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子どもの一言がくれる、疲れた心へのご褒美
子育てをしていると「思い通りにならない」と感じることが本当に多い。
なんせ、相手は自分とは全然違う感性を持った人間なんだもの。
しかもその相手が、言葉が通じているようで、実は微妙に通じていない3歳児だったりするから、余計にややこしい。
もちろん、真摯に向き合おうと思ってはいるけれど、正直、適度に力を抜かないとやってられない。
とはいえ、そんな日々の中で、子どもの何気ない反応で「あ〜、なんだか私生きてて良かった」と思わされる瞬間もあるのだ。
昨日、クリスマスツリーを出した我が家。
(クリスマスツリーをどこに片付けたのかわからなくなり、1週間くらい探していました…)
娘は「わたしがやる!!!」と宣言し、真剣な顔でオーナメントを飾っていく。
「よしよし、楽しんでくれてる」と思って眺めていたら、飾り終わった瞬間「ママ、クリスマスごっこしよう!」と誘われた。
クリスマスごっこってなんだ?と思ったら、
「娘ちゃんがサンタさんで、ママがトナカイさんね」と役割発表。
えっまさかのプレゼント配る側なの?
しかもママはトナカイなんだ…と複雑な気持ちになっていると、娘サンタは先ほど飾ったばかりのオーナメントを一つずつ外し始めて、袋に詰め出した。
えっもしかして、そのオーナメントは配るプレゼント…?
「はい!トナカイさん行くよ!準備して。トナカイさん、シートベルトして。待って、娘ちゃんチャイルドシートまだ乗ってないから」
えっ、このソリにはチャイルドシートがあるんですか?
それとも空飛ぶ車か何か?(ハリポタか?)
「最初は赤い屋根のお家の子なの!このお家の子はね、プーさんが好きなんだよ」
と言いながら、満足げに家中の色んなところにオーナメントを配っていく娘サンタ。
いや楽しいならいいんだけどさ、さっき飾ったばかりなんだけど…な…。
そんな感じでひとしきり遊び終えると、私もクタクタ。
(オーナメントはママトナカイが全て回収しました)
よし、今日の晩ごはんは簡単にチーズフォンデュにするぞ!と決めた。
温野菜とウインナー、パンを用意して、あとは各自ご自由にどうぞスタイル。
楽ちんメニューだけど、娘は大喜び。
「最高!」とキラキラした目で言いながら、チーズをちょっとつけたブロッコリーを頬張っていた。
「クリスマスツリーを見ながらご飯食べるのって最高だよね!!」
その一言が、ママにとっては最高のご褒美だよ。
そんな風に言ってもらえるなら、いくらでもあなたのために頑張れちゃうよ。
あの声とあの笑顔をそのまま、一生心のアルバムにしまっておきたい。
不思議と力が湧いてくる魔法のことばだった。
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