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授乳について参考にした本3選[新米ママの育児日記③]
1 はじめに
妊娠中に多くの育児書を読んでいたが、【授乳に関する本】は、1冊も読んでいなかった。出産前は、「授乳の最初は痛いらしい」ぐらいの知識しかなく、メデラの乳首クリームを購入して満足していた。母乳なんて、勝手にちょうどよく出るもんだと思っていた。昼間は、母乳で頑張って、夜間は旦那にミルクを頼めばよい。と思っていた。
が、そんな夢みたいな話はなく、出産して初めて、【授乳】の難しさを知った。初めての授乳は痛くて、乳首から血が出た。娘もなかなか上手に吸い付けないし、私も上手に【授乳】ができない。20分近く格闘しても、娘が飲めていたのは、たったの6g。そうすると、足りていない分のミルクを足すことになる。これを2時間おきとか、下手すると1時間おきとかに繰りかえすのである。絶望……。
入院中は、助産師さんに【授乳の仕方】や【ミルクの足す量】の助言を受けることができた。しかし、退院したら、これを自分でやらなくてはいけない。不安しかなかった。絶望……。そこで、【授乳】についての知識をつけるべく、3冊の本を参考にした。
私の授乳ライフを助けてくれた3冊を簡単に紹介しようと思う。
2 1冊目【助産師さき先生のはじめての母乳育児】
母乳育児についての疑問がピンポイントで書かれている分かりやすい本である。ちょっとした疑問に関して、Q&A形式で答えられている。母乳育児だけでなく混合育児についても少し触れられている。
【乳腺炎の防ぎ方】や【正しい授乳の姿勢】、【授乳のタイミング】など授乳でつまずくポイントについて書かれている。
Q&A形式なので、「この悩み私だけじゃなかったんだぁー」と思える。さき先生の温かい言葉が励みになった。
また、【卒乳】に関しても最後書かれているので、【授乳】ができるって幸せなことなんだなぁと気づかせてくれた。
3 2冊目【ちょっと理系な育児~おっぱいを科学する母乳育児篇】
科学者でもあり、2児の母でもある牧野すみれさんの著書である。「ちょっと理系な育児」のブロガーとしても人気の牧野さんが科学的根拠をもとに母乳育児についてまとめた本である。
WHOのガイドラインに基づいて、書かれているので、勉強になることが多くあった。【母乳が出る仕組み】から【授乳拒否】や【母乳過多】などのトラブルについても科学的な根拠をもとに解決方法がまとめられている。
これでもか!!というぐらい詳しく母乳育児について書かれているので、母乳育児を本気で進めたい人には、非常におすすめである。できれば、出産前に読んでおきたかった本である。
ただ、【混合育児】や【完全ミルク育児】については書かれていないので、そういった育児を目指している人には不向きかもしれない。
私は、【完全母乳育児】を目指しているから本当に参考になった。ただ、母乳育児に悩んでいた時期に読んだので、「母乳育児にしなくては!!」という思いがより強くなり、ちょっと苦しくなった部分もある。
4 3冊目【産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK】
個人的には、1番心の支えになった本である。サブタイトルの【母乳でも粉ミルクでも混合でも!】という言葉に救われた。どの「授乳方法でもいいんだぁ。」と感じられて、母乳育児に悩んでいた私にとっては、励みになった。
この本も「助産師さき先生のはじめての母乳育児」と同様に、Q&A形式で書かれている。【母乳と粉ミルク】や【授乳の方法】、【授乳のトラブル】、【離乳・卒乳のこと】などについて触れられている。
医学的な根拠をもと、産婦人科専門医と小児科専門医のお二人が書いているので、納得できる内容である。
「甘いものを食べると乳腺炎になる」など巷でいわれる、根拠のない説についても科学的根拠をもとに否定をしてくれている。
どの授乳方法にしようかなぁーと考えている人にも、私のように完全母乳を目指している人にもおすすめの本である。
5 現在の私の状況
母親になってから約1カ月が経とうとしている。完全母乳育児を目指しているが、今はまだ混合育児をしている。毎日、約3時間おきにおっぱいを、20分程度あげて、その後にミルクを40ml足したり、足さなかったりということを繰り返している。
毎日寝不足で楽ではないが、最初の絶望感から比べたら、気持ちは落ち着いて授乳をちょっと楽しめている。深夜の授乳は眠たくてたまらない。けれど、小さい口を一生懸命に開けて、おっぱいに必死にしがみつく我が子の姿はたまらなく、愛おしい。
きっと母乳でもミルクでもこの愛おしさは変わらない。ここから完全母乳になるかどうかはわからないし、いつまで授乳が出来るかもわからない。永遠にできものではないから、娘と向き合える【授乳時間】を大切にしていきたい。