ。

インドでガンジス川に足を浸けた時もかなり慎重に水を見て、タオル持参の上でおそるおそるだった。

グラウンディングやアーシングのプロセスで大地に裸足で立つというのはよくあるが、いいなと思いながらも実践をサボっていた。

マジか~!!無理すぎる!!!
と思って戸惑っていたが、次々と他のみんなはサンダルを脱いで芝生に入っていった。

ここは日本人らしい悪目立ちしたくないマインドと、同調圧力が良い方向に働き、1人だけ安全地帯にいる勇気がないため、思い切って土に足を着けてみることにした。

施設のいたるところに太極図(陰陽のシンボル)

はぁ~~~~~。

っと、温かいお風呂に入った瞬間みたいな感覚があった。

土は怖くない。
確かに足には芝生や泥が付くし、蟻を踏んでしまうかもしれないけど、きっと大丈夫。
むしろなんだか温かくて気持ちが良い。

足の裏から感じる土の生温かさが、「気」となって脚から膝を通って腰の方へと上がっていき、そのまま腹部を通過して呼吸と一緒に肺を経て、首から上へと頭部の方にも上昇していくのを感じた。

全身にエネルギーが巡る。私は自然の一部になった。
(ヨガの詳細はまた後日)

パワフルな木にもエネルギーをもらった

ヨガが終わり、汚れた足のままサンダルを履くのに抵抗があるかなと思ったが、意外とどうでもよくなり、他のメンバーたちはそれぞれ足を洗いに部屋に戻ったりなどしていたが、隣の部屋のお姉さまと私は「そのうち乾くでしょ」と面倒になり、そのままレストランへ。

確かにタイの元気な陽射の中では、たった5分ほど歩いただけで、芝生に付いていた朝露の水気や土や草がすっかり乾き、不快さはまったくない。

日焼けをまったく気にせず、念のため持ってきた日焼け止めを結局一度も使うことがなかった私は、眩しい太陽の下にいるだけで自然に笑顔になったし、どんどん普段封じ込めていた野性的な部分が出てきたように感じた。

敷地内には犬や猫、リスなど多くの動物も暮らす
レストランの建物

さてさて、お待ちかねの朝食タイム。
実は、申し込んだ時期には3食すべてビュッフェと聞いており、異国の未知なる食に出会うことが生き甲斐の1つである私は、それをかなり楽しみにしていたのだが、渡航の少し前にメニューが変わり、ビュッフェがなくなってしまった。

着いてからそれを知って呆然としてしまったが、1食1食を丁寧に選択し、可能な範囲で最大限楽しもうと決めて、ある意味毎食の重みがビュッフェの時より増した気がした。

しかし、朝食のメニューを見ると、タイらしさは皆無で、目玉焼きかオムレツ二択の卵料理、シリアル、ヨーグルト、トースト、しかない。普通のタイ人は朝食になにを食べているのだろうか?

嘘だろ~と思いながらも初日の朝は、少しでも物珍しさを求め、素直にオムレツを注文してみた。
(翌朝から私の反撃と朝食革命が始まる・・・お楽しみに)

野菜の入ったオムレツ。
それなりに量があり、普通に美味しかった。
奥の赤い液体は、チリソースとケチャップ。
辛党の私はチリソースを追加。
メンバーの1人が注文してくださった
パパイヤとドラゴンフルーツを
みんなでいただいた。パパイヤは濃厚、
ドラゴンフルーツは爽やかな味。
植物園のような敷地内


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