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推しと生きる意味などの雑談 9/2 日記
昨夜すぐ寝たいほど疲れていたのに眠れなかった。
首と肩と、手首が痛くて痛くて。
湿布をして横になるけれども、どの体勢でも痛い。いつもの枕なのに落ち着かない。そんな時にふといろんな不安が過って、このままで良いのだろうかとか、どうしようどうしようのループに陥って、4時近くなっていた。
6:30のアラームに起きられなくて、7:15までスヌーズ。完全に寝不足。はぁ。
ため息をつきながらプランクと腹筋。
朝は豆乳だけと思っていたけど、ヨーグルトの期限が危ういので食べてしまった。
ああ、12時間しか経ってないのに……でも食べ物を無駄にする方がキライだ。
パン屋さんに出勤すると、2階のキッチン横の事務所スペースで先輩がギターを持っていた。
音楽をやってるって本当だったんだ。
もう一人のキッチンの先輩とセッションしている。
とても素敵な曲を聴かせてもらえたので、作業の手を止めて手袋のまま拍手した。
そのまま学生時代好きで、いまも好きなアーティストの話で盛り上がる。同じシンガーソングライターが好きで、今日はずっと彼女の歌を聴いていた。
好きなアーティストの話をすると自然と青春時代の話になり、そしてなぜ今に至るのかを振り返る。
わたしは何度か紹介したように、推し俳優さんのために大学で上京し、何を成したいか、よりも、その人の応援のためにどうすればいいかを考えてきた。
先輩は「そこまで誰かのために生きられるって凄いよ。そのままでいいよ」と言ってくださったあとに「早いうちからそこまで熱中できる人に出会えるのは幸せなことだよ。わたしはないから、いろいろとフワフワしてる」と少し寂しそうに、けれど明るく笑った。
わたしは先輩の話を聞いて、青春時代からいろんなことを目指して行ったり来たりしながらでも進んでいる探検家のような生き方ができるのが羨ましい。
子どもの頃から推しのために生きてきたことは喜びしかないけれど、たまに、わたしの人生は彼がいなかったら何にもならないと虚無を感じる。
自分で働いて自分で生活してるのだからいいだろうと思う一方で、自分というものを何も持ってない。
彼のことを一番に想うこの気持ちがすべてなので、後悔はしてないけれど。(オタクはすぐ不安になる)
自分で何かを残そうと努力して生きる人に憧れる。
わたしは推しと言う遠くの星に手を伸ばして望遠鏡を覗き込んで、深く、狭く、長く見つめてる。
先輩はあてもなく、夜空の星々をグルッと見渡すのを楽しんでいる。
どっちが良いと言うこともない。
ただ、知っている星が同じと言うことは見上げてる空も同じなんだ。
でもずっと望遠鏡を持って覗いたままだと手が塞がってしまうから、たまには置いてみよう。
なんてことない会話にいろんなトリガーがあって、やっぱりパン屋さんは続けて行きたいと思った。
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うまくいかないけどご飯を食べると生きようと思える。