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ポエムポエマーポエミスト
いつも、BTSジンくんへの愛だけを書き連ねている私が、いきなり詩集なんか書いたものだから、どうした?ポエマーか?となった人もいらっしゃるかもしれないので、ちょっとだけ詩について語らせてください。あ、タイトル意味ないです。
詩が好きです。
最初に「詩」と認識して出会ったのは、小学生の頃。
草野心平さんの「ケルルンクック」と言う詩でした。
そこにあるリズムと、「いぬのふぐり」と言う言葉がずっと頭の中にありました。
そして、道端に咲くいぬのふぐり(正確にはオオイヌノフグリ、外来種です。いぬのふぐりは在来種ですが滅多に見られないそうです)を見つけるたびに、あぁ春が来たんだなと、毎年毎年、思います。
そして、再び草野心平さんに出逢います。小学校高学年だったか中学生だったか記憶は定かではないのだけれど、「秋の夜の会話」と言う詩が、また教科書に載っていたと記憶しています。
引用したいのですが、著作権が無くなるのが、没後70年と聞いたので、まだ載せてはいけないかなと。
それがとても強烈に心に響いたんです。
冬眠を間近に控えた蛙の会話。
「ケルルンクック」も蛙でしたが、またも蛙ですよ、蛙。
鮮烈でした。
そして、その頃から気になると調べるって言うところがあったみたいで、学校の図書館で草野心平さんの本を探して読んでみたんです。
そこで、「冬眠」と言う詩に出逢います。
驚愕。
その一言に尽きると思います。
詩が持つ表現力。
詩って自由なんだ。
その自由さに驚き、そして強く惹かれ、詩集と呼ばれるものをたくさん読みました。
ぜひ、これを読んでくださってる方は一度検索してみてください。
草野心平さん、「ケルルンクック」「冬眠」「秋の夜の会話」。
他にも「春殖」「月の出と蛙」。
本当はここに書いて、詳細を語りたい…!
どうも私は、作家に固執して読むタイプみたいで、一度気にいると、その作家の本ばかり読みます。
言葉のリズム。
初めての作家さんの本を読む時、最初の数ページを読んでみて、自分のリズムとそこにある言葉のリズムが合うと感じる瞬間があります。
そうすると、その作家さんの本をもっと読みたいと思うようになるんです。
文学と呼ばれるものに興味が湧いたのが、詩から始まったせいかもしれません。
言葉のリズムって、すごく大切なんです。私にとって。
だから、俳句や川柳、短歌も好きです。
自分で書くときも、語呂はとても気をつけて書いているつもりです。
私が紡ぐリズムが、読んでくださってる方のリズムに合えばいいなと思います。
詩も、ジンくんへの愛を綴ったブログも。
今、マガジンとして纏めている詩は、ジンくんに、と言うか、推しに片思いをしている人達に向けて書いています。
普通の恋ではないですよね。相手が相手ですから。叶う確率なんてゼロに等しいんですから。
私はもう、リアコと言う年齢ではないので、「あの頃」を思い出しながら書いています。
その頃の私。
阿刀田高さんや星新一さん、筒井康隆さんの本と、銀色夏生さんの詩集を貪り読んでいた記憶。
ブラックユーモアと詩。
可笑しな取り合わせですね、我ながら。
茶色くなって色褪せてしまった本でも、読み返してみると言葉は今も輝いていて、忘れてしまいそうな小さな感情が心の底に蘇ります。
まるで、タイムマシンみたいに。
私の書いた言葉が、そんな風に誰かの心をくすぐることができたら幸せです。
大変に烏滸がましいですが。
ところで、「いぬのふぐり」。
私に、春の訪れを知らせてくれる、小さな小さな野の花。
語源を知ったあの頃の私は、よく意味がわからなかった。
意味がわかるようになったのはいつからだったか…。
気になったら、調べてみてください。