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わたしのなまえ

わたしのなまえ、南 美桜。
文字を綴るときの筆名として、そしてまたラジオアプリspoonの配信者(サボり気味)として、Web上で息をしているわたしのなまえ。

あの井さんの【エッセイ】筆名の由来を拝読して、触発されて、私の名前の由来はこうですよ、という話をする回です。
( https://note.com/zarame_a/n/ndfe66d44f59d )


南 美桜 というのは、先述の通り、Web上で息をしているわたしのなまえであって、本名ではない。

Twitterを開設するタイミングでつけた名前は、5秒で姓名ともに決まった。
南 美桜という名前は、本名とは一字も被っていなくて、共通点は、ひらがな表記したときの文字数くらい。
そのうち変えるだろうなと思っていたのに、なんだかんだ気に入って、7月には みなみお なんてカワイイ呼び名までもらっちゃって、嬉しくなってそのままでいる。


南 美桜が生まれたのは、2019年11月21日の明け方。
音のない夜だった。

くそ真面目ちゃんな私こと山田花子(仮名)が、息苦しくなってTwitterを開設して、名前をつけて、初めて呟いたのが、短歌。

1Rぽっちの狭い世界ではロープを吊るすに足る場さえない / 南 美桜

Twitter開設の半年前くらいから、作歌はしていた。
そのアカウントはオタクをしている私であって、息苦しかった私の居場所ではなかった。

当時の全部を投げ捨てて、やりたいことやるためのアカウントを作った。
そのうえで、私ではない私(精神が分離しているわけではないけど)として、姓名のある名前がほしかった。
それで、南 美桜 という名前の、Web上の私が生まれた。


ただ、本名とは違う名前にしたかったくせに、この名前は、近しい血縁者には一瞬で私であることがバレると思う。

だって、南は母の旧姓、美桜は命名候補だった(と聞いた)名前だから。
だから、私は大事な名前を5秒で決められたし、身内のもとにピースが揃えば一瞬でバレるというわけなのです。


Web上で身バレなんざしたくない。でも、息苦しかった去年の私は、どこかで身内に気づかれたいと思っていたんだと思う。たぶん。

短歌を詠んでいることも、
小説を書いていることも、
ラジオ配信をしていることも、
新卒で就いた仕事を辞めたことも、
全部、ぜんぶ、いつか言える日が来たらいいなと、そのくらい自分の行いに自信を持てる日が来たらいいなと、ひっそり思っていたから、南 美桜なんて名前にして、ずっとそのままなんだと思う。


もしかしたら、私として戸籍があったかもしれない名前、南 美桜。

南 美桜が生まれて、もうすぐ1年が来る。
いつまでいるかわからない。
名前が変わるときがあるのかもしれない。
ふっと消えるときが来るのかもしれない。

でも、今のところ愛着もあるし、南 美桜として、息をし続けたいとは思っている。
気が向いたら、引き続き付き合ってやってください。

おわり


追伸
Safariからnoteへ直に書くと、改行が絶対2行になるの、私だけでしょうか。
毎度毎度、メモ帳に書き殴ってから貼り付けています…

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