外国人受け入れ拡大へ/特定技能の国内受験対象者を拡大
昨年からスタートした新しい在留資格「特定技能」ですが、当初の期待を大きく下回り、受け入れが進んでいません。そこで今年4月から、国内で試験を受けることができる対象者の幅を広げることによって更なる受け入れを見込むとのこと。外国人雇用に関しての関心がまた上がるキッカケになりそうなニュースです。
今回は、「そもそも特定技能ってなに?」「よく聞く技能実習生との違いとは」という基本をざっくりまとめたいと思います。
◾️技能実習生と特定技能の違い
外国人の在留資格(ビザ)には多くの種類があり、用途に合わせて細かく分けれています。在留資格によって滞在期間や日本での就業可否、また働ける場所も決められています。
ここでは「技能実習」と「特定技能」に注目します。
【技能実習生の導入目的】 国際貢献
【特定技能(NEW)の導入目的】 人材不足解消
似たようなネーミングですが、目的は多く異なります。
技能実習生を多く受け入れている業界は慢性的な人材不足。そこで特定技能への移行を可能にすることによって「日本で育てた人材を特定技能によって更に長く日本に滞在してもらおう。」という狙いもあります。
しかし、特定技能の受け入れも、特定技能は海外での試験実施が進んでおらず今回は受験資格を緩和しよう。となりました。
◾️受験資格の何が緩和されたのか
これまで:短期滞在(目的/観光など 期間/最大180日) は取得NG
これから:短期滞在の取得OK
この緩和が今後どのように影響されるのか気になります。